【独自】堀江氏、都知事選不出馬か…港区長選、ホリエモン新党“想定内”の惨敗

2020年06月08日 06:02

現職、新人合わせて5人の争いとなった東京都港区長選は7日、投開票が行われ、5期目を目指した現職の武井雅昭氏(67)が6割を超える得票率で4新人を圧倒し、早々と再選を決めた。

一方、NHKから国民を守る党代表の立花孝志氏が、都知事選に向けて旗揚げした政治団体「ホリエモン新党」公認の柏井茂達氏(36)は、得票率5%の3297票で、最下位に沈んだ。

開票速報(得票順):港区選挙管理委員会

立花氏はこの日深夜、YouTubeを更新。数字の上では、ホリエモン新党にとって厳しい初陣となったが、数日前に堀江貴文氏に「どれくらい取れるか」と尋ねられた際に、得票率5〜10%の見通しを示していたといい、立花氏は「終わったことは終わったこととして次へとつなげていきたい。急にボーンと選挙で票が取れるわけがない」「5%取れたことは御の字」と述べるなど、“想定内”の結果だったと強調していた。

しかし、複数の政界関係者によると、堀江氏が都知事選に出馬する可能性が極めて低い見通しとなっている。この動きは港区長選の結果が出る前から強まっていたようで、今回の結果が決定打になる可能性がある。

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もともと堀江氏の出馬情報は、5月20日にスポーツ報知がスクープ報道したのがきっかけ。小池氏以外では初のビッグネームの名前が浮上したことで、政界以外でも注目を集め、ライブドア時代の元部下の田端信太郎氏は即座にYouTubeに第1号の「応援演説」を投稿するなどネットで話題になった。

しかし、この報知の情報源の一つは、立花氏が自ら動画の中で自分のことだと認めていたように、どちらかといえば立花氏サイドの意向が強く反映された報道だった。

一方、肝心の堀江氏は都知事選に合わせて新刊『東京改造計画』は出版したものの、自らの出馬の可能性についてはこの間、否定も肯定もしないまま、都知事選の告示日まで残り10日を迎えている。

報知の記事にある「別の親しい関係者」は立花氏とは別の人物とみられるが、堀江氏の心境として「小池氏に対立候補がいない状況をかなり危惧している」と述べていた選挙情勢も、報道からの3週間で変化が生じている。

まずは過去2回、次点の宇都宮健児氏が5月27日に出馬を表明し、ここまでに立憲君主、共産、社民の推薦を受けることが決定した。宇都宮氏は2016年知事選に際しては、野党陣営が鳥越俊太郎氏擁立に舵を切ったため、立候補断念に追い込まれたが、2012、14年の知事選では90万票台を集めた実績があり、小池氏以外で初めて名乗りをあげた有力候補となった。

さらに熊本県副知事の小野泰輔氏も出馬を表明し、日本維新の会がきのう7日、推薦を出す方向で内定した。小池氏に反発している都議会自民党の動向が、党本部の小池氏支援の方針に従うのか流動的だが、少なくとも堀江氏にとっては小池氏との1対1の“有力候補”対決の構図に持ち込める情勢ではなくなっている。

このあと、堀江氏が最終的にどう判断を下すのか、その動向が選挙戦の行方や話題性を左右するだけに注目される。

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長

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