日本人が皇室に求めるもの:小室圭氏と愛子様に思う

2020年12月02日 06:00

小室圭氏

日本人が皇室に求める最大のものはきっと、「品性」なのだろうと思う。

その品性の背骨にあるのは、私欲より公を前に考えるという姿勢、生き方ではないか?

世の中には多くの人がいる。よって、個々の私欲は違う。私欲が前に出れば、憲法十七条に支えられている「和」の空間、和やかな社会をもたらすことは難しい。

そして、その私欲が表出しやすいのが、「金銭」に向き合う姿勢であり、感情だ。

「和」を標榜し、日本文化の根底に置いているこの社会では、だからこそ金銭欲を汚いものとした。諍いと容易に直結するからだ。

とはいえ富の交換手段である金銭は社会に必然のものなので、世間は「銭洗い弁財天」というシンボルを編みだすなど、「浄財化」するという知恵を慣習の中に発達させてきた。

日々の行いが「和」を生みだし、「和」が社会の潤滑油となることで、日本は発展してきたのである。

宮内庁サイトより

今回の小室圭氏バッシングの様々は、和の崩壊を容易に招く「金銭私欲の存在」と、民の安寧/世の安寧を祈るという皇室の最重要任務にありながら、「個を主張し、両性の合意などと民のための憲法条文のつまみ食いにより、その我欲を許容」するご両親の対応に、国民が苛ついていることに起因しているのではないか。

世間は、天皇や皇室は、2000年の「日本文化の伝統者」であって欲しいのである。諍いの絶えない世界に向かって、日本人である「誇り」の、シンボルでいて欲しいのだ。

「日本人」であってよかった、と世界に対していえる最大の根拠は、浄財化であり、その最大のシンボルとしての存在を皇室に求めているでのはないか?

少なくとも私は、そうだ。

愛子様

  愛子さま、19歳に 今春に大学進学 オンライン授業、課題などで忙しく

天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは1日、19歳の誕生日を迎えられた。今春、学習院女子高等科から学習院大文学部日本語日本文学科に内部進学した。

愛子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影(宮内庁サイトより)

母語たる言語の特性は、その民族の精神を規定する。

日本国民が天皇に担ぐ存在には「日本文化の伝統者」であって欲しいというのであれば、大学で日本文学を専攻している愛子様は、御心根に日本文化をしっかり育んでいらっしゃるような気がする。

男系、女系の論もさることながら、国民が皇室に望んでいる姿とはいったいどのようなものなのか、この根本を整理させるとてもいい機会を、小室氏の存在は日本社会にもたらしてくれたのではないだろうか。

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