【ネット受講は受付中】アゴラ経済塾「環境・エネルギー問題を経済的に考える」
TIME誌は「今年の人」に地球環境の危機を訴えるスウェーデンの高校生、グレタ・トゥーンベリを選びました。彼女はCOP25(気候変動枠組条約締約国会議)で「人類は非常事態なのに各国政府は抜け道をさがしている」と大人を批判しました。
今や地球温暖化は、人類最大の問題に昇格したようにみえます。人類が危機に瀕していることは自明で、何をやるべきかもわかっており、問題は行動することだけだ、というのが彼女のような活動家の主張ですが、これは本当でしょうか。
気候変動について専門家の意見はわかれており、これからの気温上昇も正確な予測はできません。地球温暖化についてのパリ協定から、アメリカは脱退してしまいました。温室効果ガス排出を減らすことだけが目的なら、エネルギー消費を減らせばいいのですが、途上国にとっては100年後の地球の気温より今日の生活のほうが大事です。
地球環境問題は「人類を危機からいかに救うか」という正義の問題ではなく「温暖化とエネルギー消費のトレードオフの中から何を選択するか」という経済問題なのです。2020年1月からのアゴラ読書塾では、科学的な事実にもとづいて環境問題とエネルギー問題を経済的に考え、受講生のみなさんと議論したいと思います。
授業はすべてインターネット配信するので、全国の(あるいは海外の)みなさんも視聴できます。録画をあとから見ることもできます。2月21日には杉山大志さん(キヤノングローバル戦略研究所)、3月6日には有馬純さん(東大公共政策研究科教授)をお迎えしてお話をうかがいます。
講師:池田信夫(アゴラ研究所 所長)
テーマ(例)
- 地球は温暖化しているのか?
- 温暖化の原因は人間活動か?
- 温暖化で異常気象は増えているのか?
- パリ協定で温暖化は止まるのか?
- 温暖化対策のコストはどれぐらいかかるのか?
- 原発ゼロは可能か?
- 温室効果ガス排出ゼロは可能か?
など受講生のみなさんの関心に応じて決めます。
テキスト
- IPCC第5次評価報告書
- ノードハウス『気候カジノ』
- 杉山大志『地球温暖化とのつきあいかた』
- 有馬純『精神論抜きの地球温暖化対策』
など随時指定します。
開催日:2020年1月10日から毎週金曜日(全12回)
1月10日・17日・24日・31日
2月7日・14日・21日・28日
3月6日・13日・19日(木)・27日
時間:19:00~20:45(手づくりの軽食つき)。懇親会もあります。
場所:Katanaオフィス渋谷(東京都渋谷区渋谷3-5-4 渋谷3丁目スクエアビル2階)会議室(渋谷駅C1出口5分)
定員:15名(教室受講は締め切りました)。インターネットによる視聴は無制限(Facebookのグループで質問できます)。
受講料
- 3ヶ月12回分:6万円(消費税込み)
- 2019年10月期のアゴラ経済塾(教室受講)から継続する受講者:5万円
- 女性・学生・インターネット:3万円(ネット受講者も1回は会場で受講できます)
お申し込み方法:専用フォームに必要事項をご記入いただき、フォーム記載の弊社口座へのご入金をもって手続き完了です。
主催:株式会社アゴラ研究所
アクセスランキング
- 24時間
- 週間