地域独自の影響もわかる?新型コロナ感染拡大で市民アンケート開始

私の地元である千葉県佐倉市で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を知るために、オンラインアンケートを開始しました。

アンケート自体は、佐倉市の在住、在勤のかたを中心に原則実施していますが、アゴラで全国の皆様にご案内させていただいたのは、他地域の地方議員やNPO等の支援団体の皆さまのご参考になれば、と考えたからです。

プラットフォームは、「Googleフォーム」を利用しています。設計の自由度は高くありませんが、情報取得という観点でいえば、機能的には十分でしょう。

アンケートフォームはこちら

アンケート実施の背景

いうまでもなく、当該疾病の蔓延は佐倉市民のみならず、国民の皆さまの生活に重篤な影響を及ぼしています。

私も、自治会関係者や近隣住民の方々、知人、友人、親族などできる限り多様な属性の市民の皆さまから現状のヒアリングをし、可能な限り対応しておりますが、自分の周辺にいる方々は属性やおかれている環境が近い等、網羅性という意味では限界がございます。

他方、各種メディアの報道では、外出制限による家庭内暴力の激化や、収入を断たれた方が家賃すら支払えない等、危機的状況が毎日報告されています。

もちろん、市議会議員1人ができることはごく限られていますし、行政ができることにも限界はあります。

他方、市民の方々が相談する場がない、あるいはわからない、という状況では、「緊急で支援が必要であるにもかかわらず届いていない人」に対し、情報・支援を届けることができないのもまた事実です。

加えて、例えば佐倉市でいえば、東京のベッドタウンという側面や、農業が盛んであるという側面等、住環境としても「固有の特徴」があります。基礎自治体という粒度でアンケートをとれば、個別対応はできないかもしれませんが、「その市独自の課題」があぶりだされるかもしれません。

行政が直接実施するよう提案することも考えましたが、スピード感を優先しアンケート実施主体は市議会議員である私といたしました。市議会議員が市民の代表である以上、市民の皆さまの声を行政に届ける努力をするのは、重要な仕事です。

以上が、本アンケートを実施する決定をした背景です。結果や分析についてはこの場でもご報告したいと思います。

ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。