矢部さん公開説教!結婚で人は変われるか?

2020年05月02日 16:00

4/23日の深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」で、岡村隆史さんが
「コロナが明けたらなかなかの可愛い人が、美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。
お金を稼がないと苦しいですから。今はお金を貯めて踏ん張りましょう。」
といった発言があり大炎上しました。

岡村隆史のオールナイトニッポン公式ツイッターより:編集部

それはそうですよね・・・
誇りを持って風俗嬢をやっている人だっているし、逆に貧困などの問題で、やむにやまれず風俗嬢になった人もいる。

そもそもいい年したおっさんが「可愛い人」「美人」とかそんなことでまだ女性を選別しているのかと、うんざりする気持ちになります。

女性は容姿による差別で傷つけられたり、苦しんだり、悩んだりした経験のある人多いんですよ。
そういった女性の気持ちに配慮がない発言を公共の電波にのせてしまったと思います。

そして、この大炎上事件の後、相方の矢部浩之さんが翌週の4/30同ラジオ番組で「公開説教」をしました。

矢部浩之の公開説教カットなし全文&内容まとめ!岡村隆史の謝罪や反応は?(yumeblo)

日本テレビ「ぐるナイ」公式ツイッターより:編集部

この公開説教はおおむね好意的で矢部さんのコンビ愛を賞賛する声が多くあります。
私も「矢部さんすごいなぁ~。一歩間違えたら嫌な奴と言われかねないリスクを背負って相方の窮地を救った!」と思います。

ただ一部に「女性は、男性に何かを教えたり、成長させる道具ではない」といった批判もあるようなんですが、恋愛や結婚で変われる人は、そもそも恋愛や結婚じゃなくても自分を変えられる人なんですよね~。

矢部さんは「結婚して女性の凄さがわかった。子供も授かってよりどんどん女性へのリスペクトが増していった。」とあり、矢部自身はご結婚されて価値観が変わられたようで、岡村さんにも「今誰か親しい女性がいるなら前に進めてみるか、ダメなら解放してあげたら?」と、一歩踏み込んだ関係になることをお勧めしているようです。

しかしですね~この「人は結婚したら変わるだろう」幻想はまさにギャンブルです。
私が思うに、変われる人、もしくはより良い結婚生活にしようと努力できる人というのは、それまでの人生で様々な経験を積み、そもそも自分を変えることの重要性を学んできている人だと思うんですね。

言い方を変えれば「変えられるのは自分だけで、相手は変えられない」ということが理解できる人ですね。

そういう人が「結婚で人はますます成長できる。」と実に前向きな発言をするため、
「結婚によって、一人の大人としての自覚が生まれ、家族を持つことで思いやりの心や責任感が強化される。」という謎の風説がまことしやかに蔓延していくんですよね。

「俺は(私は)絶対悪くない。悪いのはあいつだ!」と、上手くいかないことは全部周りのせいと思っている人はこの世に沢山いて、そういう人は結婚しても、相手をリスペクトなんかしないし、思いやりなどもたないし、自分勝手な行動を改めることなどありません。

そういう気持ちがどんどん強まると「みんななんでわかってくれないんだ!」と、苦しくなっていって、依存症を発症したり、依存症が悪化したりするケースもありますが、この場合も結婚したからと言って治るわけではありません。

ギャンブラーの妻たちは、ギャンブル好きの彼氏に不安を持ちつつも、「結婚したら変わるはず」「子供ができたら変わるはず」と一縷の望みにかけ、結婚と言うギャンブルに踏み切りますが、大抵の場合変わらないです。

我々なんぞ、奥さんは借金生活に追われ、共働きで子供の面倒もみてあくせくしてるのに、ご主人は家では何もせず、休みの日はパチンコに行ってしまう・・・こんなご夫婦の相談ばかり受けています。

そして世の中はこういう夫を何とかしよう!として、奥さんに「本人にストレスをかけないように」「優しい声かけをしてあげろ」「部屋を綺麗に」「料理を上手に」と益々プレッシャーをかけるので、始末におえません。

信じられない位我慢強い奥さんはますます我慢強く、信じられない位勝手な行動をする夫はますます勝手になります。
そりゃそうですよね・・・

こういう場合は、さっさと夫に見切りをつけて、極力外部の子育て支援を利用し、夫のことは夫に借金も含めて自分で全部やらせた方がずっと上手くいくのです。
夫は、自分の責任を自分で引き受けたら、早々に潰れますから、「自分が変わるしかない」となる訳ですよ。
だって、アイロンのかかったワイシャツがなかったら会社に行けないんですから!

大事なのは「結婚」という形式ではなく、人との付き合いの中、人生を生きて行く中で、どう自分に向き合ってきたかってことなんですよね。
だからもし今回の矢部さんの公開説教を言葉通りに受け取り、岡村さんが女性にリスペクトがない人であるならば、結婚したからといって急に、女性をリスペクトする気持ちなんか生まれないと思います。

チャンスがあるとすれば、この大ピンチにどれだけ真摯に向き合い行動できるか?だと思いますね。
社会的に苦しい立場にある人たちの問題に関心を寄せて見るとか、矢部さんの提案にあるように「ありがとう」と感謝の言葉を口にする、人間関係の面倒なことを人に押し付けず自分のことは自分でやる、そして何よりも「こんな自分はもう嫌だ!変わりたい!」と心から思えることじゃないでしょうか。

岡村さん、人はいくつからでも変われます!
陰ながら、応援致しております。

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田中 紀子
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」代表

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