さて、菅内閣の官房長官はどなた?

前夜の消費税発言を修正(政府インターネットテレビ)

今の段階で消費税の増税などとても言い出せるはずがない、と思っていたが、菅さんはうっかり本音を漏らしてしまったのだろう。

すぐ発言を修正・撤回されたようだから、菅さんにはまだしっかりした振り付け役がいないということなのかも知れない。

舌禍事件を起こすような人ではないが、総理・総裁としてはまだ足りないところがあり、一生懸命に態勢を整えようとしているのかも知れない。

どうやら、幹事長には引き続き二階さんが就任するようだから、党の方は問題なさそうだ。
問題は、やはりどなたを官房長官にするか、ということだろう。

菅総理・総裁を支えて、卒なく菅内閣をまとめることが出来る人を選ばなければならない。
絶対に失言をしない人。
マスコミとの応対も完璧にこなせる人。
内閣の所掌事務の全般に通暁し、霞が関全体を掌握できる人。

河野太郎氏に官房長官をお願いし、次代、次々代の総理総裁候補としての修行を積ませては如何かしら、と思っていたが、河野太郎氏はしばしば突飛な発言をして周辺を慌てさせてしまうようなことがあるから、やっぱり今回は見送った方がいいかも知れないな、と思っているところである。

しからば、どなたに官房長官を引き受けてもらうのがいいのか。

まあ、官房副長官経験者の中から選ぶのが一番いいのじゃないかしら。

ご飯論法などと一部で批判されたことがあるが、安定感から言えば、加藤勝信氏が最も適任だろうと思う。
私と当選同期の仲間が何人も官房副長官を経験しているが、加藤勝信氏ならどなたも異論を述べないはずである。

もっとも、どんな人事も蓋を開けて見るまで分からない。

参考にされるも良し、されぬも良し、というところか。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年9月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。