テラハラ問題も、ワイドショーおバカも、こうすれば被害者を生まなくて済む

永江 一石

わたしが主催しています「21世紀を生き残るための「永江 虎の穴塾」では、5月からの塾生を募集しています。コロナ禍の間、希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。

テラスハウスに出演していた木村花さんの自殺で、ネット上は凄惨な誹謗中傷や嫌がらせに対しての怒りが渦巻いている。自分もそこそこフォロワーが多いので嫌がらせはあるけれど、Twitterではフィルターをオンにすると

となって、無意味な罵詈雑言はほとんど届かないし、disり専用のアカウントとかアイコンがないのも表示されない。たまに出てくる場合もあるが、最初から罵詈雑言の場合はためらわずブロック。反論と罵詈雑言は違うので、反論には割と丁寧に答えているつもり。

花さんとても可哀想なことをした。よってたかって刺すような誹謗中傷を繰り返した奴らは人間のクズだと思うし、とうてい許せるものではない。しかし、これには根本的な問題があると思うのです。

テレビのバラエティ番組を現実と誤認するバカの存在

です。

「テラハは全部自分が書いてる」と放送作家告白したとの証言

フジテレビは台本は一切ないと言っておりますがこれは嘘。中の人に聞いたことある。w 中のストーリーと現実はだいぶん異なっております。この件についての取材はお断りします。w
実際、いかに冒頭で「台本ありません」と言ってても、台本ないわけないだろ。
しかし、これを現実と誤解するのは日本だけではない。

海外でも30名以上が自殺 木村花を追い詰めた「リアリティショー」番組作りに問題はなかったのか

世界中に同様のバカはたくさんいる模様・・・・。

しかし、だ。同様に

ちゃんと「バラエティ」と書いているワイドショーをニュースと誤解しているやつも世の中にはたくさんいて、その被害者がコロナ脳です。
Twitterでは

あなたたちはコロナの恐ろしさをしらないの
もっとテレビを見なさい!!

と、おばちゃんに叱られてフォロワーさんたちと一緒に卒倒したことがある。

ワイドショーに限らず、どのテレビも地上局は放送作家が台本を書き、それに沿って進行している。それに従わない人は使ってもらえません。つまりワイドショーはUFOとか超能力とかと同じレベルです。

アベマプライムにでたことがあるが、あれは進行表だけあって台本はほぼ無かった。そのせいで進行が30分か40分伸びてグタグタになっていたが、テレビ朝日のプロデューサーは「地上局じゃないから許されます」と言っておった。つまり地上局のワイドショーは時間がぴったり決まっているので台本無しには進行できないのだ。

もちろん討論番組などは台本に基本の展開が書いてあって「ここからは××について意見を」みたいなのもあると思うが、それでもちゃんと台本はあるのです。

現実とバラエティを区別できないバカには総務省の指導が必要

これを解消するには、総務省の指導が有効です。
番組の冒頭に

この番組は台本に従って進行しています

を義務づければ良い。それだけです。それでもまだ「死ね」とか書き込みするヤツには周囲が「お前、演技している相手に何をいってんだ」と突っ込むことができる。それでもdisるならバカが確定いるだけの話。
海外のリアリティ番組もそれを現実と勘違いする奴がたくさんいるから自殺者が出るだけ。

そして、フジテレビのように断固として「台本はありません」というのであれば、今回のような事があった場合、総務省が出演者に聴き取りをして、それが嘘だと分かれば放送免許を剥奪すればよい。それだけで終わると思うから総務省に期待したいです。あまりにも被害者が多すぎます。

最近、ストレスたまって粉モンが食べたくなったのこれにキャベツたくさんいれてお好み焼きつくりました。糖質90%オフですが、普通に騙されて食べられます。ww 今度ブログに書く


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年5月25日の記事より転載させていただきました。