ここで小池都政を引っ繰り返すのはさすがに拙いだろう

小池百合子氏Facebookより

ようやく東京都知事選挙の火蓋が切って落とされた。

緊急事態宣言が解除され、東京アラートも終了し、明日からは都府県を跨いでの移動自粛も解禁されるようだから、各陣営も思いっ切り選挙戦を展開されたらいい。

ポスター掲示場にポスターを貼り出す陣営がどの程度になるかは分からないが、賑やかな選挙にはなりそうだ。
街頭での出陣式や街頭演説もあちらこちらであるようだから、案外選挙の雰囲気はあっという間に広がるかも知れない。

選挙は、やはりリモートでは難しい。
リモート選挙に徹すると見られていた方々も、街頭に出られ始めたようである。
SNSで街頭演説会の告知はぼつぼつ始まった。

皆さん、どんな風に街頭演説会を開催されるのかな、ということを注目している。

多分、候補者の皆さんはマスクはされないはずだ。
マスクをされてしまうと、口元が見えず、身振り手振りも小さくなって、候補者の人柄が伝わり難くなる。

さすがに握手は厳禁だろうが、街頭演説会では候補者の姿や声を直接観察できるところがいい。
演説が上手な人とそうでない人がいるが、演説はやはり上手な方がいい。
声がいい人とそうでない人がいるが、やはり声がいい人の方が魅力がある。

街頭演説で配布されるビラでは、候補者の善し悪しはまず見極められない。
やはり、演説の中身を聞いてみないと、どなたに投票するのがいいのかそう簡単には分からないはずだ。

20数名も立候補するというのだから、やはり東京都知事選挙は地方選挙の華である。

皆さん、それぞれにいい戦いを繰り広げていただきたい。

もっとも、コロナとの戦いがまだ終息しておらず、来年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて関係者の総力を結集しなければならない現在の時点で、あえて東京都の首長を替えなければならない理由があるとは、私にはとても思えないのだが…。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年6月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。