【おしらせ】アゴラ読書塾「東アジアを疑う」
日韓関係は戦後最悪といわれていますが、この背景には歴史認識についての大きなギャップがあります。韓国の教科書では日本が韓国を侵略して1910年に不法に併合したことになっていますが、日本人(を含む他の国の人々)には理解できない歴史です。
日本を超える経済大国になった中国も、一党独裁という政治システムばかりでなく、文化的にもまったく違う国です。北朝鮮についてはいうまでもなく、広くアジアを見渡すと、むしろ日本が例外的に西欧圏に近い国です。
日本は東アジアなのか――日韓問題はこの疑問を改めて問いかけています。福沢諭吉は日本が清や朝鮮とは違うと考えて「脱亜論」を書きましたが、その後の日本は東アジアを「同文同種」の漢字文化圏として一体化しようとし、「大東亜共栄圏」で大失敗しました。
戦後は「戦争の謝罪」で和解しようとしましたが、かえって歴史問題が蒸し返されて紛争が続いています。「東アジア共同体」という構想には、EUのような現実性はありません。中韓と日本に共有できる文化が、あまりにも少ないからです。
10月からのアゴラ読書塾では、東アジアについての最近の研究を学んで、日本は中韓とどこが違うのか、日本人はアジアを理解できるのかを考えます。 授業はすべてインターネット中継するので、全国の(あるいは海外の)みなさんも視聴できます。録画をあとから見ることもできます。
講師:池田信夫(アゴラ研究所 所長)
テーマ(例)
- 韓国はなぜ偽の歴史をつくるのか
- 中国と日本は「儒教文化圏」か
- 遊牧民は「異民族」だったのか
- 日本はなぜアジアで例外なのか
- モンゴルがグローバル化した世界
- 「中国」は20世紀に生まれた
- 「大分岐」から「大収斂」へ
など受講生のみなさんの関心に応じて決めます。
テキスト
- 岡本隆司『世界史序説』
- 岡田英弘『中国文明の歴史』
- 木村幹『日韓歴史認識問題とは何か』
- 松本厚治『韓国「反日主義」の起源』
- 杉山正明『遊牧民から見た世界史』
- 平野聡『大清帝国と中華の混迷』
など随時指定します(すべて読んでくる必要はありません)。
開催日:2019年10月4日から毎週金曜日(全12回)
10月4日・11日・18日・25日
11月1日・8日・15日・22日・29日
12月6日・13日・20日
時間:19:00~20:45(手づくりの軽食つき)。懇親会もあります。
場所:Katanaオフィス渋谷(東京都渋谷区渋谷3-5-4 渋谷3丁目スクエアビル2階)会議室(渋谷駅16c出口5分)
定員:15名(先着順で締め切ります)。インターネットによる視聴は無制限(Facebookのグループで質問できます)。
受講料
- 3ヶ月12回分:6万円(消費税込み)
- 2019年7月期のアゴラ経済塾(教室受講)から継続する受講者:5万円
- 女性・学生・インターネット:3万円(ネット受講者も1回は会場で受講できます)
お申し込み方法:専用フォームに必要事項をご記入いただき、フォーム記載の弊社口座へのご入金をもって手続き完了です。
主催:株式会社アゴラ研究所
アクセスランキング
- 24時間
- 週間