47歳のサクセス、成功者を生み出し称える社会を - 渡部薫

2009年04月21日 12:55

はてなやテレビでも紹介されていたのですでにご存知の方も多いと思いますが、今のような閉塞感のある社会には”希望”が必要です。ユニクロの柳井会長も今の日本人は希望を持たない人が多いと嘆いていました。さてそんな中でどんな人にも夢と希望を与えてくれるニュースがありました。詳しくは下記のブログにて紹介してくれているので参照ください。

らばQ:世界中が震えた天使の歌声…冴えない女性「スーザン・ボイル」が一夜にしてシンデレラに(字幕動画)


この番組を見て、改めてテレビのすごさを感じました。残念ながらネットだけではこうはいかないです。YouTubeで世界中の人々に4500万回以上視聴された映像の最初のきっかけを作ったのはテレビです。テレビは一つのムーブメントを生み出す力とそれを一斉に伝える大きな影響力を持っています。そしてそれをグローバルに口コミで一気に伝染させる力をネットは持っていて、それを見た人が感じたこと、伝えたいことを共有できるのがインターネットのすばらしさだと思います。(注釈1)

47歳のスーザン・ボイルさんに希望をもらった人は多いでしょう。(Wikipediaにはすでに項目ができています)

僕がここで言いたいのは夢や希望を持つのに年齢は関係ないということです。若いから希望が持てるとか持てないとか、30代で派遣やニート、職歴がないからと言って人生の先に希望を失うことはないのです。また自分はもう歳だからとか言って新しいことに挑戦する情熱を失う必要もないでしょう。世界ではむしろ40代、50代になってから成功する人の方が多いのです。

そしてもう一つ、成功者を称えましょう。さらに若くして成功する人を称える社会になればと思います。人はどうしても成功者を妬む傾向があります。特に日本ではその傾向が強いのかもしれません。成功者を叩き、足を引っ張りお互いがネガティブスパイラルに陥るのではなく、成功者に学び、成功者自らが社会に還元するようなポジティブスパイラルを生み出しましょう。社会の活力や希望は小さいながらも誰もが新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれる基盤から生まれるものなのです。

人は年齢で判断されます。容姿や見かけで判断されます。生まれた場所や受けて来た教育で判断されます。しかしスーザン・ボイルさんが言うように単に今まで そうしたチャンスがなかっただけかもしれません。チャンスをつかむかつかまないか選択できるのは自分だけです。47歳でこのようはサクセスストーリーを歩むスーザンさんの姿は多くの人に勇気を与えたに違いありません。僕も勇気を与えていただきました。そしてテレビ番組だとはいえ、スーザンさんの才能を一瞬で認め応 援するイギリスの人々をうらやましく思いました。(注釈2)

定額給付金など巨額の経済支援もいいのですが、私たちは本当にお金がほしいのでしょうか。それよりも本質的に希望や勇気がほしいのではないでしょうか。だれかを応援し、その過程で価値観を共有したいと思っているのではないでしょうか。そしてだれもが勇気や希望を与えたいと思っているのではないでしょうか。だとすれば挑戦者を称え、成功者を称える意識改革も必要でしょう。今の日本に必要なのはそうした小さな意識改革かもしれません。

※注釈1:テレビとネットの融合というのはある意味こういうのを言うのでしょう。1社のテレビ局またはネット企業が創り上げるものではなく、ウェブというプラットフォームがテレビの伝送能力とネットの共有力を生かす時代になったと言えます。

※注釈2:オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」の成功の影には無数の失敗と挫折があります。番組では耐えられないくらいの罵声を受けることもあるそうです。そうした厳しさを乗り越える覚悟も必要です。

らばQさん、すばらしい紹介記事ありがとうございました。

追記:
Wired Visionにさらにおどろくべき記事が出ていました。
視聴1億回:YouTube「衝撃歌手デビュー」動画の売上げは?

いわゆるこれまでヒットする、という概念をネットはことごとく覆す事例ですね。恐ろしくすさまじく圧倒的な数とスピードで情報が伝播していく、そこに動画というビジュアルが加わったことによって、これまで国や言語の壁で広がりにくかった情報が障害を越えたということですね。

起業家 渡部薫

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