TBS報道特集「福島で甲状腺がんが増えた」というデマに怒りの声

きのうTBSの報道特集で「原発事故と甲状腺がん」という番組を放送しました。これは「福島第一原発事故で子供が甲状腺がんになった」と東京電力を訴えた訴訟の原告側の言い分を一方的に紹介するものです。

ところが内容はまちがいだらけ。

専門家としてコメントしたのは、論文の内容が誤りだと国連に指摘された反原発派。

無症状の甲状腺がんは検査の数に比例して発見されますが、ほとんど生命に影響はなく、過剰診断で手術すると、一生ホルモン異常になって困ります。

福島事故から11年たっても、こんな基本的な医学的事実を知らないマスコミが、反原発派の裁判闘争を利用して「両論併記」を装ってデマを拡散するのは困ったものです。