石破茂総裁候補、「あつ森(あつまれ動物の森)」利用で手痛い失敗。だから政治は嫌われる…?

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

9月6日は日曜日なので軽い話題をば。

自民党総裁選において、劣勢と報じられている石破茂氏の陣営が

人気オンラインゲーム(あつ森)を用いた選挙活動を行うと発表→規約違反を指摘されて削除撤回

という珍事件が発生しました。スタートからオチがつくまでが早すぎる。

政治にはなかなか関心をもってもらえないから、こうした世間の流行に乗って少しでも知ってもらおう!ということはよくありますし、試み自体はナイストライだったと思います。

ただまあ、オンラインゲームなどのプラットフォームにおいて「政治利用・政治活動」が禁止されているのはままあることなので、規約の確認はしてから発表した方が良かったですねと…。

私たち政治サイドからすると、宗教と並んで政治活動がこうした場で禁止されるのは悲しいことです。

ただ一方で、運営側が禁止をしたいという理由も理解できまして、なにせ政治の話題は「場が荒れる」

古来から飲み会等の不特定多数が集まる場では「野球と宗教と政治の話はしてはいけない(口論になるから)」と言い伝えられてきましたが、それは令和のネット時代にもあんまり変わっていません。

特にこうした選挙目的であからさまに利用する場合、

「いやあ普段から『あつ森』のヘビーユーザーで、たまたまこういうことを思いついて…」

というのであればまだしも、いわゆる「にわか」で参戦するようだと、さらなる批判が集まって炎上間違いなしといったところでしょう。

政治を身近に感じてもらうために、どこまでが世論やルールとして許される線引なのか。私たちの活動も日々試行錯誤です。

しっかりしているように思える自民党代議士でも、こういう失敗はするのだなあ…と思いつつ、他山の石として我々も研鑽を重ねていきたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年9月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。