今年の復活祭(イースター)を迎えるにあたり

はじめに

新型コロナウイルスへの感染が各地で広がっており、4月7日に緊急事態宣言が発令されました。世界での死者数は6日時点で7万人を超えています。亡くなられた方々とそのご家族に哀悼の意を表します。今も病と闘っている患者の皆様が一刻も早く快復できることをお祈りいたします。厳しい環境下で患者を支え続けている医療関係者をはじめとする皆様に心からの敬意と感謝を申し上げます。この辛い時期を乗り越え、再びみんなで集まり楽しく食事をしたり、笑い合える日が早く戻ってくることを心から願っております。

外出自粛の日々の中で

東京では不要不急の外出の自粛の要請が行われており、同様に世界の多くの都市でも外出自粛やテレワークなどが導入されており、生活スタイルに大きな変化が生じています。通勤のため外出を続けている場合も人との接触の機会が多く、感染への心配と背中合せです。

多くの方々がこの環境下で様々なストレスを感じていると思います。

私自身もここ数週間の都知事の不用意な発言などへの不満などが溜まっており、ついつい愚痴が増えてしまっています。しかし妻から「今この状況でグダグダ文句言っても意味ないでしょ?」と言われ反省しました。

現都知事への批判は来たる知事選のときに必要に応じて理路整然とすれば良いことだし、政策面で言えば結局は安倍政権がおこなう国政レベルの感染対策および経済対策がもっとも重要なので、今後詳細が出てくる政府の追加対策および中長期的な経済政策に関する分析・評価が大切ということになります。

未曾有の感染症の危機に対して、大規模かつ適切な医療および経済対策が必要です。私自身、今後も経済政策を中心に分析や論評をしていきたいと思っています。

少し違う視点から

しかし政治や経済といった話題ばかりをこの状況下で読むのもしんどいかと思いますので、今回はいつもとは違った視点からのコラムを書いてみます。

少し前に面白いツイートが流れてきました。

ダビンチの「最後の晩餐」が中央のイエスだけになっており、他の弟子たちはビデオ会議で参加しています。

“This year’s Easter Passover Seder” とあります。Easter はキリスト教の復活祭のことで、Passover Sederは辞書などにはセーデル・シェル・ペサハと訳されるのですが、聖書に使われている訳語の過越(すぎこし)祭のほうがわかりやすいかもしれません。意訳すると「今年の過越祭の晩餐」でしょうか。ちなみにユダヤ暦に基づいている過越祭が行われる日は毎年変わり、今年は4月9日になります。

コロナの影響で集会を自粛して晩餐もビデオ形式になってしまい食卓がすっかり寂しくなってしまった様子が描かれています。

復活祭や最後の晩餐って?

最近では東京ディズニーランドでも「イースターイベント」をおこなっており、認知度も以前よりは上がってきたかもしれませんが、まだまだ知られていない「復活祭」とはなんでしょうか?

復活祭はイエス・キリストが十字架につけられ死んでから3日後に復活したことを祝うキリスト教最大のお祭りです。宗教的な意味では生誕を祝うクリスマスより「復活」の方がはるかに重要といえるでしょう。今年は4月12日の日曜日が復活祭にあたります。

復活祭の由来はユダヤ教の過越祭と密接に関連しています。聖書で語られるイエスの復活までの経緯をドキュメント形式で描いてみましょう。