女性の自殺急増を悼む。誰かに声をかけ誰かを頼って欲しい

2020年11月18日 06:00

11月11日に厚生労働省と警察庁集計が明らかになりました。10月の全国自殺者速報値で2153人となり、前年同月(1539人)と比べて4割増、内訳は男性が1302人(前年同月比21%増)、女性が851人(同83%増)と、8割も女性の自殺が増えたことは衝撃的であり、ずっと打ちのめされております。心からご冥福をお祈りいたしますし、今悩み苦しむ人に都議としてはもちろんのこと、人間として何ができるのか自分に問うております。

東京都の現状

まずは東京都の現状を調査いたしました。

★令和2年1~9月までの東京都の自殺者数★

▲東京都自殺者は下半期から増え続け、女性自殺者の前年比にしますと急増していることがわかりました。ことに8月は59.6%増となっており、政府発表ともあいまって衝撃を受けている次第です。

一方区市町村別内訳も取り寄せておりました。(こちらでご覧ください)←この数字をみていますと、城東、城南、城北、城西など地域性や所得格差の偏りなく発生していることが読み取れます。

新型コロナウイルス感染症、その影響による緊急事態宣言で経済活動が停まり、生活はどのような方においても激変し「新しい日常」を是非もなく強いられていった2020年下半期に、都民の心と生活に暗雲が垂れ込めたのは想像に難くないですし、命を絶たれた方の心中は想像を絶するものであります。

一人で抱え込まず相談を。一人の人に声をかけて

感染の恐怖が叫ばれた時よりも、後の方にジワリジワリと影響を与えていること。先の見えないことで閉塞感につつまれていったように思えてなりません。一人で抱え込まずに相談をと言われてもなかなか声も手の届かぬもどかしさを感じております。

会ってご飯もたべることも、お茶をのむこともままならない「新しい日常」がさらに事態を深刻にしていることを体感しています。感染対策に気を配りながら、公園など外で会う。気になる友人知人がいたら目をかけ声をかけ電話をしてあげて欲しいと思います。

不安な人は、こういうときこそ誰かに助けて!と周りの人に頼って欲しいと心から思います。

相談機関のご紹介

思いつめている方々はなかなか行政を頼りにしてくれませんが、その周りにいる方は是非以下の相談窓口を教えてあげて欲しいと思います。

★自殺に関する相談窓口と関連情報★
◆~東京都こころといのちのほっとライン
0570-087478  午後2時から翌朝5時30分まで、年中無休

◆自殺予防「いのちの電話」
0570-783-556(午前10時~午後10時)
0120-783-556(フリーダイヤル、毎月10日午前8時~翌日午前8時)

全国のいのちの電話一覧(一般社団法人「日本いのちの電話連盟」)

いのち支える相談窓口一覧(自殺総合対策推進センター)

都道府県・政令指定都市の相談窓口

お姐総括!

現在、バッハ会長も来日され、オリパラの実現に向けて政府も東京都も動き出そうとしています。アスリートの皆様も待ち焦がれていると思います。

一方で、そうした機運と程遠い場所で孤独に苦しむ人たちがいること。それがお姐はじめ、みなさんのすぐ近くにいるかもしれないこと。忘れずにいたいと思います。可能な限りお姐も声をかけて目をかけてまいります。

誰しもコロナ禍の被害に遭っていない人はいないと思います。辛い思いを共有しあって、声をかけあって「心身の生存確認」をお互いにしてまいりましょう。誰かを支えることは誰かに支えられることと同じなのですから。


編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2020年11月17日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。

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上田 令子
東京都議会議員(江戸川区選出)、地域政党「自由を守る会」代表、地域政党サミット(全国地域政党連絡協議会)副代表

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