過剰対応がコロナ死者の何倍もの現役を殺しはじめたことを政治家やマスコミは認識しろ

2020年11月13日 06:01

わたしが主催しています「21世紀を生き残るための「永江 虎の穴塾」では塾生を募集しています。コロナ禍の間、希望者は毎月30分。わたしと1:1でzoomでブレストができます。ひとりずつ丁寧にやってますよ。

マスコミや首長がコロナの感染が拡大していると騒いでいますがこんなことはとっくに予想されていたことです。が、コロナの致死率は日本でも6月以降は全年代ではっきりと下がっていて、

入院時に軽症だと致死率は
70歳未満0%
70歳以上5.8% トータル0.5%

入院時に重症でも
50歳未満0%
70歳未満1.4%
70歳以上20.8%

もう70歳未満はほとんど死んでいません。肺炎球菌はワクチンや抗生物質もあるのに年間3万人が死にます。高齢者の致死率は15%でコロナの2倍です。入院しない無症状、軽症者を入れると致死率はずっと低下。もっと怖い病気はいくらでもあるのにどうしてコロナばかりを恐れて経済を停滞させるのか、3月からずっと言ってきました。

しかし、いまも吉村知事でさえ

コロナ対策のみに必死です。それはいいとして

10月自殺、2000人超 昨年比39%増―警察庁

10月の自殺者数が2153人(速報値)となり、昨年同月比で39.9%増(614人増)だったことが10日、警察庁の集計で分かった。前年より増えるのは4カ月連続

10月のコロナでの死者は主に基礎疾患ありの高齢者で188人なのに、自殺者は614人も増えたのです!!

これについての対策会議をどうしてしないのでしょう。今年の自殺者は7月から爆増しています。

バブル崩壊後に自殺者の数は爆増。延べで10万人規模で増加しましたが過去10年間ずっと減っていました。

今年は10月までの累計自殺者数はすでに昨年を上回りました。このペースで増加すると11月と12月が入れば10年前に逆戻りです。半年前まではこの話をすると「経済を止めたからって自殺は増えるとは限らない」とコロナ脳が食いついてきたのですが、いまはもうそんなことを言ってる場合じゃない。現実に爆増しているんです。

自殺と失業率には明確な因果関係があり

このように見事に連動します。ひろゆきが「自殺者が増えたのは仕事に復帰したからだ」とTwitterで例のごとく無責任なリプをしてきましたが、だったら失業率が上がるほど自殺率は下がるはずだろうが。www そんなトンデモに喜ぶのは働きたくないパラサイトのプータローだけだ。

失業率から自殺数はほぼ推測でき、
失業率とシンクロする自殺率の推移

教育社会学者の舞田敏彦先生によると

Y=1.949X+14.345

この式の係数から、失業率(X)が1%上がると、自殺率(Y)は1.949上がると推計できる。人口を1億2000万人と仮定すると、実数でみて年間の自殺者が2339人増える計算になる。2017年の労働力人口は約6720万人なので、このうちの1%、つまり67万人の雇用がなくなると2339人の自殺者が出る恐れがあるということになる。

で算出できます。
この式をいまの失業率に当てはめますが

日本の失業率は3%でなく7%では?「表面化しない失業者」の実態

9月の失業者は210万人だが、事実上の失業者と見なすべき人々がいる。第1は、非労働力化した非正規労働者(100万人)。第2は、休業者のうち雇用調整助成金で支えられている人々(145万人)。合計で455万人、失業率は6.7%になる。

まっさきに切られたのがアルバイトやパートなどの非正規労働者。そして雇用調整助成金で自宅待機扱いの人たち。分かりやすいのが航空会社のCAさんたち。

で、舞田敏彦先生の式に当てはめると
昨年の失業率2.4%との差分で自殺率は1.924×4.3%も激増してしまう!

年間で1万人増!になります!!
※これだけは当たって欲しくない・・・・・

いまのペースだと今年は昨年より2000人くらいは増える(注 5000人としていましたが報道で10月で昨年の自殺数を超えたというのの勘違いでしたので訂正します)わけです。失業率が上がったのは4月くらいからですからまだ半年。となると1年で1万人になるという舞田敏彦先生の式は非常に正確と言うことになります。ただしこれはこれ以上、失業率が上がらないという前提ですが、シンクタンクのレポートを見るとどこも厳しい味方をしています。自分が言いたいのは

これ以上の景気悪化は絶対に許されない

ということです。

なんでみんなこんなに無責任で他人事なの?

こういう話になると典型的なコロナ脳は

コロナを抑えたほうが経済は立て直せる

のような妄想を語りますが、そもそもコロナは押さえ込めない。これからずっと共生していくのです。経済を再開すれば再び蔓延します。そしてそもそも日本では欧米のようにコロナでは死なないのです。実際亡くなっているのは

基礎疾患ありの余命短い高齢者。この人たちを守るためと称して、その何倍、何十倍の現役世代が精神疾患になって自死している(しつつある)のはかまわないというのか?

ワクチンも抗生物質もある肺炎球菌では年間3万人の高齢者が亡くなり、感染ルートは6割が無症状で保菌する子供からです。が、いままで高齢者の命を守るために孫に会わせないようにということをして来たのでしょうか。してませんよね。コロナはどうして今まで通りの「施設内、院内感染を防ぐ」「リスクが高い人はリスクを減らす」という方法ではダメなんでしょうか。

そしてどうして首長は「現役の自殺が急増している。経済をなんとか建て直さないと悲惨なことになる」と緊急会議を開催しないんでしょうか。

児玉先生! 目を覆うようになったのは現役の自殺の爆増ですよ!!!
またこういうと

心療内科を充実させれば良い

とか脳天気なことを言う人がたくさんいますが、心療内科はとっくに医療崩壊寸前で、予約するのに2ヶ月かかったりするんですよ。「このままでは医療崩壊するから経済を痛めても制限しないと」という人がいますが、そのせいで心療内科は医療崩壊して自殺者が多数出るんですよ。そちらはかまわなくて、基礎疾患ありの高齢者を守りたいと?

また、精神疾患はいったん罹患すると治療に何年もかかります。コロナどころではありません。一生付き合っていかなくてはならない場合だってあるんですよ。

いまは日本全体がトロッコ問題に直面しています。つまり

基礎疾患ありの余命短い高齢者の命か
その何倍、何十倍の現役の命か

の選択です。いまはあまりに高齢者の命に偏りすぎています。
コロナの蔓延は関係なく経済を回せでは無く、「感染者ガー」と騒ぎまくってマインドをさげるようなことは慎み、とにかく経済を回す。

いまだ病床は20%にも達していないのです。国の方針では無症状、軽症は入院させないことになったのに、責任を逃れたい知事はそれを無視して入院させているようですから、実際には10%も使っていないとも考えられるわけで、この段階で「このままでは医療崩壊が心配だ」と声高に叫ぶのは、現役を死に追いやっているということをきちんと理解してからにしていただきたいです。

自殺しないように金を与えれば良い

というバカも大勢湧きますが、金がない → 自殺しよう じゃないんです。自分が持っていた夢が壊れ、家族を守れないという責任感や失望感にさいなまれて精神を病むからです。自殺未遂の追跡調査から、自殺者はほとんど精神疾患があることが分かっています。多くは統合失調症とうつ病ですが、うつはストレスから発症します。生きていけるギリギリの金を貰ったって壊れた夢は戻りません。精神を病ませないためには元の生活に戻ることがなにより重要です。先日、心療内科の専門医とZOOMミーティングしましたが、コロナうつの人もかなりいるようです。

心あるマスコミはこの自殺者の急増をきちんと報道して貰いたいし、それが経済の悪化による失業率の増加である事も完全に相関関係が証明されているので併せて報道してください。あなたの友人や子供が倒産、失業、破産して希望を失って精神を病んで自殺してからでは遅いんです。

加藤先生は双極性障害の権威。もし周囲に様子がおかしい人がいたら・・・のためにご用意ください。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年11月12日の記事より転載させていただきました。

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