今回の都知事選挙は来たるべき衆議院選挙等の前哨戦になるか、ならないか

2020年06月14日 06:00

リモート選挙で最も影響しそうなのは、支持率調査

来週早々に発表される支持率調査に注目している。

編集部撮影

まだ予想される候補者のすべての名前が挙がっているわけではないが、大方の候補予定者の顔触れは有権者に分かっているだろうから、各予定候補者にどの程度の支持が集まりそうかは今回の支持率調査である程度分かるはずである。

小池さんにとっての悪い材料もほぼ出尽くしたような感じなので、今回の支持率調査の確度は結構高そうである。

少なくとも4年前のようなことはない。途中でグングン特定の候補者の支持が上がっていくこともなければ、下がることもない。

7人の侍も現れないだろうし、若狭さんのようなある種のスターも誕生しない。大方の有権者にとって選挙がいつあるのかもよく分からないような、静かな風景が公示の日から投票日までずっと続くのだろう。

街頭演説がなければ、どこにも集まる場所がないことになってしまう。人が集まることでそれなりに選挙が盛り上がり、有権者の関心も高まっていくものだが、各候補者がリモート選挙に徹してしまえば、まず、周辺に選挙の熱気が広がることは考え難い。

結局は、最初の世論調査が選挙結果を占う一番大事な指標になりそうである。

今回の都知事選挙は来たるべき衆議院選挙等の前哨戦になるか、ならないか

維新とれいわにとっては、それなりに来たるべき衆議院選挙の前哨戦になりそうな予感がするが、山本太郎氏が都知事選挙への立候補を断念してしまうと、れいわにとってもそう意味のない選挙になってしまいそうだ。

維新は推薦候補を見出したので、どういう結果になっても、来たるべき衆議院選挙に向けて一歩前に足を踏み出したことになる。

立候補されるご本人が独自の選挙態勢を組めるほどの力を持っておられるのかどうか分からないので、今は何とも言えないが、今回の都知事選挙を契機にご自分の後援組織を持てるようになれば、来たるべき衆議院選挙に維新の候補者として名乗りを上げることが出来るようになるのではないか。

まだ泥水を呑んだこともなければ、地べたを這いずり回ったこともなさそうな人だが、いい参謀に恵まれれば、将来大成する可能性がある。若いということが最大の強みである。
今回は、どの陣営もリモート選挙、空中戦しか出来ないだろうが、若い方々には実際の選挙がどういうものか知るには絶好のチャンスになるだろう。リモート選挙、空中戦では怪我をする危険性が殆どない。

もっとも、来たるべき衆議院選挙は、相当熾烈な選挙になるだろうから、選挙の種類によって選挙の実際は相当違う、ということは知っておかれるといい。

多分、ご本人にとって一番相応しいのは2年後の参議院選挙だろう。ご参考までに。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年6月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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