小池知事1期最後の本会議終了、学歴問題決議提案を単独敢行!

2020年06月10日 21:01

先ほど小池百合子知事一期最後となる令和2年度第2回定例会が終わりました。
小池知事最後の本会議の花を飾り、都民ファースト会派ら「知事与党」拍手喝采のもと意気揚々と出馬表明される最後の本会議であったにも関わらず、20分遅れの開会となりました。

▲MXTVが、我が葛西臨海水族園動画で待機の様子

なぜなら、本来、他会派とともに提案する予定であった「小池知事のカイロ大学卒業証書・卒業証明書の提出に関する決議(案)」が諸事情?によりお姐一人で敢行したからです。

小池氏出馬表明、11日以降 都議会自民、学歴で決議案―知事選(時事通信)

「しかし9日、小池氏と対立する都議会自民党が、小池氏に学歴詐称の疑いがあるとして、カイロ大の卒業証書の提出などを求める決議案を提出。10日の本会議での採決で否決される見込みだが、関係者によると、これに小池氏が反発し表明を見送ったとみられる。」

おそらく、自民党会派が取り下げれば、この決議案は上程することもなく流れると読んでいたとは思いますが、どっこい、都議会にはお姐がおります。絶対にあきらめない。無事、決議が上程されると運びとあいなりました。
本定例会を振り返り、恒例の談話をまとめましたので、ぜひ楽しくお読み下さい。

コロナ対策は遅きに失したと断言します

本定例会は、年明け以来、新型コロナウイルス感染症が全世界で蔓延拡大する中の開催となりました。知事は、オリパラ延期が明らかになった3月23日、突如として「ロックダウン」「オーバーシュート」、やおら2日後には「感染爆発の重大局面」と言い放ち、都民はスーパーに殺到。しかし3月30日記者会見では「緊急事態宣言は国家の判断」と明言を避けました。この一カ月のロスは非常に大きく、感染者急増、都立病院における院内感染、医療現場が崩壊危機になったことを鑑み、何に忖度したのかは不明ですが、遅きに失したと断言致します。

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国難の中、小池知事自己PRに広告費血税6億円?!

この遅れを取り戻すがごとく、小池知事が頻繁に登場する広告費は、23種類のCM作成、受注は電通、博報堂、ADKマーケティングソリューションズと、総額6億4千万。大阪では大阪城ライトアップ600万円すら倹約し広告費はかけず、北海道はゴールデンウィーク中だけ1千万円ということで、いかに都が破格の広告を打ったかがわかります。

2期目の都知事選が目前に迫る中、GRPも確認することなく早々と6億も投入し、感染拡大防止協力金支給は遅れに送れていては、都民も納得出来ますまい。コロナ禍にあえぐ都民のために1円でも節約しようと考えるのが当然なのに、選挙前に自らの宣伝、広告業界へのバラマキではないかと批判されるような巨額をどのような神経で、なぜ拠出できたのか、私は未だに理解できずにおります。

変質した“東京大改革”

改めまして、後手に回った都知事の対応に申し訳ない思いを込めて新型コロナウイルスにより亡くなられた方のご冥福とご遺族へ心よりお悔やみを申し上げるとともに、感染者全ての一日も早いご快癒と、最前線でウイルスに向き合い社会防衛と生命、健康の維持に取り組まれておられる医療従事者と社会機能の維持に日夜、取り組まれておられる官民全てのみなさまに感謝を申し上げます。

現在、期間を早めて国の緊急事態宣言が東京を含む全国で解除されたものの、都内におきましては、6月2日に東京アラートが発動され、引き続き感染の警戒と社会・経済活動の自粛が求められる状況が続いております。今夏に開催が準備されていたオリンピック・パラリンピック競技大会は3月24日に1年程度の延期が決定しましたが、パンデミックの終息の見通しが立たない中、来夏の開催は予断を許さない状況にあります。

このような下で、5月27日の本会議においては小池百合子知事による一期目最後の所信表明演説が行われました。知事は4年前の就任直後には、

「都民が決める。都民と進める。これが私の目指す都政の姿であります。常に都民ファーストで、透明性を高め、皆様の理解を得ながら『都民の、都民による、都民のための都政』を行ってまいります 」

と高らかに掲げ、東京大改革の推進を表明されていましたが、4年を経るまでもなく東京大改革は大きく変質し、この所信表明においてはコロナ対策に紙幅を割きながらそれ以外は、個別事業の説明、要するに旧来と変わらない既得権者へのバラマキに終始しました。4年間の総括や振り返りには全く言及せず、「東京大改革」の語さえ、演説の末尾に一度しか発せられませんでした。

知事も想定外の伏兵か?!決議を単独敢行!

この所信表明を受け、6月3日に私は知事任期最後の質問者として、年1回の一般質問に立ち、かかる知事の政治姿勢と都政運営の適格性を質しました。ところが、知事の答弁は不誠実極まりなく、再質問を敢行せざるを得ませんでした。ことに再三再四にわたって、都民の代表で構成される都議会の場での提出を求めていたカイロ大学の卒業証書類については、知事選を前に本定例会で示されることがなかったことから、「オトナの事情」から?単独で以下、決議案を提出するに至りました。

☆小池知事のカイロ大学卒業証書・卒業証明書の提出に関する決議(案)☆

これまで都議会において、様々な会派から、知事の経歴にあるカイロ大学卒業を証明する卒業証書・卒業証明書の提出が求められてきました。しかしながら、現在に至るまで、知事には卒業証書・卒業証明書を提出する意思は全くなく、その理由についても明解な説明がありません。

本年7月5日に行われる東京都知事選挙の告示日まで、1週間余りとなった。これまで多くの都民から疑義や疑念の声が寄せられています。その疑義や疑念を払拭するためにも、知事は速やかに卒業証書・卒業証明書を提出し、その事実を都民の前に明らかにすべきであります。仮に、経歴を詐称した上で選挙に出馬すれば、公職選挙法第235条に規定されている「虚偽事項の公表罪」に当たります。
よって、東京都議会は、小池都知事のカイロ大学卒業を証明する卒業証書及び卒業証明書を提出するよう強く求めるものです。 以上、決議する

結果、都民ファースト会派等多数派により否決され知事の不誠実な姿勢を議会が追認することになってしまったことについては、極めて遺憾でありますが、知事の出馬表明も先送りとなったことから、お姐の都議会における一定の存在感はお示しできたと自負しております。今後も、懲りずたゆまず、引き続き「アフターコロナ」の改選後の知事を厳しく監視してまいる所存です。

▲改選後にここに座る知事が都民のために働く人材でありますように

コロナ補正予算は、厳しく条件付きで賛成

本日の最終本会議では、知事提出の補正予算2件、条例案20件、契約案4件、事件案21件、専決7件が採決に付され、私はこれら全議案に賛成いたしましした。ただし、上述のように知事の都政運営を追認するものではありません。

石原都政下の財政危機を教訓に地道に積み上げきた1兆円近くあった財政調整基金はこの3ケ月足らずで約5百億程度しか残っていない事態に陥りました。これ以上の基金の切り崩しは不可能です。かねてより知事に警鐘を促し反対をした、溢れんばかりの贅肉をつけた15兆4522億円の今年度予算の歳出、特に420案件にもわたる新規事業、総額842億円には不要不急のバラマキ事業が散見されます。貯金を使い果たしたら、支出を抑えるのは当たり前のことで、全面凍結すべきです。歳出均衡、都債の発行抑制、残高の解消により、コロナ後を見据えては財政規律の回復を考えるべきです。

補正予算2件については、この懸念は免れませんが、目前の新型コロナウイルス感染症対策、都民生活と経済活動の維持のため、賛成いたしました。有事においては、資金を「見せ金」として積んでおくことが、都民の安心と生活の安定につながるためです。ただし、当初予算の歳出の精査により、基金の切り崩しはもとより、起債は最小限に止めるべきです。

お姐総括!

▲小池知事初登庁時お出迎えしたスーツで今日は臨みました

定例会は本日で閉じられますが、新型コロナウイルス感染症対策で都政が目まぐるしく動く中、都議会としても即応体制を備えておくべきです。前任期から議会改革の一環として検討されてきた通年議会への移行を速やかに図るとともに、信念を持って、知事に都合の悪いことを指摘する議員を「排除」する議会運営を改め、一人会派を含む全会派参加の特別委員会設置により、知事・理事者へ意見具申ができ、行財政運営は規律を以てチェックできる体制を、有事だからこそ整えておくべきことを申し添えておきます。

コロナ予算特別委締め出される。諦めず知事責任を問う 2020.4.21

自由を守る会は、今後とも二元代表制のもと、是々非々で都政に取り組むべく、引き続きブレず「税
金の無駄づかい、不正・癒着天下りを許さない!」改革を推進すべく、今夏の政治決戦においても、都民への選択肢を提示すべく、さらなる取り組みを一層、進めてまいります!

★英語訳付動画を作ってみた★
「小池百合子知事がアラビア語答弁拒否した瞬間」
国際派の皆様、日本の首都東京都知事の都議への答弁の実際をぜひ海外のご知友にシェアよろしくお願い致します。
The moment when Koike, Governor of Tokyo refused to answer in Arabic.

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自由を守る会代表 上田令子チャンネル


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2020年6月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。

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上田 令子
東京都議会議員(江戸川区選出)、地域政党「自由を守る会」代表、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表

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