限りなく専業に近い兼業主夫になる件

2020年04月09日 11:30

「保育園閉じた、ニッポン死ぬぞ」

全然緊急じゃない緊急事態宣言。なんせ、路頭に迷う人を少しでも減らさなくてはならない。「自粛の要請」が「自爆の要請」になってはいけない。国や自治体にはわかりやすく、使いやすいサポート策を期待する。

さて、私の身の回りにも変化があり。勤務先の大学は教員は原則在宅勤務(研究・教育上必要不可欠な場合のみ出勤可)、スタッフはて10:30~16:00の短時間勤務となり、在宅と出勤の2体制の交代勤務となった。

そして予想はしていたが、いや思ったより遅かったくらいだが、保育園の臨時休園のお知らせが。来週月曜日からGW明けまで。まぁ、しょうがない。

実はこうなる前にもドラマがあり。公になっているので書くが。近隣の保育園で保育士さんのコロナ感染が発覚(区も公表している)。その保育園から4月1日付でやってきた保育士さんがウチの園におり。その関係で園の関係者は全員検査。大丈夫でほっとしたのだが。緊急事態宣言を前に、これは休園もあるなと覚悟はしていた。

僕たちは育児のモヤモヤをもっと語っていいと思う

この本や、関連したインタビューでも触れたが・・・。もともと約3年前から兼業主夫として生きている。家では「仲居さん」あるいは「お手伝い猫型ロボットのバニラちゃん」として振る舞っている。何かミスをすると「すみません、すみません」と頭を下げる。妻は「真人間」そのものだ。弱点がない。まるで完璧超人のネプチューンマンと生きているかのようである。46歳になったのに、私は自分の存在が何なのかさえわからず震える日々である。

9~18時まで在宅ワークの妻を支えるため、来週から限りなく専業に近い兼業主夫になることにした。いや、大学の仕事には穴をあけないようにする。ただ、夫婦で在宅勤務で娘を育てるために、私が育児、家事を多めにやる、と。

電話やチャットなどは対応が遅れる(申し訳ない)。お待たせしている原稿に決着をつけていく予定だったのだが・・・。こうして信頼の貯金は残高が少なくなっていく。なんとか早朝と深夜を活用し、原稿は書き。ウェブ会議はサボらずに参加する。あ、とはいえ、スポットの原稿や、ラジオの仕事は大歓迎。ぜひ。ウェブセミナーも。

・・・やめろよ、仕事できないとか、それくらい両立しろとか罵倒するの。あと、この記事でも触れたが、テレワークはむしろワーク・ライフ・バランスを阻害することもあるんだからな。そういうスゴ親前提の日経DUAL的な論調、言説は苦手。現実をみよう。毎日が修羅場・土壇場・正念場。美談化しちゃいけない。

こうして、オワコン化が進んでいくが、頑張る。耐える。

私が幼い頃と同じように娘がレゴに興味を持ってくれて。さらには、音楽や現代アートにも興味をもってくれて嬉しい。そして、私の料理はますます上手になっている。

なんとか支え合っていきる。

政治家は危機感を煽ってばかりではいけない。そして、政治家に対して危機感を抱くような世の中になってしまっていないか。安心感をいかにつくりだすか。それが大事。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2020年4月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部准教授

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