「安倍さんからです」検察はどんな形で総理から事情聴取するのかしら

2020年06月27日 06:00

法務省サイト、官邸サイトより

河井案里参議院議員の後援会長を務めたという町会議員の方が、河井克行衆議院議員から「安倍さんからです」と言われて30万円受け取りました、とマスコミの前で証言したそうだ。

総理からだと言われればどなたも悪い気はしないだろうし、断るのはちょっと失礼かな、という気になってしまうかも知れない。

普通はこういうお金のやり取りは外に洩れないものだが、河井夫妻の周辺の人は、皆さん、根は純情で、どうも受け取ってはいけないお金を受け取ってしまった、という罪の意識が纏わりついていたのだろう。

河井克行氏が「安倍さんからです」などと言ったとしても、本当に安倍総理が河井克行氏にお金を渡して、これを後援会長に届けるように指示したとは限らない。

多分、河井克行氏の創作だとは思うが、検察当局は、ここまで具体的な供述が出ているのなら、どうしても直接安倍総理に事実の有無等について確認しなければならないはずである。

事実なら、買収資金交付罪に該当する可能性が出てくるから安倍総理は否定するはずだが、検察当局としては何らかの裏付け捜査をしなければならなくなる。

多分、河井克行氏は、そういう物言いをしたことを否定するはずである。
30万円を渡したことすら否定するかも知れない。

河井夫妻からなにがしかの現金を受領した人は100名近くに上るという。
その一人一人について金員の授受を確認していかなければならないのだから、検察当局も大変だ。
これでは、とても当初の勾留期間で捜査を遂げることは出来ない。

ということで、勾留延長決定がなされたようだ。
まあ、当然の流れではある。

問題は、検察当局がどこまで踏み込むか。
中途半端なことをやれば、検察当局が国民の批判の対象になる。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年6月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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