持続可能な農業について畑で意見交換してきました

こんにちは、東京都議会議員(町田市選出)
無所属 東京みらい おくざわ高広です。

早速ですが、こちらの写真に写る野菜、なんだか分かりますか?

正解はオクラです。ちなみに、花はこんなに綺麗。

栃木県の田んぼに囲まれた家で、おじいちゃんの家の裏には牛や鶏がいるような環境で生まれ育ちましたが、オクラがどんな風に育つのか知りませんでした。

今回お話を聞いたのは、町田市の小山田で新しく農業をはじめて、新しい仕組みに挑戦する竹村庄平さん。
こちらの記事もお読みください。

人が集う、町田の自然農園 / Bamboo Village Farm 竹村庄平さん

竹村さん曰く、

・ひとえに農業といっても、一つして同じ土地はなく、適した作物もちがう。
・耕作放棄地になっているようなところは、そもそも何が取れるのか、どれだけ取れるのかが分かりにくく、経営としてはかなり厳しい。
・収入を上げていくための高付加価値化(有機農法や直接販売)、支出を増やさないための援農ボランティアさんの活用といった努力を重ね、持続可能な農業を模索中。

といったお話を伺いました。写真の土地も急傾斜地で、ほんとにトラクター走れるの?という感じでした。

さらに、

・農業は、農家さんやその家族がやるもんだと思われていて、その実態まで知ろうという人は少ない。
・農家さんにとって当たり前のことでも、新規就農者にとっては当たり前じゃないことも多いが、経験論だけでは光明を見いだせないこともある。(事実、農家を継ぐ人がいない背景には、農家が儲からないという現実があり、今までのやり方では持続していけないという危機感を感じました。)
・新規就農者を増やしていこうと思えば、新しいチャレンジを後押ししていくことや新規就農者の視点で支援のあり方を見直していく必要があるのではないか。
といった問題提起もいただきました。

最後は、大谷里山農園に移動し、竹村さんのオクラやナス、ジャガイモをふんだんに使ったランチをいただきました。

お隣では、障害者生活介護事業所NPOプラナスの利用者さんがバジルの選別を行っていました。バジルソースになるそうです。

日々食べている農作物が、実は当たり前の存在ではないことを改めて痛感し、どう持続可能にしていくのか考えるきっかけをいただきました。今後の政策提言に活かしつつ、今度は晴れた日に援農ボランティアに参加したいと思います。


編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2020年9月24日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログをご覧ください。