屋久島の皆様と対話したポストコロナの観光業

屋久島未来ミーティングの続きとして、「アフタコロナの地域戦略を考える」というテーマで、屋久島の皆様とじっくり意見交換しました。

観光業やガイド業に従事している人が多い屋久島。

「ポストコロナ」の観光業について、多くの参加者から質問が寄せられました。

僕の回答は、

1)屋久島は感染者が一人も出ていない島。感染者が出ていない地域から積極的に受け入れたらどうか。地理的には、(税関や検疫の問題もあるが)台湾も面白いと思う。台湾の人にとっても、コロナを心配せずに訪問できる日本の地域になるのではないか。

2)通常の商品はお金をかけて時間を節約しようとするが、旅行はお金をかければかけるほど時間が長くなる特長がある。長く接点を持てるので、屋久島の杉のテーブルなど、地域文化の試着室として、いいものを体験して買ってもらう場になるのではないか。

そうすることで、観光の効果が地域の幅広い分野に波及し、観光客と地元住民の軋轢も少なくなるのではないか。

3)人口が集中していることがリスクになる時代。地方への分散が進むし、進めなければならない。移住のステップとして、自然をガイドするだけでなく、地元のイベントや集会などコミュニティのガイドが求められるのではないか。

皆様と対話しながら、僕も考えが育まれてきました。
また屋久島行きたいなぁ


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2020年6月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。