アゴラに「都知事選より百倍面白い」と言われて無党派層が起き上がった?

アゴラが火を付けたんだろうと思っている。
都知事選より百倍面白い、などと喧伝されれば、普段は投票に行かない方々も何かと気になるはずだ。

左から新田八朗氏、川渕映子氏、石井隆一氏(陣営SNSより)

メディアの力が如何に大きいかを実感させるような大逆転劇であった。
投票率が大幅にアップしたのだから、これまでのように組織票に依存した選挙戦では激戦を制することは出来ない。

おそらく現職知事の陣営にもそれなりの選挙コンサルタントが参戦し、普通以上の選挙戦を展開したはずだが、無党派層や中間層の方々が動き出したら、まず流れを変えることは出来ない。

選挙には、個人の力ではどうしようもないところがある。

怪我をした人や病気になった人がいなかったのであれば、それでよしとすべきだろう。

現職知事は、私と入省同期の、卓越した才能の持ち主で、行政マン、官僚としてそれなりの業績を残してきた人物であるが、それでも一定の限界があり、有能な若い人材の台頭を排除するだけの力はない。

ここは新しい知事に存分の働きをして貰うために、自分の持てる限りの力を尽くしで協力することだ。

すべては、愛する郷土のため。

ちなみに、富山県は、私が自治省に入省した時の最初の赴任地で、私にとって富山県は第二の故郷である。

戦いは、終わった。
これからは、ノーサイドである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年10月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。