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ベンチャー

ベンチャービジネスの現場からみた、シリコンバレーと日本の違い−直野典彦

以前、「雇用の流動化はトップ層から始まっている」という投稿をさせていただきました。大手企業のトップ層の技術者が、私の勤めるような小さな会社に入社してくる状況を目の当たりにして、イノベーションを主導すべきトップ層の人材流動化という構造変化の予兆ではないか、というお話しをさせていただきました。随分と時間が経ってしまいましたが、この投稿に対する知人から、あるいはコメント欄で頂いたフィードバックに答える形で、私が言いたかったことをもう少し掘り下げてみたいと思います。続きを読む

農業の未来《その2》 −樋口耕太郎

「世界を豊かにするのは、大量生産ではなくて、大衆による生産である」
マハトマ・ガンジー


資本主義以前の日本では、農業が地政学、政治・経済学、社会学的に極めて大きな影響を有していたため、当時の経済学者でも、政治家でも、事業家でも、農業という産業の現場と本質と性質を良く理解していました。日本の代表的な度量衡の各単位がお米を基準に発展してきたことはとても象徴的です。続きを読む

ホテル事業という生態系 −樋口耕太郎

事業経営はルービックキューブと似ていると思うことがよくあります。短期目標と長期目標、収益、ファイナンス、税務会計、投下資本と回収、営業、運営、エンジニアリング、人材、販管費と変動費、顧客層と評判、単価と稼働率、市場環境などの多面体をバランスよく組み合わせて、もっとも大きな企業価値に導くイメージです。難しさでありおもしろさは、パズルの一面を動かすと必ずその他の面にも何らかの影響を与えるため、パズル全体の立体的なイメージを常に捉えながら経営に当る必要があるという点です。例えばどんな優れた企画を導入しても、見事な改装投資をしても、バランスが崩れると思うように効果(収益)が現れません。

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農業の未来 −樋口耕太郎

「問題は、その問題を生み出した考え方と同じ考え方をしているうちは解けない」
アルバート・アインシュタイン


本稿は、日本の農業に関して、「I. 問題の本質」を特定し、その問題を「II. 治癒」するためのプランを明らかにします。現代の農業問題を混乱させている最大の原因は、その根源的な原因が特定されていないこと、そして、その根源的な問題を治癒するための具体的かつ実行可能な計画が存在しないこと、であり、この二点を明らかにすることこそが問題解決であるためです。続きを読む

地獄と極楽のお話: 次世代経営と生産性 - 樋口耕太郎

地獄と極楽のお話
ある人が地獄と極楽の見物に出かけようと思い立ちました。まず地獄へ行きました。そこではちょうど大きな円卓を囲んで、大勢の人たちが食事をするところでした。その人々の姿は娑婆(しゃば)に住む私共と変りありませんでした。大きな円卓の真ん中にご馳走が山と盛られてあるので、普通の箸では届きません。皆がそれぞれに五、六尺(2メートル弱)もあるような長い箸を持っています。ところが箸があまりにも長すぎて、折角挟んでも自分の口に運ぶことができない。持ってくるまでに人の口に入ってしまうのです。人に食べられてなるものかとみんな我れ一になって、自分の食べることばかり考えるものですから、長い箸と箸が音をたてて交錯し、結局、ご馳走は卓上に散乱して、誰一人として満足に食べることができないのです。食べようとして食べ得ざる時、人の心は焔となって怒りの火を発するのです。続きを読む

雇用の流動化はトップ層からはじまっている − 直野典彦

日本社会の本質的な問題について、新たな議論の場を提供しようとする試みに、賛同し、また期待しています。日本の雇用についての愚見をお伝えしたく、筆をとりました。

私は、東京で小さなソフトウェア会社をやっています。社会全体を広く見渡した制度設計を担う方や、その後ろ盾となるメディアやアカデミックポジションとはいわば対局にある、いち私企業の収益最大化が私の責任です。ただ他の皆様の「鳥の目」だけではなく、私たち実務者の「虫の目」も多少のお役に立つのではないかと思い、勇気を振り絞って投稿させていただいている次第です。続きを読む

後悔を最小化する人生 - 池田信夫

広島県知事に、湯崎英彦氏(44)が当選しました。一般には知名度はないが、私は彼から贈られた新著『巨大通信ベンチャーの軌跡』ASCII.jpのコラムで紹介したばかりでした。通産官僚からアッカ・ネットワークスというDSL(デジタル加入者線)企業の経営者に転身し、さらにWiMAXという高速無線の会社を起こし、総務省の「出来レース」の審査に阻まれたが、見事に逆転したわけです。続きを読む

挑戦に遅すぎることはない - 渡部薫

TechCrunchに、今の日本のベンチャーに言いたい事を代弁してくれていた記事があったので紹介します。
ベテランは強い―成功したスタートアップのファウンダーの平均年齢は40歳

これは僕も兼ねてから言ってきたことだけれども、ベンチャーは20代や30代より40代や50代の方が成功に確率が高いと思うのです。これは僕自身が20代からベンチャー企業を立ち上げてきた経験からいっても記事に書いてある通りだと思います。アゴラではアゴラ起業塾という起業家支援を行っていますので、みなさんどうぞお気軽に参加いただければと思います。次回、木村剛氏の講演もお見逃しなく。

堀江貴文の強さと失った石 - 渡部薫

昨日のアゴラ起業塾はホリエモンこと堀江貴文氏の講演でした。あのライブドア事件(2006年1月)から約3年半ぶりに公の場でいろいろな話をしてくれました。昨日会場にいた人は堀江氏から学ぶことは多かったのではないかと思います。

堀江氏はとても率直な話をしてくれたと思います。ベンチャー企業の心がけについて、そして今私たちが暮らしている社会にある非常に危うい法との触れ合いについて語ってくれました。続きを読む

Microsoft Yahoo!の提携 - 渡部薫

速報?MicrosoftとYahooの検索提携の主な内容

みなさんがご存知の通り、2008年2月に始まったMicrosoftによるYahoo!買収劇は1年半を経て、検索事業の提携というところに落ち着きました。

この間にYahoo!が失った時価総額は2兆円を超えました。金融危機という不運もありましたが、Yahoo!株主からすればあのとき売っておけば、という気持ちもあるかもしれません。続きを読む
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