自民党総裁選の各候補を「検索数」と「アクセス数」でデジタル市場分析 --- 村井 宗明

2020年10月04日 06:00

自民党総裁選特設サイトより:編集部

情報処理技術者の村井宗明です。普段、民間企業としてやっているデジタル市場分析を、自民党の総裁選挙の各候補に使ってみます。

「デジタル庁」が注目を受ける中で、「検索数」と「アクセス数」の分析から、どの陣営がデジタルで先行したのかがわかります。

まずは、総裁選挙の各候補者の「検索クエリ」とそれぞれの「回数」を出してみます。そして、それらを、各候補ごとに並べ替えて、合計します。

まずは、菅義偉さん

「菅官房長官」という肩書付の検索が最も多く、本人の名前よりも多く検索されました。合計値は243万回でした。

次に、得票では3位になった石破茂さんが、検索では2位に来ています。

菅さんが「菅官房長官」で検索されたのとは違い、「石破茂」という本名で検索されています。「身長」が1.8万回も検索されています。また、ローマ字入力が5000回以上あったことが不思議なポイントでした。

最後に、岸田文雄さんの分析です。

検索数では122万回と、石破さんに抜かれてしまいました。「家系図」「学歴」などがともに検索されていることが特徴です。

引き続き、「アクセス数」を分析します。

年間を通して3候補を分析すると、石破さんが事前からアクセスされていたことがわかります。菅さん、岸田さんは事前のアクセスがほとんどないため、これでは公平に市場分析ができません。

そこで、今回は、総裁選投票前の14日間に絞って分析することにします。

期間を14日間に限定して分析してみると、菅さんが69%で優勢になりました。2位は石破さんで15%、3位が岸田さんで14%です。

検索をしても、ニュースサイトが上位に表示されることで必ずしも各陣営のホームページにはたどり着くわけではありません。

その上で、これらのアクセスデータの性別属性をとる事で、傾向を調べることができます。

このように、石破さんには特に男性が強い傾向、菅さんが比較的に女性に強い傾向が見えます。

また、年代別アクセスを分析してみると、3候補とも非常によく似た傾向にあることがわかります。

今後は、解散総選挙が近づいた時に、全政党や注目選挙区のデジタル市場分析を行います。

※筆者からの依頼で記載内容を事後に修正しました。

村井 宗明   情報処理技術者、元衆議院議員、元文部科学大臣政務官
現在は、行政と教育を専門分野とするITエンジニア。

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