リモート授業で露見…学校は託児所だった

2020年04月26日 14:00

学校に通えなくなって、2か月が経とうとしています。当初こそドタバタだったものの、職員室は平穏そのもの、というか人影はまばらです。一部の管理職と学校運営の中心的な教員を除けば、自宅待機で手持無沙汰な状態になってしまっていることでしょう。

さて、そんな中で学校はなんとか存在意義を出そうと、遠隔(リモート)授業をやったり、課題(宿題)を出したり、電話を掛けたり、場合によっては家庭訪問をしたりといろいろ頭をひねっています。

実際、遠隔授業の動画を見ると、素人同然の先生がカメラに向かって講義しても、実に残念なことになっているのは、みなさんのご存じのとおりです。

結局、明らかになったのは、学校は勉強を教えるところではなく、託児所だったという事実です。

遠隔授業なら、予備校や教育企業、Eテレのほうがはるかに、興味を掻き立て、わかりやすい授業を展開しています。

親御さんたちにとっては、子供を預かってくれてこその学校でしたが、学校関係者は自分たちこそが子供たちに「生きる力」を与えるのだと勘違いして、迷走に迷走を重ねた教育行政の結果が、現在の若者の勉強離れでしょう。

これからの学校は、安全で楽しい託児所だという保護者の方のニーズを目指すべきです。子供が家にいないという時間を作ることこそが、学校の第一義的な役割でしょう。

この災いが、今一度、学校の役割を定義しなおす機会になることを願っています。学校の先生の給与が無駄になりませんように。

中沢 良平

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中沢 良平
元教員、ギジュツ系個人事業主

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