2020年年初のびっくり予想の結果は?

2020年12月21日 06:00

Elizaveta Elesina/iStock

年初に様々な機関、企業、個人などが「びっくり予想」を発表しています。その元祖はブラックストーングループのバイロン ウィーン氏ですがどうも2020年の予想はかなり外したようです。明白な正解は「アメリカの株価指数、S&Pが3500を超える」「米中の包括的貿易の合意はない」あたりであとは「原油が70㌦」「自動車の自動運転開発、事故多発で中止」「FAANGはリーダーシップを失う」は外れ、「民主党が上院を取る」はいまだに不明という感じでしょうか?

このびっくり予想、当てる予想というより「こんなふうな見方もある」という「へぇー!?」という半ばジョークですのでむしろ、一年経ってみる方が面白いものです。ちなみにみずほ証券のびっくり予想では「米国で反資本主義」あたりはいい線をいっているのですがこれは「ウォーレン大統領」が前提。更に「岸田首相」「英国とEUはNo Deal Exit」「イラン革命で原油100㌦」といった具合に「あれ?」というもののオンパレードです。

日経ビジネスは反省記事まで出しています。同誌の20年の予想に対して自己採点は14戦6勝6敗2分で「これほど翌年度の予測が空振りしたのは、本企画の歴史でも初めてのことだ。このこと自体、20年がいかに『とんでもない異常な年』だったかを示す一つの証拠」と締めくくっています。

どの予想もほぼ全部外したのがコロナ。全く予期できなかったわけではなく、バイロン ウィーン氏は年末の武漢の騒動をそこまで重視できなかったと素直に反省しています。

実は私もびっくり予想を長年やっており、今年はこのブログの1月3日号にも掲載させて頂いております。私は数字で明白にわかるような予想はあまり立てていないのでどこまで当たっているか、判断は難しいのですが半分ぐらいは正解だったかなという気もします。

「トランプ大統領は再選されない」「バラバラになる欧州と英国」はまぁ正解、「何か起きるのか、北朝鮮」では「私は2020年も何も起きないとみる。彼(=金正恩氏)は思ったより気が小さく、国際ディールも経験不足で取り巻きがいて強がるだけ。朝鮮人のメンタリティも強いものに巻かれろ、であってその場その場で気持ちは変わる」としています。悪くない予想でした。

「カナダ経済はアメリカの隣国の地位を享受し好調を維持」ではカナダはコロナ禍ながらよく頑張っていますが、むしろ2021年にこの予想は更に明白になると思います。「安倍首相の賞味期限」では首相の退陣までは予想していませんでしたがベクトルは正しかったように思えます。

全く外したのがやはりオリンピックで「オリンピック、金の数は期待を裏切る」だったのですが、そもそも開催されていません。ただ、2021年度版では熟考したうえでのリベンジ版を用意しています。21年度の「ヒロのびっくり予想」は本ブログの1月3日号で発表させて頂く予定です。

aapsky/iStock

予想を立てるのは簡単そうで実はかなり難しいものです。どの予想も様々な資料をじっくり読みこみ、それなりに自分たちの理論建てを行って発表しています。多くは証券会社がその年の株価予想を踏まえて投資を促進させるために始めたようなところがありますが、株価も結局は地球儀ベースでみていかないと何がどう影響するかわからなくなってきています。

そういう意味でこのびっくり予想はかなり頭を使うゲームで、ある程度地球全般を網羅し俯瞰する能力が求められるかもしれません。今年も残り数えられる日数となってきました。ぜひとも皆さんも10大予想とは言わなくてもいくつか予想してみて紙に書き残してみたらいかがでしょうか?

皆さんの中でありそうなのが「トランプ大統領大逆転」とか「ビットコイン5万ドル」「安倍晋三、外相に」「プーチン氏、電撃辞任」などが上がるのでしょうか?その議論はぜひとも1月3日にさせていただければと思います。

日経ビジネスのコメントも「敗軍の将、兵を語る」的ではありますが、とにかく今年はコロナで「鬼滅の刃」も太刀打ちできなかったというところになるのでしょうか?

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2020年12月20日の記事より転載させていただきました。

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