今週のつぶやき:動き出した経営の岩盤、豪雨、盛り上がらない米大統領選

2020年07月11日 14:00

韓国人のメンタリティがとても独特だと思う一つに、自ら死んで終わりにするという選択肢があまりにも当たり前になっている点です。今回は次期大統領候補の一人にも挙がっていた現職のソウル市市長が元秘書からのセクハラの訴えに反応してか、自殺しました。遺書も「全ての方に申し訳なく思う。… みなさん、さようなら」。と2行半ほどのメッセージのみ。先日は慰安婦支援施設の館長が自殺しました。面倒なことは自らが「死人に口なし」の道を選ぶということでしょうか?理解に苦しむ国民性です。

では今週のつぶやきをお送りします。

動き出した経営の岩盤

予想通り、コロナがひと段落した今、ビジネス界で様々な動きが出てきました。まず、倒産。アメリカからはトラッドの老舗、ブルックスブラザースが、そして割と「へぇ」という感じだったのが無印良品とペッパーフードのそれぞれのアメリカ子会社の倒産です。

ニューヨークタイムズスクエアの無印良品(Charley Lhasa/Flickr)

どこもコロナで営業ができなかったことが引き金になっていますが、実質的にはそもそも商売が厳しかったところに背中を押されたという感じでしょう。無印は海外で頑張っているといわれていますが、ここバンクーバーの店舗は何カ月も閑古鳥。バンクーバーのペッパーランチも価格と店構えのバランスが悪かったように感じます。倒産劇はこれから秋にかけて本格的になるとみられており、一部では倒産予備軍を探せ、という状態になっています。

一方、伊藤忠がファミマを、コロワイドが大戸屋をTOBするニュースも目を引きました。この時期のTOBは株価がコロナで下がっていることから逆プレミアム、つまり、仕掛ける側に価格的メリットがあると踏んだわけですが、株主がそれに応じない傾向がみられ、TOBが本当に成立するのか、予断を許さない感もあります。

ただ、企業の経営基盤は確かに厳しくなり、ペッパーフードのようにわずかな資金をねん出するために虎の子を売却するという事態も生じています。そのうえ、コロナ後のビジネスが見えにくい今、力ある企業が揺さぶりをかけ、岩盤を崩す動きも今後、しばらく続くと思います。ひとつ気になるのはかつて人間生活に不可欠だから安泰とされた「衣食住」の分野が一番苦しい状況になっている点は時代の移りかわりともいえるのでしょう。

豪雨がもたらす混沌

九州や岐阜、長野を襲った豪雨。恐ろしいスピードで水位が上がっていく状況を見るに自然災害の基準が変わってきたと感じざるを得ません。今回は日本だけではなく中国がひどい状況で中南部の各地で洪水、被災者は2000万人に達すると報じられています。そして世界最大のダム、長江の上流にある三峡ダムが大丈夫なのか、という声が上がっています。

中国の三峡ダム(Hugh Llewelyn/Flickr)

三峡ダムは建設当時に無理があり完成後も様々トラブルに見舞われています。水位は上がっているものの貯水能力はまだ200億㎥もあるとされますが、その設計通りに機能するのか下流の武漢や上海は固唾をのむ状況にあるのだと思います。中国の豪雨は今後、北に移動するとされますが、まだ1-2週間はシビアな状況が続きます。

日本を含めたこの豪雨。確かにこの10年ほど、だんだんひどくなってきたという感があります。気象分析によると一原因とされるのがインド洋の高温でそこを起点に様々な連鎖を導き、かつ水蒸気の量が際立って多いとされます。温暖化問題という枠組みであれば一朝一夕には解決できません。山間地区などの国土利用計画の抜本的見直しが必要だと感じます。

盛り上がらないアメリカ大統領選挙

これほどつまらない大統領選ってかつてあったのでしょうか?改革と前進、そしてアメリカの繁栄を求め、共和党と民主党ががっぷり四つで戦い、国民に次のあるべき時代を提示する大統領選が静かに、そして減点法に引っかからないように注意深く進んでいる事態は異例中の異例ではないでしょうか?

トランプ大統領にすれば暴露本が身内から次々と出され、内容の真偽より大統領としての資質、誰のための行政なのかと思わせています。世論調査からは何を見てもトランプ氏が勝てる見込みは見出せません。実際の選挙人の選挙とは違いますが、賞味期限切れで本人も選挙活動に身が入っていないように見えます。英気が欠け、負け戦を感じ取っているのでしょうか。

トランプ大統領(ホワイトハウスHPから)

ではバイデン氏が大統領になったらどうなのか、これまた新たな陽が昇るのには程遠いとみています。個人的に気になるのはバイデン氏が軽い認知症の傾向が見て取れ、副大統領候補に重みが移ってきていることです。ところが副大統領候補の選択方針は昨今の世論を受けて有色系の女性となっています。

本来ならバイデン氏が認知で執務できなくなるリスクファクターを最前提にすべきのはずです。この点を考えるとトランプの落選、バイデンの認知リスクはアメリカの威信がガタガタになり、中国のやりたい放題になる可能性が大いに出てきたように感じます。

後記

日本への渡航につき、第2弾で台湾先行で韓国、中国との往来緩和の協議を開始とあります。個人的にはPCR検査等で出国前に問題ないことが判明していればビジネスについてはもう少し積極的に取り組んでもらってもいいのではないかと思います。

今回は専門家も意見が割れるほどで一般の方レベルになると極端な濃淡が出ています。東電の原発事故の時の人々の反応とそっくり同じような気がします。客観より主観が主導すると、セトルするには相当時間がかかるかもしれません。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2020年7月11日の記事より転載させていただきました。

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