アルコール依存症と闘いつつ、また酒を飲み始めた森重樹一さんのブログが切ない

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30年以上、ZIGGYというバンドを聴いている。一般的には”GLORIA”や”STAY GOLD”のバンドとして知られているだろう。何度もメンバーチェンジがあったし、活動休止期間もあったが、今も続いている。

アルコール依存だったZIGGY森重「まだ苦しい」(日刊スポーツ)

ボーカルの森重樹一は、アルコール依存症に苦しんだ時期があり。11年前に断酒した。依存症関連のイベントのゲストにも呼ばれている。依存症体験を様々な場で発信している。

大変申し訳ない(森重樹一オフィシャルブログ)

ただ、最近、また酒を飲みだしたようだ。その模様がブログに綴られている。切ない。もともと、素晴らしい歌詞を書くことで知られている方でもあり。いちいち言葉が響く。魂の叫びのようでもある。

ただ、ここで「だらしない」と叱ってもいけない。依存症とはそういうもので。だから恐ろしいし、見守らなくてはならない。

別に依存症と診断されたわけではないが。23歳くらいから、つまり社会人になった頃から44歳の頃まで、酒を飲み続け。特にいくつかの時期は激しく飲んでおり。それこそ、週末もコンビニでビールの6缶パックを買うと、いつの間にか飲み終わっていたり。駅で電車に乗るたび、乗り換えるたびにキオスクでビールやチューハイを買ったりと。常に、口にアルコールがないと寂しくなる時期があった。

2018年の12月に健康上の理由と(肝臓関連の数値がよくなかった 脂肪も問題で)、育児のためにいつでもクルマに乗れるようにするために、また電車移動をへらすために酒をやめたのだが。それ以来、一滴も飲んでおらず。今では、焼き菓子やケーキに入っている洋酒で気持ち悪くなるくらいなのだが。ただ、アルコールを激しく飲んだ時期があると、今でも飲んでいるかのような気分になったり、口が寂しくなったりする。

森重樹一さんのことが心配でならないが。生き様を晒すことによって私たちに警鐘を乱打しているのかもしれない。バカにしてはいけない。見守ろう。なんせ、体と心が心配なのだけど。久々に彼のライブにも行きたいな。


編集部より:この記事は千葉商科大学准教授、常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2020年9月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。