発熱者専用のタクシーや新幹線などの鉄道車両を提案する

2020年10月29日 18:00

photoB/写真AC:編集部

私は京都に住んで、毎週、東京と徳島に通っているが、徳島行きの高速バスは、 Go To キャンペーンでコロナ以前より混んでいるし、新幹線もかなり戻ってきて、二人とか三人掛けの列に一人ずつくらいは座っているようになってきた。

しかし、不思議なのは、世の中どこに行っても検温とアルコール消毒がお決まりなのに、新幹線は、駅にはともかく車両にはアルコールもないし、検温もされない。そして、通りかかった車両では咳を盛んにする人がいて周りは不安そうだった。

コロナに感染した人だって病院に行ったり生活必需品を買ったりするだろうし、そうでなくても熱がある人、濃厚接触者だって外出する。そのとき、交通機関やホテルではどうしろというのだろうか。

そのあたり、政府は何も対策をとっていないが、こうした配慮は、コロナでなくともインフルエンザであれ、普通の風邪でも大事なことだ。

まず、新幹線なら検温は大して難しい話ではない。また、在来線でもそうだが、全員でなくとも、一定割合を抜き打ちで検査すれば、抑止効果も含めて相当の比率で発熱者の乗車は防げる(抜き打ちチェックはテロ対策としても有効だとかねてより提案している。新幹線で荷物検査導入をJRは嫌がっているが、抜き打ちくらいならすぐにできるだろう)。

次に、あらかじめ、特定の便の先頭や末尾の車両を発熱者専用にするのも一案だ。かなり疎らに乗車させ、車掌は防護服を着せて、乗客も普通のマスクより高度な防御をすればいいし、消毒も特別に丁寧にすればいいことだ。

また、タクシーにも病人用のタクシーがあってよい。運転手はどの程度かは別として防御服を着用すればいい。

いずれの場合も、運賃は、普通よりは高額だがコストを賄うほどでなくていいだろう。鉄道会社にしても、タクシー会社にしても、乗客が不安に思って利用が減るよりましだろう。また、それに公的な補助もすればいい。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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