眞子様をめぐる今週の週刊誌記事等を総括する

2020年11月21日 06:01

宮内庁サイトより

「勘当」「パラサイト生活」など刺激的な言葉が並ぶ

眞子様のお言葉が出た直後は、歓迎するかどうかは別としてお祝いムードもあったのだが、今週は予想通り、かなり厳しいトーンが目立った。

「文春砲」は「『お金はいらない』眞子さま“駆け落ち”計画 秋篠宮が覚悟 眞子さまを“勘当”する」という。眞子さんと結婚すれば小室圭は「元皇族の夫」として皇室行事に関わることになるが、秋篠宮は「それにはふさわしくない方」だと考えていて、「もし眞子さんがこのまま結婚を諦めないとおっしゃり続けるのなら、縁を切る、つまり”勘当”することも覚悟しておられるとする。

対して「週刊新潮」は、「『眞子さま』結婚宣言で『小室圭さん』圧勝 『決意文』私はこう読んだ 最初の文章は今年暮れに入籍しますだった やっぱり夢は1億4000万円パラサイト生活」というようになっている。パラサイトとは思いきったものだが、はっきり日本語で「ひも生活」と言って欲しかった。

また、修正前の原案には、「今回は、結婚の時期について『今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい』としていますが、もとの原稿には『今年の年末に入籍するつもりです』と明確な時期を示されていた」が思いとどまられたのだという。

『週刊女性』の電子版は、11月20日の午前に、30日で55歳になられる秋篠宮さまのお誕生日に関する記者会見が『赤坂東邸』で行われ、その詳細は30日に正式に講評される予定だが、『週刊女性』は秋篠宮さまの発言内容を入手したとしている。

殿下は「親としてはふたりの結婚の意思を尊重する」としつつ、「結婚と婚約は別問題である」とも強調したという。なんのことやら合理的な解釈は難しい話だが、最後は仕方ないが、納得しているわけではないと言うことらしい。

留学で新たに生じる3000万円の借金?も一時金から払うのか

「女性セブン」はもともと眞子様に通常から支払われる1億数千万円の一時金を問題にしてきたが、さらに、詳しく報じて、これが問題の核心であることを解説している。さらに、小室氏が眞子様を利用していかにあくどい金儲けをしているかを暴いている。

「小室さんが結婚によって得られるお金は、一時金に留まらない。小室さんは留学の際、授業料を全額免除する奨学金を受けた。授業料約660万円に加え、書籍代や寮費、日米の往復の航空券代までカバーするものだという。その額は年間約1000万円にものぼる。留学生200人の中で1人だけが選ばれる好待遇を小室さんが得られたのは、『自分はプリンセス・マコのフィアンセだ』と自己アピールしたことが考慮された面が大きいとみられる。

さらに、続く博士課程でも、授業料が全額免除となる奨学金を獲得した。加えて、事務員として働いていた弁護士事務所からは年間300万円もの支援を受けているという。大学に在学する3年間で、のべ約3000万円もの金額になるだろう」。

さらに、眞子さまとの婚約ののち、自宅マンションには、警察官が待機するためのポリスボックスや監視カメラが設置され、一時は小室氏だけでなく佳代さんにもSPの護衛がついた。正式な婚約者でない人物やその親族を警備するなどというのは、前代未聞である。

そして、一時金と合わせると2億円近い額が、小室さんの結婚のために動くことになると厳しく批判している。しかし、眞子さまが婚姻届をどこかの役所に出されてしまえばどうしようもないとしている。

また、結婚されたら、「ふたりに皇室行事に参加させない」、「皇室とのつきあいをさせないなど、強い姿勢を示される」ことも必要で、「結婚のために、一時金を辞退します」と二人が発表すれば「世間の視線も変わる」と言う意見を紹介している。

皇族の結婚については、「税金を原資とした一時金が支払われます。多額の税金が動くのに、完全に“私的なこと”とは言えません」(皇室関係者)ともしている。

400万円の借金を返したらいいなどという人がいるが、そんなことは小さいことだと思う。1億5000万円の大きな部分が小室氏の借金返済に充てられたり、皇室を利用した破格の奨学金を受け取っていることのほうがよっぽど大きな問題なのだ。

そして、そういうことをする人間はこれからも皇室を利用してあらゆる好ましくないことをすると見るべきだ

ただし、私はこれを機会に、皇室経済法を改正してでも、一時金を廃止して、年金のような長期的に体面を保つための年金にするとか、宮内庁の仕事を助けて対価をもらうようなことにしたほうがいいと提案している(私は何が何でもこの結婚を潰せと言っているのではないのだ)。

それがすぐ出来ないとすれば、一時金の辞退は厳しい措置だが、私はそれはかえって眞子様にいい面もある。

なぜなら、将来、眞子様が非常に困られるようなことになったとき、一時金を受け取っておられないなら、後追い的に救済策をとることが容認される可能性があるからだ。年金制度が創設されたときに対象にすることもありうるであろう。

関係者の相次ぐ自殺もきちんと調べなくていいのか

もうひとつ、「皇室ニュース」という元宮内庁職員だと称する人が運営するサイトには、「眞子さま絶句…小室家『連続自殺』の裏に『借金地獄』の新事実! 親族『結婚してはいけない』の願い」という記事が出てはネットで話題になっている。

週刊誌の記事などと比べて慎重な精査が行われていないかもしれないが、ざっと見たところでは、女性週刊誌などが書きたくても露骨すぎて躊躇していると聞いている事実も多く含まれているという印象である。

小室氏の場合、よく知られている実父はもちろん、祖父、祖母が相次いで自殺したと言われている。だからこの結婚が直ちにいけないとは言いにくいのだが、看過していいものではない。

そうある話でないのだから、その原因は本当のところどうだったのか(記事では小室氏の母親が小室氏の教育のためなどに贅沢な支出を繰り返したので借金苦があったとしているのだが少なくともそうかもしれないと推測するのに論理の飛躍はない)。

また、結果として生命保険や様々な形のイレギュラーな経緯で救われ、母子が贅沢三昧をしたのではないかという疑惑など、すっきりしないところがある(それが例の400万円にもつながる)。

令和2年正月の皇室ご一家(宮内庁サイト)

明確に皇位の将来における女系による継承が否定されていない以上は、お二人のお子様は有力な将来の天皇の候補なのである。特に悠仁親王に継承者がいない場合には、女系天皇が認められたら、第一優先順位に位置することになる。

また、こういうことは、結婚された場合に、従来の皇室と縁組みされた方々やその実家と皇室とのお付き合いと同じに考えていいのか、議論されるべきことであろう。

そういう意味で、宮内庁、東宮警察、弁護士などがしっかりと事情をヒアリングすることが必要だし、話を前へ進める前提として小室氏側に説明を求めるべきだろう。

言うまでもなく、結婚自体は、本人が望むなら止めようがない。しかし、国家から莫大な公金が支出され、また、皇室に悪い影響を与えることが危惧されることを心配する合理的な可能性がある以上は、物事を曖昧にせずに悪い噂が本当か根も葉もない話なのか、明らかにするべきなのは当然であろう。

誤解だらけの皇位継承の真実 (イースト新書)
八幡和郎
イースト・プレス
2018-04-08
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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