【年末特集】アゴラ記事で振り返る「追悼2020」終

2020年12月31日 06:00

年末恒例、アゴラ編集部が振り返る今年の訃報ニュース。2020年の最終回です。

村上正邦さん 元参議院議員、労働大臣
享年88 埼玉県内の病院で死去

村上正邦元労相(NHK NEWS:編集部)

弁護士で元衆議院議員の早川忠孝さん

KSD事件で実刑判決を受け、服役されたが、出所後も政治の世界で隠然たる力を発揮されていた実力者の一人である。(中略)
最近の政治家は、何でも語ってしまいがちだが、古武士のような風格がある人は何も語らず、あらゆる咎を自分の一身に引き受けて黙って去ってしまうようなところがある。村上正邦氏は、そのような古武士の一人だったことは、間違いない。(中略)
そうでなければ、出所後も政治の世界であれだけの存在感を示すことが出来るはずがない・・。
(出典:アゴラ「参議院のドン村上正邦氏の訃報に接して」9月11日)

中村慶一郎さん 政治評論家、元読売新聞記者
享年86 10月29日、虚血性心疾患のため死去

石破茂氏

ポジショントーク的な発言に終始したり、権力に迎合したりといった振舞いが増えた中で、常に権力に対して公正な立場から是々非々で評論を加える数少ない硬骨のジャーナリストであったと思います。
(出典:アゴラ「中村慶一郎氏ご逝去、種苗法改正など」11月14日)

小柴昌俊さん 東京大学特別栄誉教授、2002年ノーベル物理学賞受賞
享年94 11月12日、老衰のため死去

官邸サイトより:編集部

元参議院議員の畑恵さん

気宇壮大な実験装置「カミオカンデ」を自ら考案し、実際に建造してみようと思う、その“発想”がまずは桁外れですが、当時3億5000万円もの巨費がかかり各所から反対に次ぐ反対の嵐に晒されながらも結局は実現させてしまう、その卓抜した行動力、交渉力、パワー、エネルギーもまさに桁外れで、あらゆる面で破格の研究者でした。(中略)
全ての逆境を跳ね返し“逆転満塁ホームラン”の如きノーベル賞を手にされた小柴先生に、「コロナという試練に人類はどう立ち向かうべきか」お話を伺いたかったと、今、心からそう思います。
(出典:アゴラ「星を継ぐ者 〜 小柴昌俊先生を悼む (前編)」11月16日)

 

ヴァレリー・ジスカールデスタンさん 元フランス大統領
享年94 12月2日、新型コロナウイルスのため死去

エリゼ宮公式サイトより

フランス留学経験のある八幡和郎さん

サミット(先進国首脳会議)や欧州サミットの創始者として知られるヴァレリー・ジスカールデスタン(Valery Giscard d’Estaing)元フランス大統領がコロナウイルス感染症で2日に死去した。(中略)
人工妊娠中絶の合法化や離婚の自由化、選挙権年齢の18歳への引き下げ、TGVの建設など自由化を進め、経済でも市場経済化を推進した。(中略)
1975年に先進国首脳会議をランブイエで、また、EU首脳会議をダブリンで開催することを提案し、これが世界的な多国間首脳会議の嚆矢となった。
日本の政治家との関係は必ずしもよくなかったが、先進国首脳会議の創立メンバーに日本を入れてくれたことは、日本が世界主要国としての活躍の場を得る最初の第一歩となり、大きな利益となった。
(出典:アゴラ「サミット創設者のジスカールデスタン元仏大統領、コロナに死す」12月3日)

エズラ・ボーゲルさん アメリカ人社会学者、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」著者
享年90歳 12月20日、死去

生前のボーゲル氏(左)と語らう朝比奈さん

親交のあった元経産省官僚、青山社中株式会社CEOの朝比奈一郎さん

ジャパン・アズ・ナンバーワンの著者として日本人には馴染みの深い方ですが、個人的には、そうした著名人としてより、何より、日本人以上に武士らしい思いやりの心の持ち主で、失礼を承知で書けば、日本を愛してくれた1人の「好々爺」としてのボーゲル先生に、心からの哀悼の意を表したいと思います。(中略)
「日本はこのままで良いのか。大丈夫なのか」と、日本人以上に、そして、あたかも維新の志士のように、口調は柔らかながら舌鋒するどく話される先生に衝撃を受けたことを思い出します。(中略)
今の日本人には「ガッツ」が足りない、というご発言がありました。中曽根康弘さん、盛田昭夫さんなど、「面白い日本人」を語って頂くのが最高でした。最後まで、「人」にこだわり、「人」を大切にされた方でした。日本人以上に、義理人情を理解し、体現されていた方だと思います。
(出典:アゴラ「巨星墜つ:エズラ・ボーゲル先生」12月21日)

羽田雄一郎さん 立憲民主党参議院議員
享年53 12月27日、新型コロナウイルスのため死去

立憲民主党公式サイトより:編集部

 

早川忠孝さん

マイルドな立憲民主党を作り上げるためにはなくてはならない存在だったようだ。実に温厚な方だったようである。バラバラ感が強い野党を一つの大きな力に纏め上げる時の要役を務めるに相応しい方だったようである。俺が俺が、というところがなく、敵を作ることがない実に癖がない政治家だったようである。(中略)
実に惜しい方を失った。
(出典:アゴラ「羽田雄一郎さんを失った立憲民主党は立ち直れるか」12月29日)

 

新型コロナウイルスが、暗い影を落とした一年でした。
亡くなられた皆様のご冥福をあらためてお祈りいたします。
2021年は、良い年になりますように。

アゴラ編集部

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