バイデンとトランプに対する中立的な評価

2020年11月08日 16:00

勝利宣言するバイデン氏(公式Facebookより)

バイデンの勝利演説は、華々しくはなかったが、トランプ陣営を必要以上に刺激しない内容で無難。時間はバイデンの味方なのだからローキーであることが賢明だ。

アメリカ大統領選挙の結果についての見方としては、従来の慣例によりバイデンの勝利が「内定」したので、各国首脳も含めてお祝いをいうのは正しい。

菅首相が祝電を送ったのも欧州諸国と横並びと言うことだろう。それは正しい判断だ。

一方で、トランプが異議を唱える権利はあるし、それは、裁判などを通じて明らかにすればいいことだ。

Skidmore/flickr

ゴアがブッシュの勝利に執拗な異議申し立てをした経緯もあるのだから、民主党にせよマスメディアにせよ、過度にトランプを責めるのはおかしい。そういう整理をしっかりして見るべきだ。潔く敗北を認めると言う習慣は、ゴアが反故にしたのだから民主党が非難するのはおかしい。

裁判でトランプに勝つ可能性があるかどうかであるが、保守派の裁判官としては、なんでもトランプの言い分を通すことはしたくないが、一方で、バイデンの言い分を全面的に受け入れるのも嫌だろう。

トランプの訴えの中で法律的に受け入れられるものがあれば、何件かについては訴えを認める可能性はあると思う。

ただ、トランプはいくつかの訴えで勝ったとしても逆転できるわけでないので、訴訟費用が問題になる。果たして、その点をトランプがどう考えるか微妙なところである。

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八幡 和郎
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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