今週のつぶやき:トランプ大統領から中国へ新たな挑戦状

2020年04月18日 14:00

時間をどう過ごすか悩んでいる方も多いと思います。私が感じるのは日本を含め、アジアは楽しすぎることでしょうか?様々なエンタテイメントや刺激が昼夜を問わず提供されている点です。当地に移住した多くの香港の若者がバンクーバーを「つまんない街」といって香港に帰って行ったことが改めて思い出されます。ではその楽しみがなくなった今、どうしたら楽しいことができるのか、提供されるサービスではなく自分で見出すという新しい環境にいるとしたら切り口も変わりますかね?

では今週のつぶやきです。

新しい世界への期待と淘汰

アメリカ、日本とも株価はおおむね半値戻しを達成しています。全体の下落幅に対し下げ幅の半分まで上げることを言います。日経平均は週明け早々にも2万円回復になる公算は高いと思いますが、達成感からその後は足踏みをするかもしれません。戻り足はやや早すぎると思います。

ただ、アメリカからはこれでもか、と明るいニュースが聞こえてきて企業決算や中国のGDPは見えないふりとなっているのは過去は過去、これからどの分野に可能性があるのかを探っているようにも見えます。

アマゾン、ネットフリックスのように在宅がビジネスにつながる分野や新薬関係は確かに面白いと思います。「ズーム」は確かにタイミングが良く一種のブームになっていますが、スカイプがそうだったように果たしてどこまで日常生活に入り込めるかやや疑問視しています。この2日間だけで5時間も使いましたが、画面は画面を超えられないという気がしてきました。

何度も言いますが、今回は人々の常識観を変えるほどの激変期なので企業がそれに合わせ、先取りできるかが今後の成長と衰退の仕分けをするとみています。書籍のオンライン化も進んでいます。しかし、雑誌程度ならいいけれど本をオンラインでは読みにくいのはタブレットが曲がらないし、ページを折り曲げられないし、ビジュアルを通した完読感が出にくいからだろうと思います。(私は本は使い潰すものだと思っているので折り曲げだらけです。)

静かな中国

中国の1-3月のGDPはマイナス6.8%で1976年の文化大革命終了時の混乱以来だそうです。ただ、先日のIMFの予想では通年ではプラス1.2%成長の予想です。個人的な予想は4-6月がマイナス1-2%ぐらいまで戻し、年後半で大きく盛り返すのではないかとみています。新型肺炎が始まった頃に私は年間3%成長ぐらいの成長で着地するのではないかと予想しましたが今でもそれは変えていません。(それぐらいこの国は恣意的だという意味です。)

トランプ大統領からは新たなる挑戦状が送り付けられています。WHOには中国寄りだったことへの報復で資金拠出を停止しました。また今回のウィルスが武漢のそばの「武漢市疾病予防センター」の研究所がその発生源ではないかとみて徹底調査するとしています。このあたりはトランプ大統領が最も得意とする分野でしょう。

Gage Skidmore / flickr、Wikipedia

私は素人ですので直感でしか申し上げられないのですが、今回のウィルスは何か変な気がするのです。感染の広がり方や感染地のばらつきなどについていろいろ説明はありますが、どれも専門家の後講釈に聞こえるのです。そして中国指導部が静まり返っているは単に全人代が延期になっているからでしょうか?これが本当に人為的に作られたウィルスで武漢の研究所から漏れ出したとすれば政権が崩壊するほどの事態になりかねません。何が事実なのでしょうか?

オンライン授業は本当に効果が上がるか?

小学生から大学生まで突如オンライン授業に切り替わってしまい、教える方も教わる方も見よう見まねではないかと思います。ノートパソコンが使いやすいと思いますが、今時、スマホしかもっていない人も多いのです。突然、何時間も画面の前に座って講義を聞かねばならないとなるとスマホやタブレットなんかでは授業が頭に入ってきません。事実、アメリカではパソコンが爆発的に売れているそうです。日本では部品が中国から入らなくて生産が追いついていないという報道もありました。

アメリカの小学校のオンライン学習(K.W. Barrett/flickr)

ではやむを得ずオンラインになったこの授業、果たして効果はあるのでしょうか?一時的ならばやむを得ないと思いますが、数カ月に及ぶならば学習効果は3割から5割ぐらい落ちるとみています。理由は競争効果や刺激が劣るからです。

私どもがオンライン学習塾をやっているのは家で一人でやるのと塾に来るのではモチベーションがまるで違うことと誰かに見られている、そして集中しなくてはいけないという緊張感がより学習効果を上げるのだと考えています。学者のようにセルフドライブできる強いマインドを持つ人は世の中せいぜい1割か2割ぐらいです。それぐらい個人の精神力は薄弱であります。

例えばG7など国際会議でもオンラインで行っていますがめぼしい効果やステートメントが出てこないのはオンラインではまとめきれないのです。そこに交渉相手がいてガチンコ勝負するから双方が緊張感をもって一定の成果をあげようとするのです。その点からすればオンラインは万能のようで万能ではなく、我々人間は機械と同化しているわけではないともいえないでしょうか?

後記

バンクーバーで規制が長く続く中で、規制が解除されたら一番先に行きたいところはどこかと問われれば美容室で髪を切りたいこと、パブでパイントビールをグィと飲むこと、日本の書店で思いっきり欲しい本を買うことが三大欲求です。我慢していると夢がすごく小さくなり普段やっていたことへの回顧が一番大きくなるというのも今回の発見であります。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2020年4月18日の記事より転載させていただきました。

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