9月入学大賛成!ダメ母の個人的意見

2020年04月29日 16:00

ここにきて「9月入学」という議論が急浮上していますが、私の個人的意見としては大賛成!です。
自分の子供たちの進学という乏しい体験なのですが、ここ最近その体験から発見した驚き、そして9月入学を賛成したい個人的理由を書きたいと思います。

Ed Brambley/flickr

実はうちの息子、突然「国連職員になりたい」と言いだし、エスカレーターで上がれた大学も、受験した大学も蹴ってしまい、9月から米国の大学に入学することになったのです。(コロナ危機で1月に伸びそうですが)

今年の2月から降ってわいたような我が家の個人的騒動で、この子供の進学に全く興味がなかったダメ母の私も、
主に学費の資金繰りの理由から色々調べることとなったんです。そして仰天しました。米国の大学のカリキュラムや設備の豊富さと国際交流の現実をです。

しかも米国の大学って簡単に入学が決まるんですね!
高校の評定平均を学校のレベルにあわせて得点化し、あとは英語テストの実力で合否が決まる…こんな感じ。息子は評定は全然よくないですが、なぜか英語だけはできるのであっさり合格してました。

日本の大学みたいに学部で縛られていないので、自分の好きなものを専攻できる。
息子は国際研究をメインに据えながら、音楽も専攻できると喜んでいます。
しかもですね米国の大学は入学した大学の単位数を持って、他大学に移ることが簡単なのだそうです。

ですから入学した時は志望校落ちちゃったけど、頑張って勉強して志望校に移って好きな研究ができた!
なんていうDream Come Trueが容易に実現できるのだそうです。

なによりも驚いたのは留学生が豊富なこと。寮生活も色んな人種の人がいて実に楽しそうですが、この大学の交換留学制度は「来た数だけ受け入れる」とお互いの国で協定を結んでいるため、なんとですね追加の学費なしで、1年間どこでも行きたい国に留学に行けるんだそうなんですよ!

日本の大学はアジア人留学生は多いですけど、ヨーロッパからあまり来てないですよね。
ところがこの大学はヨーロッパからの留学生も多いので、フランスでも、ドイツでも、オランダでも、どこでも好きな国の大学に1年間留学できるっていうんですよ!母は何よりも「追加学費なし!」に、息子は「ヨーロッパも行ける!」と目が輝いた次第です。

これは上の娘を日本の大学に入れた私の経験からするとホンマにすごい!と思います。
最近の国内の大学で多いと思いますが、うちの娘の大学も(学部による)1年留学マストです。

で、ですよ腹が立つのは、学費に年間150万もふんだくられ、その上、留学費が200万もとられるんですよ!
年間350万ですよ!日本の母校の大学に行かないのになんで学費が丸っととられるのか?

しかもですよ、留学先の大学のカリキュラムにあわせるので、2年生の8月から3年生の7月までという、実に中途半端な期間留学するんです。(だから学費は1年分きっちり取られるのか?)これ9月入学にあわせた方が、日本の大学生ももっと交換留学しやすいと思います。行くだけじゃなく「来て貰いやすくする」っていうことが、国際交流には重要なんだ!と思います。

最初は、あまりの学費の高さから躊躇してましたが、今ではカリキュラムの豊富さから「家売ってでも行かせたい!」と思い、腹くくってどでかい借金をする所存です。ギャンブラーなので借金には耐性がありますしね!(笑)

しかしですね、日本の高校って進学相談で海外の大学の話なんて殆ど出てこなくないですか?
うちの娘と息子の学校だけかもしれませんが、「模試」と「偏差値」の話ばかりで、海外の大学なんて全く思ってもいなかったし、遠い話しだと思っていました。

でもこれ9月入学にあわせたら、もっと海外の大学も選択肢として広がってくるんじゃないでしょうか?
うちは何の準備もせず急に進学することになり、高い学費を用意する羽目になりましたが、色々調べて行くと奨学金を貰えたり、優秀な学生だと学費免除だったりと制度は色々あるみたいなんですよね。
もっときっちり準備すればよかった~と思いました。

進路指導で海外留学を視野に入れている学校もあると思いますが、まだ少数ではないかな?と推察します。
何よりも、4月入学と9月入学とずれているのはやりにくいですよね。

日本でも何度も9月入学は検討されてきて挫折しています。
これが絶好のチャンスじゃないでしょうか?

「しっかり準備して」とかって言いますけど、だって、散々検討したって今年の入試改革ボツったんですよ。
長くダラダラ話し合ったってロクなことが決まらない、何の準備もできない…という現状を鑑みたら、この勢いで、大ナタふるって変えてしまう!っていうのもありじゃないですか?

時間があれば、よいプランが決まるってものでもないですよ。
むしろ時間が無いから、集中して進む!ってこともあるはず。

そして9月入学に決めちゃって、今回のような有事に備えてオンライン授業の整備も進める!っていうのはどうでしょう?「9月入学か?」「オンライン整備か?」という議論がありますが、「どっちもやる!」んです

いずれにせよ今後必要になるのだから、このチャンスにやっちゃえば良いのではないでしょうか。

出来ない理由を探してたらいくらでも出てきますけど、やろうと思ったらできることも沢山あるはず。
予算さえガツンと出してくれたら、実現可能じゃないですか?
ガツンとですよ!ガツンと!ちょぼちょぼじゃ絶対だめだと思います。

中国、ロシア、アメリカという大国に挟まれ、この国が生き残り、平和を維持していくためには、国際感覚を養い交渉力を磨いていくことは不可欠です。そのために子供達にも国際交流を経験させ、教育していく必要があるはずです。

繰り返しになりますが、留学の制度を充実させるには行きやすくなるだけでなく「来やすく」なることも重要です。そうすれば様々な理由で海外留学を断念したって、母校で国際交流ができるんですから。

教育の専門家でもなんでもありませんが、二人の子供の留学を目前に控えた母親の経験から、9月入学は大賛成です!コロナで唯一といっていい位まともな議論が出てきたと思います。是非、実現して欲しいです。

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田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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