アゴラ 言論プラットフォーム https://agora-web.jp 経済、ビジネス、情報通信、メディアなどをテーマに、専門家が実名で発言することで政策担当者、ジャーナリスト、一般市民との交流をはかる言論プラットフォーム ja Wed, 20 May 2026 01:10:00 +0000 https://agora-web.jp/img/logo-for-smartnews.png アゴラ 言論プラットフォーム https://agora-web.jp/img/logo-for-smartnews.png 「上京しちゃいけない側」の人たち economy 黒坂岳央です。 先日、SNSに「上京しちゃいけない側」の人たちという投稿が流れてきた。 最近「上京しちゃいけない側」なのに上京しちゃう人が多すぎるんだよね。東京への憧れを持って上京するのは良いけど、初任給30万も貰えない

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黒坂岳央です。

先日、SNSに「上京しちゃいけない側」の人たちという投稿が流れてきた。

非常に大きく拡散されており、これだけの数字が出るということは、同じ現実に直面している人間がそれだけ存在するということだ。

筆者はかつて「東京で成功したい」と夢を持って上京した人間だし、過去には「40代年収400万の上京組は実家へ帰りなさい」という記事を書いた。

若者なら誰しも東京へ行き、荒波に揉まれることで成長できる時代があった。だがそれは2019年までの話であり、今は時代が変わった。現在は東京へ行くべきでない属性がある。

上京しちゃいけない側の人間とは、up or outという厳しい東京という場所で年齢とともに上へいく気概を持てない人たちだ。

lechatnoir/iStock

東京は競争で勝つ前提の街

そもそも東京は「地方でくすぶった人が受け身で幸せを期待する場所」ではない。「厳しい他者競争を勝ち抜いて幸せを掴む場所」という本質がある。

競争を勝ち抜く能力と意志がある人間には、地方では得られない密度の機会を提供する「競争インフラ」だ。実際、筆者は地方では得られない外資系企業でのキャリアを作るために上京し、戦っていた。年収が右肩上がりに増え続ける人間には、東京は確かに報いる街である。

だが年収が横ばいのまま年齢だけを重ねると、家賃や物価の上昇に確実に追い越される。地方で暮らしていれば普通に手に入ったはずの「結婚」「ゆとりある住まい」「子供」といった幸福が、東京では永遠に手の届かない場所へ移動し続ける。

ここで「人生はお金だけじゃない」という反論が想定されるが、問題の本質はそこではない。東京という街は、お金以外の価値を享受するためにもお金が必要な構造になっているのだ。

友人と食事をするにも、子供を公園で遊ばせるにも、休日に気分転換するにも、あらゆる行動にコストが乗る。地方なら無料の自然や空間が、東京では有料施設に置き換わる。

「お金より時間が大事」と言っても、満員電車に1日2時間を奪われる生活で時間的豊かさは生まれない。「人間関係が大事」と言っても、会うたびに割高な飲食代が発生する街で気軽な付き合いは維持しにくい。

お金がないと買えないのは物質だけではない。時間、余裕、選択肢、精神的なゆとり、そのすべてが東京では課金が必要になる。

さらに2019年以降、東京の競争はさらに激化した。ポストコロナで金利、インフレ、不動産価格が大きく変化したからだ。

インフレが定着し、住宅ローン金利も上昇局面に入った。都心の不動産価格は一般サラリーマンの手が届かない水準へと高騰している。それ以前の東京には、築古物件を選べば家賃を抑えられるような「貧乏でも工夫すれば住める抜け道」があった。そこから努力してより良い住処へ下剋上する、というルートには夢があったのだ。

その抜け道が今、完全に塞がれつつある。所有権での購入が困難になった結果、定期借地権という形態に押し込まれる構造が急拡大しているからだ。

不動産経済研究所のデータによると、2025年の首都圏における定期借地権分譲物件は1,502戸と過去最多を更新。中古流通件数も前年比136%と急拡大している。定期借地権とは土地を買えない人間が地代を払い続ける契約であり、更新のたびに条件が変わる。

「安く住める選択肢が増えた」のではなく、「所有権で買えない層が増えた結果、そこに押し込まれる人間が増えた」という構造だ。東京23区の新築マンション平均価格は1億3,613万円。一般的なサラリーマンが所有権で都心に住むという選択肢は、事実上消滅しつつある。

かつての東京は「頑張れば普通の生活が買えた」街だった。しかし今の東京は完全な「課金ゲー」だ。課金力がない状態で参加すると、「普通の生活」すら手が届かなくなる。富む者がますます富み、海外からの買い手増加で競争は更に激化、インフレが進んで課金ゲーで押し負けるとますます厳しくなっていくのがメガトレンドである。

東京で課金ゲーしないと買えないもの

課金力不足の人間が直面する現実は、以下の3つの戦線に現れやすい。

1つ目は恋愛や結婚市場である。

地方では年収300万円未満でも結婚している若者は山ほどいるが、東京の恋愛市場では経済力がまず最低限の参加資格になる。代替が無限に存在する超巨大市場では、経済力のない人間は最初のフィルターで弾かれる。もちろん、それが全てとは言わないが、若さという魔法が解けた後は経済力が残酷なまでの壁として立ちはだかる場所が東京である。

2つ目に住居だ。

家賃8万円台でも「安い」と言われる東京で、手取り20万円の生活をすれば、収入の40%以上が家賃に消える。これではまったく貯蓄もできず、生活防衛のために消費を削り続けることになる。お金の切れ目が夢の終わり。これでは毎日、ただ生きていくのに精一杯で、その間に年を取るだけで相対的に後退していく。

3つ目は育児だ。

筆者は東京と地方の両方で育児を経験したが、子供が生まれると人生のステージが変わる。東京では夜泣きひとつで隣人トラブルになりかねない過密空間だ。こうなると選択肢は二つしかない。超高額な家賃を払って都心の広い部屋に課金するか、千葉や埼玉へ下って長距離通勤を受け入れるかだ。前者は人を選ぶので、必然的に後者となる。

東京に滞在し続けるために、どこまで子供の数を絞るかという天秤が発生するのが今の東京だ。地方では2000万円台の戸建てで子供を3〜4人育てる家庭がいくらでもあるが、東京ではその選択肢が最初から存在しない。

自分にとっては「お金のために子供を減らす」という発想が受け入れられない。幸せになるためにお金を使うべきが、幸せを削ってお金を確保するのは人生の大きな矛盾に感じてならない。

東京のきらめきは年齢とともに消える

これは何度も過去記事で書いていることだが、東京のきらめきは年齢とともに消えていく。

若い頃は「イオンと実家の往復で20代を過ごしたくない」という反発が上京の動機になる。六本木や新宿の娯楽を消費することに価値を感じ、都会にいる自分に意味を見出す。筆者も20代の頃は都会の輝きの前で「来てよかった」と感じていた。食事、娯楽、イベント。地元では得られない刺激があった。

だがある年齢を境に、受け身の娯楽に飽きて疲れる。これは個人差というより年齢と慣れから来る普遍的現象だ。

決定的なのは結婚して子供ができた後だ。かつてキラキラに見えた都心が、単に過密で割高な場所に見えてくる。都内の高級フレンチは子連れでは入れない。複数の用事を一度に済ませたいと思うと、東京の街の構造は著しく非効率だ。

逆に、食料品・衣料・医療・娯楽がワンストップで揃う地方のイオンが、極めて合理的な空間に変わる。筆者にとって今や新宿や渋谷より、イオンのある地方の方がありがたい。これはライフステージに応じた合理的な更新だ。

本稿には「地方に雇用がないから東京しか選択肢がない」という反論が想定されるが、それは「東京か地元か」という視野狭窄な二択思考にすぎない。

九州なら福岡、関西なら大阪がある。テレビ局・外資系金融など一部の特権的な職種を除けば、普通の人間が求める質の高い仕事は主要地方都市に存在する。最もコストが高く競争が激しい都市を、消去法で選ぶ必然性はどこにもない。

上京しちゃいけない側の正体はなんだろうか?

夢がない人間のことではない。地元が嫌いでない人間のことでもない。東京という課金ゲーで年収を上げ続ける設計を持たないまま、逃避だけを動機に受け身で期待する人のことだ。

上京1年目で泣く人間が量産されるのは、東京が残酷だからではない。課金ゲーのルールを知らないまま参加したからだ。

2025年10月、全国の書店やAmazonで最新刊絶賛発売中!

なめてくるバカを黙らせる技術」(著:黒坂岳央)

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https://agora-web.jp/archives/260519010519.html https://agora-web.jp/archives/260519010519.html Tue, 19 May 2026 22:00:19 +0000 Tue, 19 May 2026 22:00:19 +0000
太宰治に学ぶ「キラキラしない」生き方 technology 5/18にスタートした新潮社のサブスクサービス “新潮QUE” で、月1回の連載を持つことになった。題して「キラキラから遠く離れて」で、コンセプトの基になったのは1年半前、『週刊新潮』に寄稿したこ

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5/18にスタートした新潮社のサブスクサービス “新潮QUE” で、月1回の連載を持つことになった。題して「キラキラから遠く離れて」で、コンセプトの基になったのは1年半前、『週刊新潮』に寄稿したこの記事である。

なぜ承認欲求のためにキラキラすると失敗するのか|與那覇潤の論説Bistro
いま発売中の『週刊新潮』12月12日号に、JTさんのPR記事の形で1ページもののインタビューが載っています。連続企画の名前は「そういえば、さあ」で、私の回のタイトルは「ネガティヴさを許しあえる社会に」。 ずばり! イントロは「コロナでみんな...

かなーり幅の広い本をこれまで出してきたのだが(Wikipediaの「著書」欄をどうぞ)、意外に生活エッセイみたいなものは、あまり書いてこなかった。50歳を前にして、新たな挑戦の機会をもらえたことに感謝している。

新潮QUEに入ると、『週刊新潮』の毎週早読みのほか、ぼくも何度かお世話になった旧来のサブスクForesightも読み放題となり、さらに新潮社が提供するフリーの電子書籍がどっさり読める。

與那覇潤×勅使川原真衣「能力主義はなぜ生きづらいのか」:「それってあなたの感想ですよね?」への対処法 | 新潮QUE(キュー)|新潮社
※両氏の対談をもとに編集・再構成を加えてあります。 與那覇潤(以下、與那覇) 勅使川原さんの著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)は、2022年の年末に刊行され、翌23年のあいだを通じて評判だった話題作です。…

昨年刊の『江藤淳と加藤典洋』に倣って、太宰治の『斜陽』で連載を始めたのだが、読み放題には同書の新潮文庫版も入っている。こうした意図せぬ “コラボ” は、老舗のサブスクならではだ。

連載タイトルの「遠く離れて」も、元は1967年の映画『ベトナムから遠く離れて』に始まり、蓮實重彦の『小説から…』(89年)、加藤典洋の『テクストから…』(2004年)と書き継がれた、名門シリーズになっている。

御礼: 『江藤淳と加藤典洋』が橋を架け、分断をつないだ1年間|與那覇潤の論説Bistro
戦後80年だった2025年の夏、佐伯啓思先生を囲む機会があった。保守思想家の重鎮で、加藤典洋さんの『戦後的思考』(連載1998~99年)に、その頃ふたりが行った論争の痕跡が見える。 2022年に伺った際には、論争した時は会っても「評価できな...

「キラキラしない」で生きるコツを考える連載なのに、こうして自分でハードルを上げてるんだから世話はないが(苦笑)、まぁお酒の熟成待ちみたいな感じで、見守ってあげてください。

初回に限り、新潮QUEでも(要登録だが)無料公開されているので、許可を得てこのnoteでも全文をお披露目する。アゴラへの転載もOKとのことなので、多くの人の目に触れて、契約を検討する一助になるなら嬉しい。

焼酎の「冷」で行きたい夜もある | 新潮QUE(キュー)|新潮社
「もし、もし。大丈夫でしょうか。焼酎を召し上っているのですけど。」 敗戦直後の日本の上流階級を描いた、太宰治の『斜陽』(1947年)にこんなせりふがある。弟が南方から復員したため、姉(主人公)は村で一軒だけの宿屋に「お酒」を分けてもらいにい...

第1回:焼酎の「冷」で行きたい夜もある

「もし、もし。大丈夫でしょうか。焼酎を召し上っているのですけど。」

『全集9』ちくま文庫、127頁

敗戦直後の日本の上流階級を描いた、太宰治の『斜陽』(1947年)にこんなせりふがある。弟が南方から復員したため、姉(主人公)は村で一軒だけの宿屋に「お酒」を分けてもらいにいくが、在庫がない。

やさぐれた弟は納得せず、「交渉が下手だからそうなんだ」と言い放ち、自ら宿屋に乗り込む。そのおかみがわざわざ家まで飛んできて、眼を「強く見はって、一大事のように、低い声で言う」のだから、相当だ。血相を変えて、というやつである。

とはいえ姉が訊き返すとおり、幸いにも「メチル」ではない。燃料用の有毒アルコールであるメチルを、当時は物不足から飲用に転ずる例が多く、失明など深刻な被害を出していた。弟はそうではなく、宿に残る焼酎を注文したというだけだ。

『斜陽』 太宰治 | 新潮社
破滅への衝動を持ちながらも“恋と革命のため”生きようとするかず子、麻薬中毒で破滅してゆく直治、最後の貴婦人である母、戦後に生きる己れ自身を戯画化した流行作家上原。没落貴族の家庭を舞台に、真の革命のためにはもっと美しい滅亡

このシーンの意味が、長いことわからなかった。別に、焼酎くらい飲んでもええやん。日本酒がないんだから。

そうなるにも理由がある。1998年に大学に入ったぼくの場合、つきあいのコンパではなく自分で店を選んで飲む癖がつくのは、2001年ごろ。ちょうど芋焼酎ブームと呼ばれて、焼酎が「キラキラ」したお酒になった時期だった。

飲み方はだいたいロック。日本酒と同じ黄麹で仕込む富乃宝山が、臭みがなく女性も好きだと評判だった。麦焼酎では名前からしてステキな百年の孤独が、良心的な店さえ探せば、デフレもあり学生でも十分頼めた。

【江口まゆみ 酔っぱライターのお酒見聞録】安酒イメージから…新たに“プレミアム焼酎”ジャンル開拓へ 「百年の孤独」「中々」など新商品を次々と開発(1/2ページ)
★「宮崎県黒木本店」(上)宮崎市内からJRで40分ほど北へ向かうと、尾鈴山(おすずやま)を水源とする小丸川が、日向灘へと注ぐ大地に、県内で最も小さい町、高鍋町…

やっと太宰の書いていたことがわかるのは、2017年に失業して、いまの住まいに越してから。妙に周りに串焼きの店が多いので、ふらりと寄って試すのが趣味になった。

主に焼きとんの場合、そんな店は日本酒でなく焼酎も「冷」で出す。下受けの皿に乗せたグラスになみなみ注いで、最後に梅か葡萄のシロップを垂らすことが多い。つまり中身は90%以上がストレートの焼酎だが、なぜかそれを「梅割り」「葡萄割り」と呼ぶ。

リベラルとはネオンサインのホルモン屋を守ることである|與那覇潤の論説Bistro
去年の忘年会で、はじめて池袋西口の「酒蔵 力」(さかぐら りき)に行った。力は1969年に浦和で創業して以来、埼玉を中心に展開している串焼きチェーンで、肉の卸問屋の直営。新鮮なホルモンが売りである。 酒蔵 力 池袋西口店 (池袋/居酒屋)★...

日本酒の度数は、15度くらいが標準だ。対してキンミヤ焼酎には3段階あり、「冷」で出す際は25度のものが基本。ウィスキー(40度)などのショットとは違い、出る量がはるかに多いため、杯数を制限する店もある。

そんなものうまいのか。うまいのである。キンミヤは本来ならサワーで割るためのベースで、甲類焼酎だ。銘柄を指定して頼む、ブランドものの焼酎は乙類。甲類でこんなにうまいなら、「キラキラ化」のための工夫はなんだったのかと思うくらい、うまい。

亀甲宮焼酎・キンミヤ焼酎 | 株式会社 宮﨑本店
国内の甲類焼酎の中でも最高峰の品質を誇る亀甲宮焼酎、通称「キンミヤ」。

いや、正確に言おう。十分にうまいのだが、そのうまさの成分は「味」だけじゃない。

いきなり1杯目から梅割りを頼む客は、まず見ない。ビールかホッピー、サワーで始めて、串を楽しんだ後の「〆」でのオーダーが多い。葡萄シロップも選べたりするあたり、ある意味でスイーツの役割なのかもしれない。

酔ってるしお腹も一杯だから、最後の梅割りや葡萄割りは、むしろ店ぐるみの雰囲気を楽しむために飲む。クイッと行けちゃう日本酒の冷ではなく、度数が高く舐めるようにしか飲めない焼酎だからこそ、頼めばのんびりその場所に居ることができる。

時間のダイバーシティ: 失われた日本の可能性|與那覇潤の論説Bistro
異様な高熱が引かずに身体まで震え出し、入院せざるを得なくなってしまった(現在は退院)。そのため連休はじめ、公私の予定を入れていた方にはキャンセルの連続で、大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。 驚いたのは、PCRがコロナもインフルも...

だから、飲んでるのは味だけじゃない。チルアウトした「時間」を飲むことで身体じゅうにほとばしるうまみが、焼酎の冷の本質だ。

時間をおいしくする——この場所に「もうちょっと居たい」と思わせるには、コストがかかる。厨房の活気や、耳に入るのが楽しい周囲の会話は、オンデマンドでは手に入らない。なにより店の常連になり、話に割り込める関係を得ることで、そのうまみは増していく。

逆に「キラキラ化」とは、ひとりで・口に入れるだけで・いますぐ、「おいしい!」と叫ばせる味を追求することだ。だからそれはしばしば、その人を個人として価値づける記号にもなる。

百年の孤独や魔王なら自室の棚に瓶を飾り、インスタライブで開ける姿がサマになる。逆に冷蔵庫からキンミヤを出してどくどく注ぎ、怪しい色までつけて飲み出す配信は、ちょっと怖そうだ。

幻の芋焼酎「3M」の世界へようこそ!森伊蔵、村尾、魔王の歴史と魅力に迫る【ブログDEゴザル】 | お酒買取専門店DEゴザル<東京・大阪・福岡など全エリア対応>
幻の芋焼酎「3M」の世界へようこそ!森伊蔵、村尾、魔王の歴史と魅力に迫る みなさん、こんにちは!お酒買取専門店DEゴザル本店です。 お酒好き、特に焼酎好きの方なら一度は耳にしたことがあるであろう「3M」。そ …

もちろん、どちらかが正解じゃない。キラキラとおいしい酒も、まったりとおいしい酒もあっていい。問題は、片方だけが「優れている」かのように推される、ヘンな世相だ。

暮らしのアイテムをみなキラキラとさせれば、誰もが「ひとりで」快適に生きられる。そんな方向への進化を、ぼくらは長く近代化と呼んできたけど、令和に入ってその行きどまりが見えている。

太宰治の「リベラリズム」|與那覇潤の論説Bistro
一昨日の記事の続き。来月に出る『ひらく』10号で、同誌はいったん休刊するのですが、ヘッダーの写真のとおりそこに人生で初めて、太宰治について書いています。 昔、ぼく自身がやっていた日本近代史という分野が歴史学にはあって、そこで仕事をしているか...

『斜陽』の一家は地方への疎開組で、周りに腹を割っていっしょに飲める人がいない。だから焼酎に手を出した弟は、戦前からのインテリの苦悩を誰にもケアされぬまま、やがて孤独な自死に至る。

だけどもし、もう少しここで「時間を飲みたい」と思わせる場所があったら、どうだったろう?

小さなひとつの場面からでも、古典は現在の見え方を変えてくれる。誰もが「キラキラ」なんてできない中で、どうやっていまを持ちこたえるかのヒントも、そこにある。

葡萄割り。色も味も一級です

(ヘッダーは味の素のサイトより。料理の写真のモチーフは、戦時中の紀行文『津軽』かと)

編集部より:この記事は與那覇潤氏のnote 2026年5月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は與那覇潤氏のnoteをご覧ください。

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https://agora-web.jp/archives/260519060525.html https://agora-web.jp/archives/260519060525.html Tue, 19 May 2026 21:50:25 +0000 Tue, 19 May 2026 21:50:25 +0000
バンスよりもルビオが好き?:2028年共和党大統領候補レースに異変あり column トランプの「新しい遊び」 トランプ大統領には最近、側近や腹心たちに仕掛ける新たな「パーラーゲーム」がある。「JDとマルコ、どっちがいい?」——つまり、2028年に自分の後継として共和党の候補に誰を据えるべきか、バンス副大

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トランプの「新しい遊び」

トランプ大統領には最近、側近や腹心たちに仕掛ける新たな「パーラーゲーム」がある。「JDとマルコ、どっちがいい?」——つまり、2028年に自分の後継として共和党の候補に誰を据えるべきか、バンス副大統領かルビオ国務長官か、という問いかけだ。複数の情報筋によれば、トランプはこの質問をさりげなく、しかし頻繁に口にするようになっている。

表向きは和やかな冗談のように見えるが、その背後では「ポスト・トランプ」をめぐる静かな、しかし着実な権力闘争が進行しつつある。

バンス副大統領とルビオ国務長官 同国務長官Xより

数字の上ではバンス優勢

世論調査の数字だけを見れば、バンスが圧倒的に優位だ。ハーバード大学CAPS/ハリス世論調査(4月末実施)では、共和党内での2028年大統領候補支持率はヴァンスが48%、ルビオはわずか16%にとどまっている。

一方、別の調査では異なる結果も出ている。2024年大統領選で「最も正確」と評価された世論調査会社アトラスインテルが2,000人以上のアメリカ人を対象に実施した最新調査では、ルビオが45.4%でトップ、バンスが29.6%で2位、デサンティス・フロリダ州知事が11.2%で3位という結果が出ている。

調査機関によって数字が大きく異なるのは、レースがいかに流動的かを示している。

ルビオ台頭の理由――「表舞台の男」

ヴァンスと比べたときのルビオの最大の強みは、その役職だ。国務長官と国家安全保障補佐官という二つの要職を兼務するルビオは、ニュースの中心に常に登場する。一方、副大統領職には明確なポートフォリオがない。トランプはニュースを貪欲に消費する人物であり、その点でルビオは圧倒的に有利な立場にある。

ルビオは近週、国際舞台で目覚ましい活躍を見せた。イラン情勢に絡みローマ教皇レオと会談するためヴァチカンを訪問し、トランプの重要な同盟国であるイタリアのメローニ首相とも会談した。また、報道官の産休中にはホワイトハウスの記者会見を自ら取り仕切り、国内外の政策双方でその存在感を高めている。

ルビオは初当選から2016年の大統領選挑戦まで複数の選挙戦を経験しており、党内の有力ドナー、草の根組織、そして幅広い人脈を持つ。バンスとの比較において「好感度」でも優位に立つとされる。

バンスの苦境――「見えない副大統領」

MAGA基盤の熱烈な支持者たちはバンスの指名を疑わないが、ワシントンの内部では異なる声が静かに広がりつつある。バンスが副大統領という現在の立場を十分に活かせていないという批判だ。草の根のリーダーたちを招いて関係を構築すべきところ、全国的な選挙活動にもほとんど姿を見せていない。「ホワイトハウスに電話するとトランプ自身が折り返してくる。しかしバンスのオフィスに電話しても、返事が来るまで時間がかかる」という声も出ている。

イランとの戦争が続く中、バンスは低姿勢に徹しており、公の場での発信をトランプやルビオ、ヘグセス国防長官らに委ねている。

トランプの本音――「バンスを焚きつけるためのルビオ」

トランプはバンスを後継者に選んだ張本人だ。しかし近年、公私を問わずルビオの活躍を称賛する発言が増えている。

複数の側近は、トランプがルビオを持ち上げ続ける理由の一つは、ルビオをバンスの副大統領候補として誘い込むためだと分析している。トランプ自身は最終的な後継者を明言することを避けており、その理由は「チームに現在の仕事に集中させたい」「権力を失いつつあるように見せたくない」という計算があるからだとされる。

「見えない予備選」の構図

政治アナリストたちは現在の状況を「見えない予備選」と呼ぶ。正式な選挙戦が始まる前の段階で、候補者たちが全国的な知名度を高め、支持者を囲い込み、布石を打つ時期だ。そしてこのレースを決定的に左右するのは、依然としてトランプの後継指名だ。

バンスはすでに共和党全国委員会の財務委員長を務めており、中間選挙に向けて全国行脚を計画している。一方、誰一人として2028年に向けた具体的な動きを見せていないという奇妙な状況も続いている。ジョージア州のケンプ知事、フロリダのデサンティス知事、テキサスのクルーズ上院議員、ミズーリのホーリー上院議員といった面々はいずれも大統領の座を意識しながら、誰も動き出していない。

「ドリームチーム」の亀裂

トランプは2人の組み合わせを「ドリームチーム」と呼んで持ち上げたが、バンスはルビオとコンビを組む可能性について「いま最も話したくない話題の一つ」と距離を置いた。

2028年の予備選まで2年以上ある。しかし「ポスト・トランプ」をめぐる戦線はすでに静かに、しかし確実に動き始めている。ルビオが「外交の表舞台」で存在感を示し続ける一方、バンスが「見えない副大統領」という罠から抜け出せるかどうかが、このレースの行方を左右しそうだ。

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https://agora-web.jp/archives/260519123907.html https://agora-web.jp/archives/260519123907.html Tue, 19 May 2026 21:45:07 +0000 Tue, 19 May 2026 21:45:07 +0000
ヒースロー空港のバゲージシステム障害。ロンドンの長い待ち時間 column 出口里佐です。 5月15日金曜日。 リヨンからブリティッシュ・エアウェイズで、ロンドン・ヒースロー空港へ到着しました。 午後6時過ぎ。入国審査は驚くほどスムーズでした。 いつもは自動化ゲートでなぜか弾かれ、有人窓口へ案内

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出口里佐です。

5月15日金曜日。 リヨンからブリティッシュ・エアウェイズで、ロンドン・ヒースロー空港へ到着しました。

ヒースロー空港alxpin/iStock

午後6時過ぎ。入国審査は驚くほどスムーズでした。 いつもは自動化ゲートでなぜか弾かれ、有人窓口へ案内されることが多い私のパスポートが、その日は一度で通ったのです。

「今日は運が良いのかも」

その時は、そんなふうに思っていました。

しかし、その数十分後から、私はターミナル5のバゲージクレームで、長い夜を過ごすことになります。

本当は今回のヨーロッパ旅行でも、絶対にヒースロー空港への到着便ではスーツケースを預けないと決めていました。フランクフルトやヒースローでは、荷物トラブルの話を何度も聞いていたからです。

ところがパリで友人から液体の素敵なお土産をいただき、そこから少し気が緩みました。ラファイエット・グルメでジャムや黒トリュフの瓶詰め、モノポリで日本では入手が難しいオレンジフラワーウォーター200ml入りまで買ってしまい、「これは預けるしかない」と観念したのです。

入国審査通過後、ベルトコンベア前へ向かうと、すぐに妙な空気に気づきました。

人はたくさんいるのに、荷物がまったく流れてこない。別のレーンには大量のスーツケースが放置されたままで、持ち主らしき人影が見当たりません。

スーツケースが沢山並んでいるけれど、人は待っていないベルト

とりあえず、すぐには出てこないだろうと思い、先にトイレへ行きました。 その時点で午後6時40分頃だったと思います。

私の乗っていたリヨン便は「7番」と表示されていましたが、待っていても何も始まる気配がありません。やがて空港アナウンスが流れました。

リヨン便は7番

「本日、空港のバゲージシステムに障害が発生しており、復旧まであと100分程度かかる見込みです」そんな内容だったと思います。ただ、早口のイギリス英語なので、完全に聞き取れたわけではありません。

そういえば、リヨンで搭乗前に、ブリティッシュ・エアウェイズから「機内サービスが一部制限される」というメールは届いていました。飲み物などが通常通り提供できない、という案内です。しかし、本当に重要な「空港全体のバゲージシステム障害」については、1時間以上経っても連絡が来ませんでした。

ベンチに座りながら待っているうちに、またアナウンスが流れます。

「空港で待たなくても、バゲージ遅延フォームを提出すれば、後日ホテルや自宅へ配送できます」

もうこの日は受け取れないかもしれない。そう思い、スマートフォンからフォーム入力を始めました。

宿泊ホテルの住所。 チェックアウト日。 さらに、もし間に合わない場合は日本の自宅住所。

BAからのショートメッセージ

入力を終え、送信しようとしたその瞬間、ようやくブリティッシュ・エアウェイズからショートメッセージとメールが届きました。状況説明と、フォーム入力を促す内容でした。

「遅いよ……」思わず笑ってしまいました。

念のため、もう一度スクリーンを確認しに行くと、リヨン便そのものが表示から消えていました。

「今日はもう待たないでください」

そう言われたような気がしました。

同じリヨン便の乗客たちも、いつの間にか姿を消していました。みんな、諦めたのでしょう。フォームを送信したのは、午後9時過ぎでした。ただ、今回は少しだけ希望がありました。スーツケースにAirTagを入れていたからです。

19:15のAirTagによるiPhone「探す」の表示。私がいるのはスマイルマークのT5建物、スーツケースは、右に何キロか離れています。

iPhoneの「探す」を見ると、荷物はずっとターミナル5の敷地奥に止まっていました。

リヨン便は到着後、飛行機から私達乗客をバスで15分ほど移動してターミナルへ向かったので、おそらく荷物だけが取り残されていたのでしょう。ホテルへ戻って寝る直前まで、AirTagの位置は動きませんでした。

ところが翌朝、再び「探す」を開くと、スーツケースはターミナル5の建物内へ少し移動していました。たったそれだけなのに、嬉しかったです。

翌朝のAirTag「探す」画面。スーツケースがT5建物内に!!

ロンドンでは2泊した後、湖水地方へ1泊し、その後また同じホテルへ戻って2泊する予定でした。ホテルのスタッフに事情を説明し、「不在中に荷物が届いたら預かってもらえますか?」と聞くと、「ノープロブレム!」と明るく答えてくれました。その言葉にも、少し救われました。

以前、2005年にベルリンで一度だけバゲージ遅延を経験したことがあります。 あの時は翌朝5時にホテルへ配送されました。

しかし今回は、ヒースロー空港ターミナル全体のシステム障害です。何日かかるのか、まったく読めません。

しかも今回は、ロイヤルバレエ「マイヤーリンク」と、もうひとつオペラを観るためのロンドン滞在です。本当は少しおしゃれをして劇場へ向かいたかったですが、飛行機の移動時にふさわしい服装、ジーンズと長袖Tシャツ、スニーカーという超カジュアルなスタイルで何日か過ごさないといけません。

それでも、あの長い待ち時間の中で、少しだけ救いもありました。隣のベンチに座っていた女性たちと、自然に会話が始まったのです。

「どこから来たの?」 「何時間待ってるの?」

彼女たちはギリシャの小さな島での休暇から帰ってきたところで、私よりもっと長い3時間以上待っていました。それなら今日は無理かもしれないなと、そう諦めがついた頃、ついに彼女たちのスーツケースが出てきました。思わず私は「Congratulations!」と叫んでいました。

すると彼女たちは笑いながら、

「Next is you!」 「Good luck!」

と返してくれました。

ギリシャは真夏のように暑かったそうです。

一方のリヨンは、冬のように寒く、私は何枚も重ね着していました。リヨンでは美味しいものを食べましたか?と聞いてくれた彼女の笑顔をいまでも覚えています。一瞬、私達のおかれた、ネガティブな状況をおしゃべりで忘れられました。

ほんの数時間前まで、別々の国にいた人たちと、ヒースロー空港のベンチで励まし合っている。旅のトラブルというのは、本当に不思議な連帯感を生むものですね。

しかし2日以上経ち、湖水地方のホテルに到着し、月曜の朝になった今も、まだスーツケース到着の連絡はありません。AirTagはターミナル5の建物で止まったままです。ここまできたら日本の自宅まで送ってくれれば、良しとしようと思っています。明日の火曜日、帰国前日のロンドンで観るオペラ、「サムソンとデリラ」も同じ超カジュアルスタイルで行くことになりそうです。

そういえば、ヘアアイロンもスーツケースのなかだったので、カジュアルスタイル、プラス爆発ヘアという、場違いなおばさんが、オペラハウスのエントランスのセキュリティスタッフに、何しにきたの?と馬鹿にされないか心配です。BAのメールには、今回の荷物の遅延に伴う必需品(essential items)の購入費用は請求することができますとありましたが、シックなワンピースと靴はきっと認められませんね。

こんな風になるのかしらという、あくまでイメージです。実際はもっと優しいと思いますが。まともな恰好していきたいです。

リヨン便の後に到着した、JAL(BAとのコードシェア便)の羽田からの便も同じ7番の様でしたが、そちらは私が諦めて帰ろうとしたときに荷物が流れてきたようでした。長距離便のほうが、EUの規定では補償する金額が大きくなるので、なるべく優先して荷物を流してくれたのでしょう。

これからは、ヒースロー空港、フランクフルト空港で降りるときは、液体、ジャム、瓶詰のお土産は買わない、荷物は預けないを今まで以上に徹底していこうと思います。どうしても欲しいときは、帰国便に乗る直前にするを鉄則にして、今回のようなことにならないように心掛けていくつもりです。

でも、いったい私のスーツケース、いつ受け取れるのでしょうね。

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https://agora-web.jp/archives/260517190758.html https://agora-web.jp/archives/260517190758.html Tue, 19 May 2026 21:40:43 +0000 Tue, 19 May 2026 21:40:43 +0000
「テレビゲームは目に悪い」という嘘 column 正直に言う。スマホを子どもから取り上げて、据置型のゲーム機を買い与えたほうが、よほど目にはいい。 「は? どっちも画面じゃないか」——そう思った人ほど、少し聞いてほしい。 『1週間で勝手に目がよくなる体になるすごい方法』

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ZeynepKaya/iStock

正直に言う。スマホを子どもから取り上げて、据置型のゲーム機を買い与えたほうが、よほど目にはいい。

「は? どっちも画面じゃないか」——そう思った人ほど、少し聞いてほしい。

1週間で勝手に目がよくなる体になるすごい方法』(平賀広貴 著)日本文芸社

まずテレビゲームの話。65インチの大画面を2メートル離れて見るぶんには、ピント調節を担う毛様体筋への負担はほぼゼロである。むしろ、コントローラーの指先操作と画面情報の処理が連動するから、脳の認知機能のトレーニングになるという報告すらある。

「ゲームが得意な子ほど成績がいい」——これも昔から言われてきた話だ。

問題はスマホゲームのほうである。

画面までの距離、せいぜい30センチ。毛様体筋は緊張しっぱなしで「調節緊張」を起こす。ブルーライトで眼精疲労、夜更かしで睡眠リズムは崩壊。おまけにタップだけで報酬がもらえるから、頭も使わない。ジャンク情報がエンドレスで流れ込み、いつまでもやめられない。これを「ゲーム」と呼ぶこと自体、ファミコン世代の私には抵抗がある。アレはもう別物だ。むしろスロットマシンに近い。

電車で見かける、あの一心不乱にタップしている人たち。あれを見るたびに、何かの儀式かと思う。本人は楽しんでいるつもりらしいのだが、表情はだいたい無である。

ところで、視力を守る生活習慣には5つの柱がある。「光」「近業抑制」「運動」「食事」「脳」。屋外に出ろ、近くを見続けるな、体を動かせ、ポリフェノールとオメガ3をとれ、頭を疲れさせるな——そう並べていくと、結局のところ「外で遊んで、よく寝て、よく食え」という、昭和の母親が口酸っぱく言っていた話と一字一句同じである。

科学が一周回って母親に戻る、というのはなんとも示唆的だ。いや、笑い事ではない気もする。

で、結局どうするか。スマホは1日1時間、テレビは2メートル離れて、夜更かしはしない…。書いていて、自分が一番できていない気がしてきた。

説教は、ここまでにしておく。

尾藤克之(コラムニスト、著述家、作家)

23冊目の本を出版しました。日本初のClaude実用書です。

3時間で身につくClaude活用術』(WAVE出版)

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https://agora-web.jp/archives/260519092641.html https://agora-web.jp/archives/260519092641.html Tue, 19 May 2026 21:35:41 +0000 Tue, 19 May 2026 21:35:41 +0000
PayPayやYahoo! BBの大盤振る舞いの裏にある「スイッチングコスト問題」 economy ソフトバンクは、世間をあっといわせる大盤振る舞いのプロモーションで、新市場を制覇してきました。 古くは、2001年にYahoo! BBを立ち上げ、街頭でADSLモデムを無料配布。2005年に単年度黒字にしました。 最近で

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ソフトバンクは、世間をあっといわせる大盤振る舞いのプロモーションで、新市場を制覇してきました。

古くは、2001年にYahoo! BBを立ち上げ、街頭でADSLモデムを無料配布。2005年に単年度黒字にしました。

最近では、2018年にPayPayを立上げ、QRコード決済サービスに最後発で参入。強力な営業部隊と100億円キャッシュバックキャンペーンでユーザーを大量に獲得しました。

ソフトバンク以外にも、新市場で大盤振る舞いで顧客を獲得した事例は数多くあります。

チョコザップは、入会者に体組成計やヘルスウォッチが付いているスターターキットを無償配布しています。

タクシー配車アプリGOも、友達紹介クーポンや総額5000円乗るたびクーポンなどのキャンペーンを行っています。

彼らは、なぜ気前よく大盤振る舞いをするのでしょうか?

ザックリ言うと、深い理由が3つあります。

①使ってもらうハードルを下げたい

これらのサービスは、いずれも新市場の成長期。ものすごい数の潜在顧客がいて、彼らはサービスを経験していません。まずは自社サービスを経験してもらうことが大事。そこで使ってもらうハードルを徹底的に下げるのです。

②使い続けると、定期的に売上がチャリンチャリンと入る商材である

これらの商材は、少額ですが売上が定期的に入ります。お客が1年、2年と継続すれば、比例して売上が増えます。お客の離脱を最小限に抑えて新規顧客を続けると、数年後には大きな売上になり、損益分岐点を超えると黒字化します。

③スイッチングコストが高い商材である

そして一番大事なことは、これらのサービスの共通点が、他社への切り替えが面倒なことです。ADSLサービスをNTTなどの他社に切り替えるには、現在のサービス解約、書類申請、工事などがほんとに面倒です。キャッシュレス決済を別サービスに切り替えるのも心理的に負担があります。これを「スイッチングコスト」(切り替えコスト)と呼びます。

つまり、

・既存ユーザーがほとんどいない新市場であり、 ・スイッチングコストが高い商材であり、 ・定期的に収入が入ってくる商材の場合は…

…ある程度の高い顧客獲得コストをかけてでも、ユーザーに使ってもらうハードルを徹底的に下げて、まずは使ってもらう施策が有効です。

経営学者の清水勝彦氏も、著書『戦略論の原点』でこう述べています。

「スイッチングコストが高い業界では、初めてのユーザを獲得することが非常に重要であるということです」※1)

スイッチングコストが高い商材の新市場で、顧客を獲得するベストタイミングは、まだユーザーが少ない新市場の成長期です。

成長期を逃して市場が成熟期に入ると、ユーザーに既存サービスを解約してもらう必要があります。ここでスイッチングコストが発生するので、とたんにユーザー獲得が難しくなるのです。

逆にスイッチングコストが低い商材では、こうした大盤振る舞いの施策は悪手になります。

例えば、清涼飲料水や食料品のような消費財、ガソリンスタンドやクリーニング店などです。

こうした商材は、消費者は選び放題。大盤振る舞いのキャンペーンをしてもバーゲンハンターしか集まらず、キャンペーンが終わると、スイッチングコストが低いので、彼らはさっさっとライバルに乗り換えます。

わざわざお金をかけてユーザーに新商品を体験させて、みすみすライバルに取られているようなものですね。こうした商材は大判振る舞いせずに、試供品の提供のような低コストな販促が適切です。

清水氏も前掲書でこう述べています。

「スイッチングコストが低い場合、基本的な競争は価格だけになります」※1)

市場のフェーズと商材のスイッチングコストを見極めて、適切なキャンペーンを打ちたいものです。

【参考文献】 ※1)『戦略論の原点』清水勝彦著

編集部より:この記事はマーケティング戦略コンサルタントの永井孝尚氏のオフィシャルサイト(2026年5月19日のエントリー)より転載させていただきました。永井孝尚氏のメルマガのご登録はこちらから。

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https://agora-web.jp/archives/260519082658.html https://agora-web.jp/archives/260519082658.html Tue, 19 May 2026 21:30:57 +0000 Tue, 19 May 2026 21:30:57 +0000
事業承継の不動産パラドックス:なぜ優良企業ほど自社株評価の罠に落ちるのか column 問題提起:事業承継の現場に潜む、見えないボトルネック 中小企業の事業承継は、もはや一企業の存続を超え、日本経済の基盤を揺るがす構造的な社会課題である。経営者の高齢化に伴う黒字廃業が問題視されるなか、現場を精緻に観察すると

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PeopleImages/iStock

問題提起:事業承継の現場に潜む、見えないボトルネック

中小企業の事業承継は、もはや一企業の存続を超え、日本経済の基盤を揺るがす構造的な社会課題である。経営者の高齢化に伴う黒字廃業が問題視されるなか、現場を精緻に観察すると、本質は必ずしも「後継者不在」という分かりやすい構図だけではないことが浮かび上がる。

現実には、能力ある後継者がいながらバトンを渡せない事例が頻発している。最大の阻害要因は、自社株評価の高騰に伴う移転コスト(贈与税・相続税)だ。そして、株価を実態とかけ離れた水準まで押し上げている真犯人こそが、企業が長年保有してきた「不動産」であるという事実は、経営の文脈で十分に議論されていない。

本稿では、事業承継を単なる相続の枠組みから解放し、不動産を「経営資本」として再定義する視点を提示したい。

現象説明:「資産リッチ・キャッシュプア」がもたらす経営権の危機

地価の上昇やインフレ傾向は、多くの中小企業のバランスシートを予期せぬ形で膨張させている。ここで生じるのが、「本業は薄利なのに、株価だけが異常に高い」というミスマッチだ。

長年保有してきた本社敷地や工場用地の「含み益」は、株価算定の主流である「純資産価額方式」において、税務上の資産価値を大きく引き上げる。手元にキャッシュがない経営者にとって、自社が高価値企業である実感は乏しい。しかし、事業承継=株式移転の際には莫大な税負担が突きつけられる。

問題は納税の重さにとどまらない。後継者が資金を用意できなければ、株式の外部売却や親族間での分散を招き、経営権の不安定化に直結する。不動産の含み益が、経営の生命線であるガバナンスを脅かすという皮肉な現象が起きている。

構造分析:税務対策と経営戦略の致命的な分断

なぜ、これほど多くの企業が不動産による承継の罠に陥るのか。要因は、事業承継における「税務対策」と「経営戦略」の致命的な分断にある。

個人の相続対策で一般的な「借入金による賃貸マンション建築」を、法人の自社株引き下げに流用するケースはその典型だ。不動産を賃貸して計算上の評価額を下げるロジック自体は法人でも一部機能するが、いくつかの相違点・留意点があることも見逃せない。

「金利ある世界」への移行や建築コスト高騰が常態化した現在の経済環境において、目先の節税効果のために、長期不動産戦略もない中で、数億円規模の長期負債や流動性の低い固定資産を法人に背負わせるリスクは高すぎる。結果として、一時的な株価引き下げという「税務の最適化」が、将来の「経営の脆弱化」を招くという本末転倒な構造が生まれている。

多くの中小企業経営において、不動産が税理士任せの限定的な節税テクニックに終始している点に、問題の根深さがある。

視点提示:経営資本として不動産を最適化する「CRE」の思想

このパラドックスを乗り越えるために必要なのは、小手先の節税手法でバランスシートを目減りさせることではない。不動産を単なる固定資産として放置せず、経営戦略と連動した資本として再配置する「CRE(企業不動産戦略)」の思想である。

CREとは、企業が保有・利用するすべての不動産を、企業価値最大化のための経営資源として捉え、最適化を図る戦略的アプローチだ。事業承継にこの視点を導入するとは、すなわち「この不動産は、次世代の経営に本当に必要か」という問いを立てることに他ならない。

本業の生産性に寄与していない遊休地や低収益物件であれば、承継前に早期に流動化して納税原資や事業資金に充てる、あるいは事業用資産と個人資産を分離するといったガバナンスの再設計が求められる。

事業を次世代に繋ぐとは、過去の資産をそのまま引き継ぐことではない。激変する経済環境を生き抜くために、最適化されたバランスシートの構造そのものを引き渡すことこそが、真の経営承継である。

結論:不動産の再設計こそが大事業承継時代の成否を分ける

事業承継の成否は、後継者の資質や本業の収益性だけで決まるわけではない。バランスシートの右側(貸方)に位置する「経営権」を円滑に移行させるには、左側(借方)に鎮座する「不動産」という巨大な資産の性質を解き明かし、コントロールする必要がある。

企業不動産は、総務や財務の局所的な管理領域を超え、経営トップが取り組むべき経営承継そのものの最重要課題である。今後、限られた経営資源をどこに投資し、過去の遺物となった資産をどう整理していくか。この企業不動産の再設計に対する思想の有無が、これからの日本の中小企業経営の持続可能性を大きく左右することになるだろう。

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https://agora-web.jp/archives/260519084751.html https://agora-web.jp/archives/260519084751.html Tue, 19 May 2026 21:25:50 +0000 Tue, 19 May 2026 21:25:50 +0000
食生活から要介護化する超高齢化社会 column 要介護以前に崩れ始めた高齢者の自立生活 介護崩壊を叫び、書き続けている筆者であるが、最近の報道を見ていると、要介護になる以前から、日本の高齢者の自立生活が崩れつつあるように見える。 何が気になるかというと、最近「スーパー

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StudioYummy/iStock

要介護以前に崩れ始めた高齢者の自立生活

介護崩壊を叫び、書き続けている筆者であるが、最近の報道を見ていると、要介護になる以前から、日本の高齢者の自立生活が崩れつつあるように見える。

何が気になるかというと、最近「スーパーの値引き品に高齢者が群がる」「ときに値引きシールを貼れと要求する」など、トラブルにまでなる事例が各地で起きているという報道だ。

そう言われると、確かにこの1、2年、仕事帰りには以前はあったパンの値引き品などがほとんどない。弁当や惣菜は、ボリュームのある若い人向きのものばかりが残っている。物価高、仕入れ値上がりのため、その日に売り切らないといけない焼き立てパンや惣菜弁当は、製造数を絞っているのかと思っていたが、どうやらそれだけではない。「高齢者による買い占め」もあるらしい。

確かに第二次安倍政権以来、「ダメノミクス」と言われるように、悪いインフレ、スタグフレーションを通り越してスクリューフレーション的な不景気、さらに異次元の超円安で、超物価高が進んでいる。

筆者が好きなニューコンミート缶詰は、2010年代は100円ショップで100円で買えたが、今や300円前後、3倍である。乳酸菌飲料ピルクルも100円だったものが、今では140円を超える。5割増しである。そのため、実質給与そして年金の目減りが言われている。

問題は物価高だけではなく「自炊しない生活」である

とはいえ、高齢者は仕事をしていないなら丸一日暇である。もちろん、身の回りの衣食住のセルフケアはしなければならないが、洗濯は乾燥まで自動にできるから入れるだけ。掃除もロボット掃除機があれば、だいぶ手が省ける。残るは食事である。暇なのだから、自炊すれば安く済む。

筆者が学生時代の90年代の話ではあるが、奨学金とバイト代、かなり頑張って稼いだが、月収約16、7万円程度、仕送りなしでアパート家賃などを全部自弁しても、自炊でちゃんと三食まともに食べられたし、好きなものを買ったり、クラブ活動や旅行もできた。ちなみに、都市部の生活保護基準がこれより少し少ない程度の金額である。

最近見かけた気になる調査で、特に女性の「料理嫌い」が増えているらしい。男性はもともと料理が好き、あるいはできる人が少ないが、単身ならできないものはできないから、必然的に外食や買い食いになる。

そこに、自炊したくない、できない女性が「参戦」し、さらに夫婦でも妻が料理したくない、できないと「参戦」してくる、という構図が見えてくる。自分の食生活を自分でセルフケアできない高齢者、「食生活要介護者」が増えているのではないか。

訪問介護の負担を重くする「食生活要介護者」

この1、2年で訪問介護ホームヘルパー不足、そしてその事業所の廃業・倒産が急増している。特に深刻と言われるのが、家事援助、つまり炊事・掃除・洗濯だ。ゴミ屋敷か、それに近い家に住んでいる人はだいぶ増えている印象だが、掃除はしなくても死なない。洗濯も、洗濯機は寿命が通常数年なので、ほとんどが全自動であろうから、せいぜい干すだけである。

結局、家事援助は炊事、食事が問題になる。掃除・洗濯はいつでもよいが、炊事は食事時間に合わせる必要があるから、必然的に需要が集中し、人手不足になる。

訪問介護の利用者は、要介護度が低い、自立に近い要介護1、2で半数以上を占める。一方、その半分が家事援助である。高齢になると目が悪くなったり、手元が振戦、つまりふるえや麻痺で怪しくなったりして、調理が難しくなることもある。

一方で、宅配弁当や下ごしらえ済み食材のミールキット宅配もかなり普及している。自分好みに味付けし、火を通す程度で済む。やろうと思えば、「自分でできることをして、自炊し食生活を自立させる」ことは、不可能ではない社会環境になっている。

赤札争奪戦の先にある介護崩壊

ところが、自炊せず、値下げされた惣菜や弁当に群がり、バトル、奪い合いをする。なんと浅ましい姿か。あるいは、自炊する意欲や気概すらない、ザンネンな姿か。スーパーで赤札争奪バトルができるほど体が元気なうちから、実は意欲減退、自立意欲フレイル、自分でできることをしない要介護化手前になっているのだ。

赤札惣菜争奪戦をする老人たちが、数年後にいよいよ要介護になったとき、炊事してくれるヘルパーはさらに減っている。ヘルパー争奪戦に敗れたら、介護施設に従容として入所するのか。人生会議とやらで「オレはこうしたい」「ワタシはああしたい」と言うなら、その前に、自炊程度は頑張る自律が必要な気がする。

ちなみに、筆者に医療、看護の最初の手ほどきをしてくださった鈴木桂子看護部長が、私に与えてくれた看護の極意は「患者さんにとって重要なのは、自律です」であった。

【参考記事】

スーパーの「値引きシール」をめぐる残念な客が急増中 「他の客をブロック」「事前に商品を大量確保」 年金月14万円だが…「値引きシール」が貼られた惣菜に群がる「日本の高齢者」長生きはもはや苦行 値引き品求めて杖つき出かける85歳 低年金問題、財源にハードルも 50代女性の「料理好き」が激減! 作るのが苦痛になった要因とは 訪問介護の概況 令和5年 訪問介護の状況 令和6年 ]]>
https://agora-web.jp/archives/260519090040.html https://agora-web.jp/archives/260519090040.html Tue, 19 May 2026 21:20:40 +0000 Tue, 19 May 2026 21:20:40 +0000
玉城デニー知事、辺野古沖船転覆事故を巡る「誤情報」に名誉毀損を示唆 column 沖縄県の玉城デニー知事は19日の定例記者会見で、3月16日に発生した名護市辺野古沖の船転覆事故について触れた。同志社国際高等学校の平和学習中の生徒らを乗せたヘリ基地反対協議会運航の小型船2隻が転覆し、女子生徒1人と船長1

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沖縄県の玉城デニー知事は19日の定例記者会見で、3月16日に発生した名護市辺野古沖の船転覆事故について触れた。同志社国際高等学校の平和学習中の生徒らを乗せたヘリ基地反対協議会運航の小型船2隻が転覆し、女子生徒1人と船長1人が死亡したこの事故は、9月の知事選に影響を及ぼす可能性があると玉城氏自身が認めた形となった。

【参照リンク】沖縄・玉城デニー知事、辺野古転覆事故巡る誤情報に「名誉棄損などの厳しい判断」示唆 産経新聞 

玉城知事は事故が知事選に与える影響について「一つの世論の方向性として全くないとは言い切れない」との認識を示した。 一方でSNS上の情報拡散を強く問題視し、「県がヘリ基地反対協議会に参加している」「県が補助金を出している」といった点を「ありもしない」誤情報だと断定した。 「間違った情報によって有権者が判断されることがあってはならない」と強調し、「名誉毀損や業務妨害といった厳しい判断をせざるを得ない表現もある」と法的措置を暗に示唆した。 事故船は抗議活動にも使用されており、反対団体の安全管理体制や平和学習の在り方への疑問が各社報道で取り上げられているが、玉城知事は船長らの公開会見や詳細な原因説明を避け続けている。 浦島悦子共同代表らの「波は高くなかった」などの発言についても、実際の海象条件との整合性を疑問視する指摘が続いている。  「誤情報と言って法的措置をちらつかせるのは言論封じ」「まずは船長を出して会見させろ」「具体的に何が誤情報かを明示せよ」といった声が多数を占める。 「警備員ダンプ事故の映像すら見ようとしない姿勢と同じ」「都合の悪い情報から逃げている」との指摘も相次ぐ。 国と県の辺野古移設を巡る法廷闘争で県側が全敗訴した事実を挙げ、「沖縄に対する名誉毀損とは何か」との疑問も広がっている。 一部では「情報公開を進め、早急に事故原因と責任を明らかにすべき」との意見もあるが、全体として玉城知事と支持母体への不信感が強い。

事故発生から2か月以上が経過した今、玉城デニー知事は権限を活用して透明性の高い情報公開と関係者の説明責任を果たすべきである。誤情報を正す最善策は隠蔽や恫喝ではなく、徹底した事実究明と再発防止策の提示にある。知事選を目前に、県民の信頼回復が問われている。

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https://agora-web.jp/archives/260519211747.html https://agora-web.jp/archives/260519211747.html Tue, 19 May 2026 21:15:47 +0000 Wed, 20 May 2026 01:10:00 +0000
【再審法改正】自民党部会が異例の紛糾!明治から続く政治家vs官僚の攻防史 column 先日(5月15日)に閣議決定された刑事訴訟法改正案、いわゆる再審法改正案の審査において自民党部会が紛糾した背景、そして明治時代から脈々と続く政治家と官僚の権力闘争の歴史を、「政官攻防史」という本を紹介しながら解説します。

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先日(5月15日)に閣議決定された刑事訴訟法改正案、いわゆる再審法改正案の審査において自民党部会が紛糾した背景、そして明治時代から脈々と続く政治家と官僚の権力闘争の歴史を、「政官攻防史」という本を紹介しながら解説します。

【チャプター】

00:00 紆余曲折の末に閣議決定 00:52 問題は検察の「抗告権」 03:13 形骸化している法制審議会 04:54 昨年議員立法を提出 06:53 自民党部会と族議員 08:54 「政官攻防史」 12:13 汚職スキャンダルと「暗●」 14:24 「武官司法合体権力」と政官融合体

実業家・投資家・国会議員政策秘書の楜澤悟氏が、リバタリアンの視点から日本の政治・政策課題、時事問題をわかりやすく解説する「楜澤悟のリバタリアンチャンネル」。チャンネル登録お願いいたします。

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https://agora-web.jp/archives/260519094913.html https://agora-web.jp/archives/260519094913.html Tue, 19 May 2026 21:10:13 +0000 Tue, 19 May 2026 21:10:13 +0000
おでん、しゃぶしゃぶ、鉄板焼きは家で食べましょう column 最近はライフスタイルに変化があったせいか家でご飯を食べることが多くなりました。週末には和牛を買ってきて家で鉄板焼きにして食べましたが、お店で食べる価格の5分の1くらいで大満足できました(写真)。 鉄板焼きだけではありませ

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最近はライフスタイルに変化があったせいか家でご飯を食べることが多くなりました。週末には和牛を買ってきて家で鉄板焼きにして食べましたが、お店で食べる価格の5分の1くらいで大満足できました(写真)。

鉄板焼きだけではありません。しゃぶしゃぶ、おでんといった料理に関してはわざわざ予約してお店まで出かけて高いお金を払わなくても良いと思うようになりました。家で食べた方が低コストなだけではなく、満足度も高いと感じることが多いからです。

鉄板焼きは塩コショウしてバルミューダ社の鉄板プレートで焼いて、アルミホイルに巻いて予熱で仕上げただけです。肉質の良いものを買ってくれば、お店よりむしろ美味しかったりします。

しゃぶしゃぶもデパ地下で豚肉なら100gで600円くらい、牛肉なら2,000円くらいのちょっと贅沢なしゃぶしゃぶ用のお肉を買って自宅で食べれば専門店の肉より上質です。お肉や野菜の量の調整も自由に出来るので自宅の方が気楽に食べられます。

あるいはおでんも以前のブログで紹介した京都の有次のおでん専用鍋を使って、真昆布とあご出汁で煮込めばあっさりとしたおでんが完成します。家で食べるようになるとお店のおでんの出汁の味が甘すぎて食べられなくなってしまいます。

しゃぶしゃぶ、鉄板焼き、おでんといった料理のポイントは素材の良さとシンプルな調理法にあります。フレンチや本格的な中華のように、高度な包丁捌きや火入れの技術が必要なわけではありません。良い素材と優れた道具さえ揃えてしまえば、誰が作ってもある程度のレベル以上に美味しくなってしまうのがこれらの料理の特徴です。

また自分好みの味に調整できるのでむしろ満足度が高まるのです。

さらに、最近のインフレによる食材価格の高騰や人手不足による人件費の高騰で飲食店のランニングコストは上昇しています。原価率が高くなっても価格に転嫁しにくい経済環境ですから、一部の超高級店以外は価格を据え置くために食材のランクを落とさざるを得ません。

インフレの進行で消費者が飲食店のコスパの悪さに気づき始めた今、家庭でも再現ができる中途半端な料理を提供している飲食店はこれから急速に淘汰されていくような気がします。

もちろん接待需要など外食でしか提供できないサービスを求める人は一定数いるでしょうが、そのような需要もこれから減っていく方向です。

そうなるとこれからは家では絶対に再現できない「圧倒的なプロの技術」とか「そこでしか味わえない唯一無二の体験」といった高い付加価値を提供できければお店は生き残れません。

自宅なら好きなドリンクを飲みながら時間制限も気にすることなくゆっくりと食事を楽しめます。さらに例えば和食とイタリアンと中華を一緒に楽しむといったわがままなことも可能です。

お鮨、和食店、イタリアン、中華などのお気に入りのお店には相変わらず予約を取って出かけています。ただ自宅での食事との「価値の比較」は益々シビアになっていきそうです。

pain au chocolat/iStock

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年5月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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https://agora-web.jp/archives/260518102859.html https://agora-web.jp/archives/260518102859.html Tue, 19 May 2026 21:00:59 +0000 Tue, 19 May 2026 21:00:59 +0000
死亡した「不屈」船長のみ海上運送法違反で刑事告発に「平和丸船長は?」 column 沖縄県名護市辺野古沖で発生した小型船2隻の転覆事故で、国土交通省と内閣府沖縄総合事務局は船の無登録運航を問題視し、死亡した「不屈」の船長・金井創氏(71)を海上運送法違反容疑で中城海上保安部に週内にも刑事告発する方針をよ

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沖縄県名護市辺野古沖で発生した小型船2隻の転覆事故で、国土交通省と内閣府沖縄総合事務局は船の無登録運航を問題視し、死亡した「不屈」の船長・金井創氏(71)を海上運送法違反容疑で中城海上保安部に週内にも刑事告発する方針をようやく固めた。事故では同志社国際高校2年の女子生徒・武石知華さん(17)と金井船長が死亡し、生徒ら複数人が負傷した。

【参照リンク】辺野古転覆事故、国交省が死亡した抗議船船長を海保に刑事告発へ 事業無登録 産経新聞

生徒たちは反基地団体の抗議船「不屈」と「平和丸」に分乗し、辺野古移設工事現場の見学という平和学習で乗船していた。 両船とも海上運送法に基づく事業登録をしていなかったが、告発対象は「不屈」の金井船長に限定されている。 金井船長は学校側と事前の運航調整を行っていたとされ、国は同氏の関与から事業性を認定した。 一方、武石さんが乗っていた「平和丸」の船長は生存しており、事故直後に救助に向かった結果、自船も転覆させたが、告発の対象から外れている。 海上保安庁は両船長らを業務上過失致死傷や往来危険容疑でも捜査中だが、海上運送法違反では死亡した船長のみを刑事告発する方針だ。 平和丸船長は事故後、スマートフォンを海で失い通報できなかったと説明しており、118番通報はなんと生徒が自主的に行っていた。 出航判断の不備、安全管理文書の欠如、引率教員の不同乗など、団体全体の杜撰な運用が明らかになる中、生存する平和丸船長への責任追及が不十分ではないかとの指摘が相次いでいる。 この告発方針に対し「死亡した船長だけ告発して終わりにするのか」「平和丸の船長はなぜ対象外なのか」との疑問と批判が殺到している。 多くの投稿が「両船とも無登録だったのに片方だけ」「平和丸船長も当然処分すべき」「団体全体の闇を徹底追及せよ」と指摘し、公平性を欠いた対応に強い不信感を示している。

この告発は死亡した船長に限定された形となったが、平和丸船長を含む運航団体の責任を十分に問うものとは言えない。生徒の命を危険に晒した無責任な事故の全容解明と、生存する責任者への厳正な対応が求められており、今後の捜査の進展が注目される。

辺野古事故で転覆した「平和丸」

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https://agora-web.jp/archives/260519121054.html https://agora-web.jp/archives/260519121054.html Tue, 19 May 2026 12:15:17 +0000 Tue, 19 May 2026 12:38:18 +0000
トリプル安がやってきた:今は利益確定のときか? economy 日本市場に「トリプル安」がやってきた。株安、円安、債券安である。円相場は一時1ドル=159円台まで下落し、長期金利の指標である新発10年物国債利回りは一時2.8%と、29年半ぶりの水準まで上昇した。急ピッチで上昇してきた

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日本市場に「トリプル安」がやってきた。株安、円安、債券安である。円相場は一時1ドル=159円台まで下落し、長期金利の指標である新発10年物国債利回りは一時2.8%と、29年半ぶりの水準まで上昇した。急ピッチで上昇してきた日経平均株価も低調となり、日本市場全体に警戒感が広がっている。

インフレ予想が金利上昇を加速する

これまで日本株を支えてきた「低金利・円安・株高」の組み合わせが変わった。期待インフレ率(BEI)は日銀の物価目標2%を上回り、これが長期金利に反映されている。日本国債利回りの上昇の背景には、インフレと財政拡張への懸念が背景にある。

日本経済新聞

円安は輸出企業の利益を押し上げ、日本株の上昇要因となってきたが、行き過ぎるとエネルギーや食料品の輸入価格を押し上げ、家計を圧迫する。中東情勢の緊迫化で原油価格への警戒が強まるなか、円安はもはや単純な株高材料ではなくなっている。

国債は30年来の安値

債券価格も30年前の「運用部ショック」以来の安値になった。これまでノーリスクで世界最高のリターンを上げてきた金融村に大幅な含み損が出ている。今のところ将来の値上がりを見込んで大きく売る動きはないが、このまま下がり続けると、地銀や信金の財務に影響が出る。

10年物国債(先物)の価格(investing.com)

トリプル安は、単なる一時的な市場の揺れではない。日本が長く享受してきた超低金利時代の終わりを、市場が改めて確認している現象である。投資家に求められるのは、強気か弱気かの二択ではない。利益を守りながら、次の局面で買える余力を残すことだ。

最大の焦点は補正予算

今後の焦点は3つある。

政府が補正予算を組むか。 日銀がどこまで利上げするか。 円安と原油高が家計消費をどこまで冷やすか

問題は、株式市場がこの金利上昇をまだ十分に織り込んでいない可能性があることだ。これまでの株高は、円安による企業収益の押し上げ、インフレによる名目売上の増加、海外投資家の日本株買いに支えられてきた。

しかし金利が上がれば、株式の割高感は強まり、不動産株や高PER銘柄、借入依存度の高い企業には逆風となる。日経平均とTOPIXの比をあらわすNT倍率は、過去最高である。これはSBGやファストリなどの値がさ株の上昇が激しいことを示し、バブル的な色彩が強まっている。

日本経済新聞

今は利益確定のときか?

結論からいえば、部分的な利益確定は合理的である。すべて売る必要はないが、急騰した銘柄、テーマだけで買われた銘柄、金利上昇に弱い銘柄については、ポジションを軽くする局面に入っている。特に、含み益が大きくなっている投資家ほど、相場が崩れてから慌てるのではなく、平時に現金比率を高めておくべきだ。

ただし日本株を全面的に悲観する必要もない。インフレ下では、現金だけを持っていても購買力は目減りする。価格転嫁力のある企業、財務が健全な企業、海外売上比率が高くても為替だけに依存していない企業は、なお投資対象になりうる。問題は「日本株を買うか売るか」ではなく、「どの日本株を残すか」である。

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https://agora-web.jp/archives/260519034627.html https://agora-web.jp/archives/260519034627.html Tue, 19 May 2026 05:29:36 +0000 Tue, 19 May 2026 05:29:36 +0000
中間選挙後もトリプルレッドは継続か?:選挙区再編が狂わす民主党勝利 column 「鉄則」に挑む共和党の賭け 米国政治の数少ない「鉄則」がある。大統領の政党は中間選挙で下院議席を失うというものだ。1850年代に二大政党制が確立して以来、42回の中間選挙のうち38回で、大統領の党は議席を減らしてきた。こ

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「鉄則」に挑む共和党の賭け

米国政治の数少ない「鉄則」がある。大統領の政党は中間選挙で下院議席を失うというものだ。1850年代に二大政党制が確立して以来、42回の中間選挙のうち38回で、大統領の党は議席を減らしてきた。この記録こそが、多くの政治専門家が今年11月の選挙で民主党が議席を回復し、下院を奪還すると予測する根拠だった。

しかし今、その前提が揺らいでいる。トランプ政権が仕掛けた前例のない「選挙区再編戦争」が、民主党の勝利シナリオを複雑に狂わせつつある。

トランプ大統領 ホワイトハウスHPより

トランプが火をつけた「選挙区再編戦争」

2026年の選挙区再編は、近代米国史上最大規模の任期中選挙区再編の試みとなっている。発端は2025年夏、トランプが下院での共和党多数派を維持すべく、テキサス州共和党に選挙区の再編を要請したことだった。ミズーリ州、ノースカロライナ州がすぐに続き、共和党系州議会は次々と新たな選挙区地図を可決した。

トランプが共和党系州に対して不公正なゲリマンダーを促すよう圧力をかけ、テキサス、ノースカロライナ、ミズーリ、オハイオ、フロリダがすでに実施した。最高裁のルイジアナ判決を受けて、アラバマ、ルイジアナ、テネシー、サウスカロライナもこれに加わる可能性がある。

民主党も黙っていなかった。カリフォルニア州の有権者は選挙区再編を承認し、民主党優位選挙区を追加する措置が取られた。

最高裁判決が戦局を一変させた

均衡していた攻防は、2026年4月末の連邦最高裁判決によって決定的に共和党有利に傾いた。

最高裁は6対3の判決(保守派対リベラル派)で、ルイジアナ州が2024年の選挙区地図で設けた「第2のマジョリティ・ブラック選挙区」を「違憲の人種的ゲリマンダー」と判断した。技術的には投票権法第2条を維持しつつも、この判決は公民権運動の遺産である1965年の投票権法を事実上空洞化させる一連の判決の最新作となった。

最高裁は、州は政治的に一方の党を有利にする目的で選挙区を引くことができると判示した一方、非白人候補の当選可能性を最大化する地図は憲法の平等保護条項に違反するとした。この論理は、南部諸州が黒人有権者の多い選挙区を解体するための法的根拠を与えた。

判決直後、フロリダ州議会は共和党に有利な4選挙区を新たに創出する新しい選挙区地図を可決した。テネシー州やジョージア州の議員たちも即座に新たな選挙区の策定を求める声明を出した。

バージニア判決が追い打ち

ルイジアナ最高裁判決の約2週間後、バージニア州最高裁も民主党にとって痛烈な打撃を与えた。

バージニア州の有権者が民主党に有利な新選挙区地図を可決してから2週間も経たないうちに、バージニア州最高裁がその地図を無効とする判決を下した。2週間で状況は一変した。

バージニア州最高裁の判決は民主党にとって特に大きな痛手だ。カリフォルニア州以外で、再編によって複数議席を確保できる最大の好機だったからだ。民主党はこの州に数千万ドルを投じていた。

民主党は「まだ有利」か

それでも、専門家の大勢は民主党の下院奪還を見込んでいる。

クック・ポリティカル・レポートのキャリー・ダンは「共和党は構造的優位を疑いなく強固にし、再編によって理論上最大13議席を獲得できる可能性がある。しかし国内の政治環境は共和党にとって厳しいままで、共和党が再編した選挙区の多くは2026年選挙でも激戦区のままだ。再編による共和党の純増は5〜7議席が現実的な見通しであり、11月の民主党の大幅躍進を止めるには不十分だろう」と述べた。「民主党は依然として11月の有力候補だが、かつてほど圧倒的ではなくなった」とも付け加えた。

その背景にあるのはトランプの支持率の低さだ。トランプの支持率は平均39.1%、不支持率57.5%で、净支持率はマイナス18.4ポイントと第2期政権で最低を記録している。支持率が低い大統領は単に10数議席を失うだけでなく、その数倍を失うことも珍しくない。

民主党は2024年に比べ、補欠選挙や州議会選挙で相次いで大幅な善戦を見せている。ミシガン州上院補欠選挙では、2024年にハリスがわずか1ポイント差で勝利した選挙区で、民主党候補が約19ポイント差で勝利した。

「終わりなき選挙区再編戦争」の到来

今回の一連の動きが示す最も深刻な示唆は、「終わりなき選挙区再編戦争」という新たな現実の到来かもしれない。州が党派的利益のために選挙区を常時引き直す状況が常態化すれば、それは共和党に有利に働く。単純に、共和党はより多くの州議会を支配しているからだ。

今回の最高裁判決がもたらしうる最悪のシナリオは、民主党が下院を奪還するために必要な議席数が、もはや10議席ではなく25議席になるという事態だ。そうなれば、数議席の攻防が来年1月に誰が議長席に座るかを決めることになる。

民主党は「地図の戦争」で劣勢に立たされつつも、民意の風は依然として追い風だ。問題は、トランプが「鉄則」を壊すために敷いた構造的な罠が、その風をどこまで相殺できるかにある。

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https://agora-web.jp/archives/260519053205.html https://agora-web.jp/archives/260519053205.html Tue, 19 May 2026 05:25:05 +0000 Tue, 19 May 2026 05:35:16 +0000
皇位継承問題を具体的な候補者に即して考える column 皇位継承問題についての衆参両院の意見とりまとめが正念場を迎えている。中道改革連合が、女性皇族が結婚後も皇室に残る案を「優先的な方策」として、早期実現を求める一方、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案も「制度化するこ

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皇位継承問題についての衆参両院の意見とりまとめが正念場を迎えている。中道改革連合が、女性皇族が結婚後も皇室に残る案を「優先的な方策」として、早期実現を求める一方、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案も「制度化することも考えられる」とした。また、女性皇族の夫や子を皇族にするかも検討するように求めている。

立憲民主党と公明党の従来の立場をよく調和し、全体的な流れを損なうことなく、一方で野田佳彦元首相らの希望を反映できる余地を残した見事な着地点で、とりまとめに当たった笠浩史代議士の忍耐力とバランス感覚が生きている。

これからの進め方だが、「女性皇族単独残留」と「旧宮家養子」の2つの制度を、今後の状況の進展に応じて、できるだけ柔軟に対応できるように設計し、「可能性を閉ざさず」、しかし、「取り返しがつかない踏み込みはしない」ことが求められる。

そして、これからは、具体的な制度設計に当たっては、関係者個々人の事情も踏まえて、たまたま思いつきで考えた線の引き方で、明暗が分かれないようにしなくてはならない。

また、私がかねがね主張しているように、将来の皇統断絶の可能性を排除するためには、ヨーロッパ諸国の例を見ても最低でも数十人、できれば数百人の予備軍が必要で、それは、旧宮家の男系男子だけでも、狭い範囲の女系だけでも充足できないもので、さしあたって誰を皇族にするかだけでなく、将来の予備軍も用意するべきである。

結婚後に本人だけが皇族であることにこれだけのメリット

まず、現皇族の状況を見ると、天皇ご一家には両陛下と愛子内親王。秋篠宮皇嗣家には両殿下と悠仁親王と佳子内親王。三笠宮家に信子妃、彬子女王(44歳)、瑤子女王(42歳)。高円宮家には久子妃と承子女王(40歳)がおられる。

愛子内親王 宮内庁HPより

悠仁親王成年式関係儀式行事 宮内庁インスタグラムより

佳子内親王 Wikipediaより

このうち結婚後も残留されるかどうかが問われるのは、両内親王のほか、彬子・瑤子・承子の3人の女王である。従来から、結婚後も残留されるのは、また、立憲民主党が主張していたように夫や子どもも皇族にというのは、この5人すべてなのか、愛子さまと佳子さまだけなのか不明確だ。

彬子女王 Wikipediaより

瑤子女王 Wikipediaより

承子女王 Wikipediaより

私はとりあえず、本人のみ残留で結婚していただき、子どもが成人するまでに考えるので遅くないと思う。また、そうすることが、女性皇族の結婚の条件を格段に良くする。

なぜなら、現代の皇室を離れる制度であると、プライバシーがさらされるほか、婚家の負担が大きいわりにメリットがなく敬遠される。三笠宮崇仁親王の内親王は、近衛家と裏千家に嫁がれて、これは受け入れ側に財産もあり箔が付くメリットもあったが、いまやそういう名家はあまりないし、男性自身も相手の家柄を重視しなくなっている。

結婚のときの一時金は内親王で1億数千万円、女王で1億円くらいだが、一般家庭における相続財産の前渡しと思えばたいした額ではない。旧華族などの名家ならば、女性皇族を迎えたら、失礼がない生活をさせないと面目が立たず、持ち出しで年に2000万円以上は必要といわれる。

もちろん、女性皇族が夫とよく似た収入を得られるキャリアウーマンなら別だが、女性皇族はそのような仕事に向くようには育てられていないのが普通だ。

一方、野田佳彦さんなどが主張するように、配偶者も皇族にするとなると、その相手について皇族会議の了承も必要になるし、一般国民から見て相当に立派な家柄と資質の持ち主である必要がある。しかも、いわゆる婿養子に近い立場になるので、跡取りである長男は難しいとか、実家の両親とある程度、関係が薄くなることは避けられない。もちろん、皇族になれるならと喜ぶ男性もいるだろうが、だいたい、その類いの野心家が入ってくることが皇室にとって好ましいとも思えない。

ところが、女性皇族の本人だけが皇族のままであると、年に1500万~3000万円(課税されない)の皇族費が給与代わりにもらえ、赤坂御用地などの中に住居ももらえる。そうなると配偶者は、非常に裕福な女性と結婚できて、豪華な家ももらえたうえ、仕事はそのまま続けられ、姓も変える必要がなく、跡継ぎも普通に得られるのだから、とてもおいしい縁談だ。

もちろん、あまり困った配偶者は困るが、女性政治家の配偶者として困らないような人なら構わない。日本人である必要も私はないと思う。女性皇族の配偶者は、内外の行事に一緒に出席するかどうかは、政治家の配偶者と同じで、ケースバイケースで考えればいい。また、住まいも、問題を起こしたら赤坂御用地からは出て官舎を流用するとか(三笠宮信子妃は官舎流用)、民間住宅を借り上げたらいい。

三笠宮彬子さま・瑤子さま・高円宮承子さまもこういう枠組みなら、いまからでも結婚しやすい。お子さまを得るのは難しい年齢に差しかかっておられるが、旧宮家男子を養子にとられて三笠宮や高円宮の名跡を継がせることができれば、亡き両殿下も喜ばれるだろう。

逆にこうした女王さまが結婚して子どもができたら、男女を問わず何人でも皇族にするというのを国民は支持するのだろうか。

愛子さま・佳子さまについても、「単独残留」なら結婚相手を探すことは容易になる。愛子さまは体調が十分に回復しない皇后陛下のそばにいていただきたいということもある。佳子さまは、アン女王がいま英国で兄のチャールズ国王に対して果たしている役割を担っていただける。

皇位継承との関わりについては、仮に悠仁さまに男子がなかった場合にあって、旧宮家からか女系かという議論になるが、王位継承について女系を認める場合の順序は、悠仁さまの子、佳子さまの子孫、愛子さまの子孫の順になる。

したがって、現在の両陛下の血筋で帝位を引き継ぐというのは、原則を何重にも壊さないと無理なのである。

旧宮家の誰を養子にとるのかシミュレーションする

次に旧宮家から皇族が養子を取る場合にどんな男子がいるのかについて、考察してみよう。

旧宮家というのは、昭和22年に臣籍降下した伏見、山科、賀陽、久邇、梨本、朝香、北白川、東久邇、竹田、閑院、東伏見の11宮家をいう。このうち、山科、梨本、閑院、東伏見の各家は男系ではすでに断絶している(養子をとって祭祀が続けられているものもある)。

このうち、悠仁さまと同世代以下の男子がいるのは、賀陽、久邇、梨本、東久邇、竹田の各家である。その正確な数は、公式の発表の場などないから確実なものはないのだが、私が入手した旧華族の集まりである霞会館の令和年初の名簿に記載されているのを確認できるのが、賀陽2、久邇2、東久邇4の8人である。

そのほかは伝聞によるしかないが、東久邇に2人、竹田に2人がいる可能性が強い。名簿に載っていないのは、年少であるとか、父親が会員でないとか(旧華族子孫の当主が会員なのでその次男以下は載るが、次男の次男は載らないとか、あえてプライバシー保護のために掲載していないとか)いう事情による。これをポストセブン電子版が系図にしている。

添付図は私が監修した「系図でたどる日本の皇室」(宝島社)所収の系図に4人を加筆したものである。

常識的には、この11人が有力な候補になりそうに見える。そのうち誰を選ぶかといえば、次のような要素がある。

まず、家柄も大事だが優劣はつけられない。幕末の伏見宮邦家親王の子のうち、長幼の順で山階宮、久邇宮、伏見宮、閑院宮、東伏見宮が創立された。このうち本家を貞愛親王が継いだのは、母親が鷹司家出身の正妻格だったからだ。しかし、伏見宮家当主の博明さんには男子がない。

貞愛親王の庶兄は晃親王で山階宮家を創立したが、すでに断絶している。それに次ぐのが、朝彦親王の系統で久邇宮を名乗ったが、長子は賀陽宮を名乗り、久邇宮は次子が継いだのでこちらが嫡流になるが、どちらが格が高いのか難しい。

さらにその弟たちから出ているのが、梨本宮、朝香宮、東久邇宮だが、梨本宮はすでに断絶し、朝香宮にも若年の男子はいない。北白川宮家は断絶しそうだが、その分家の竹田宮は多くの子がいる。閑院宮家と東伏見宮家は断絶している。

次に過去の皇位継承の歴史を見ると、女系においてそのときの天皇一家と近いことは大事な要素として扱われてきた。

それでいうと、北白川、朝香、竹田、東久邇の各家には明治天皇の皇女が降嫁している。さらに、東久邇家には昭和天皇の皇女が降嫁した。また、久邇宮家は昭和天皇の香淳皇后の実家であるが、賀陽家にはそうしたつながりはない。つまり東久邇がもっとも現皇室に近く、竹田と久邇はそれよりは遠く、賀陽は劣後する。

こうしてみてくると、昭和天皇の血を引く東久邇家が最有力にみえるが、だからといって、複数の養子をとるのに、東久邇家だけから取るのは、宮家の歴史からいって難しいものがある。

さらに、東久邇家には成子内親王を母とする3人の男子、5人の孫、現在のところ曾孫は6人で増え続けている。成子内親王の3人の男子のうち次男は壬生家に養子に出ており、この系統を対象とするかだが、有識者会議の報告では除外するような文言は避けられている。せっかくの昭和天皇の血脈を減らすことは避けたいと誰しもが思うからだろう。

次に何歳くらいの子を養子にするかだ。これについてはいろいろな意見があるが、関係者は、15歳から25歳までの間くらいが適切と考えている。なぜなら、本人の意向確認、資質についての見極めがつくからだ。それでは遅すぎるという人もいるだろうが、妃殿下たちが皇室入りするのもそのころだし、もともと旧宮家の人たちはそれなりの自覚を持って育てられている。以前はそうでもなかったが、小泉内閣のときに復帰の可能性が論じられるようになり、意識が変わっている。

ただ、養子を迎えるほうの都合もあるので、養子になるほうの都合ばかりで決められない要素もある。

養子を取る側についていえば、誰しもが常陸宮殿下がご健在のうちに常陸宮系の継承者となる男子を養子にすることをもって第1号にするのが適切だと考えている。その場合には、殿下の姉に当たる東久邇成子さんの曾孫が有力ともいえるが、年齢的に若すぎる人が多い。そうなるとこのケースでは例外的に孫世代から家族ぐるみで受け入れる選択肢もないとはいえない。

養子の数は皇室では4宮家体制の時代が多いから、3~5であろう。常陸宮、三笠宮、高円宮の継承者を優先するのだろうか。さらに、三笠宮瑤子さまが養子をとられて、秩父宮や高松宮を復活させるとかいうこともあり得るだろう。

ただ、たとえば、3~5を一度に成立させることは、養子になる側の年齢も考えると難しいだろう。私はたとえば、2家くらいをまず決めて、あとは様子を見ながらでいいのではないかと思っている。

いずれにせよ、さしあたって養子になって皇室に復帰という対象にならない旧宮家の人々も、いずれ思し召しが来るかもしれないという自覚のもとで暮らされることが望ましいと思う。

いずれにせよ、大事なことは、皇族の数を多すぎず、少なすぎずの水準に保つには、かなり柔軟に対応できる仕組みを構築しなくてはならないことだと思う。

系図でたどる日本の皇族

日本の名門高校

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https://agora-web.jp/archives/260518193358.html https://agora-web.jp/archives/260518193358.html Tue, 19 May 2026 03:00:58 +0000 Tue, 19 May 2026 06:19:05 +0000
海外で稼ぐようになったニッポン economy 20-30年前は日本は海外投資をしても失敗ばかり、という評価でした。NTTのインド投資、日本郵政のオーストラリア投資、キリンのブラジル投資…。なぜ失敗したか、このテーマだけで相当書けますが、私が在籍したゼネコンによる世界

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20-30年前は日本は海外投資をしても失敗ばかり、という評価でした。NTTのインド投資、日本郵政のオーストラリア投資、キリンのブラジル投資…。なぜ失敗したか、このテーマだけで相当書けますが、私が在籍したゼネコンによる世界大手ホテルチェーン買収後の惨敗ぶりの理由はヒントになるかもしれません。

準大手のゼネコンが世界的著名なホテルチェーンを買収するのは規模感以上に本当に管理できる人材が社内にいるのかという疑問がありました。が、私が在籍したゼネコンには海外でのホテル運営部門があり、独自チェーンホテルとしてのブランドがあり、5つ星のホテルもいくつかあり、日本の皇族にもご利用いただいてきた自負がありました。これに付け込んだのがメインバンクでした。「良い案件があるけど興味ないか?」と持ち込まれたのはウェスティン ワールドワイドのホテル運営会社買収。世界でざっと80ぐらいの運営数と一部の所有権の買収話が転がり込み、買収するのです。

会長は当時秘書だった私に「ゼネコンとホテルの相乗効果は何かわかるか?」と聞かれ「…」でしたが自慢げに「キャッシュだよ。ゼネコンは長い手形決済。ホテルは現金。ここに相乗効果がある」と。さすが東大首席卒、旧大蔵省のキャリアだけあります。目の付け所がなるほど、です。

が、既存のホテル管理部門は社内にあれど管理部隊は10人にも満たず、あとは現地任せだった中でアメリカの勢いあるホテルチェーンの買収後、どう料理する気だったのでしょうか?会長と社長は買収したホテルの個別案件のスクラップ アンド ビルトをします。

トランプ氏にNYのプラザホテルを、千昌夫氏にハワイのウェスティン マウイを売る一方、ドイツ ハンブルグのフィアヤーレスツァイテンを新規に買うなど大蔵出身の会長と銀行出身の社長だけあって財務面の攻め方は圧倒的で、さらに欧州戦略と称してスイスホテルチェーンを買収する準備までしていたのです。ところが世界中に広がるホテルの運営管理をするのはゼネコンには程遠い状況でありました。世界に派遣されたチームは会社では選りすぐりの人材ばかりでしたが、それでも10数名であり、とても管理できる規模ではなかったのが実態でした。

多分、海外進出で失敗した他社も同様だったと思います。財務面を重視するあまり、現地での業務を管理する難しさを理解していない、これが日本企業の最大の弱点であったと思います。そしてその弱みを乗り越えて被買収先を手なずけることができたのはブリヂストンによるファイアストン買収とサントリーによるビーム買収が代表例ですが、両ケースとも並々ならぬ努力と忍耐と絶対に負けない気力でモノしたのです。

そんな日本がなぜ、海外で稼げるようになったのでしょうか?商社からメーカーまでこの20年以上、海外での展開を虎視眈々と狙ってきました。その中でうまく行ったケースの一つ、スズキ自動車のインドでの活躍ですが、理由の背景は現地の良きパートナーと共同で事業展開したからであります。中国での日本企業の投資も現地企業のパートナーとの事業展開が多いのですが、日本企業のアルアルともいえる「俺が主導権を取る」というおごりを捨て、お互いの強みを切磋琢磨できた部分を評価したメディアはあまりなかったと思います。

スズキ本社 Wikipediaより

カナダの資源は日本の商社にとって羨望の的。そして多くの商社がカナダの資源企業に投資をしていますが、決して買収などせず、3割とか4割程度の出資に抑え、あとは現地の企業に走らせるのです。なぜかといえば人材不足、経験不足、現地のノウハウ不足など日本企業による海外事業へのアプローチの弱点は周知であり、わざわざそんなリスクを犯す意味はないということでありましょう。

2025年に日本が海外直接投資で稼いだ額はなんと26兆円。うち、大半は第一次所得であります。つまり海外投資による配当金です。一方、直接モノを輸出して売る貿易はどうかと言えばこの15年だけ見てもほとんどプラスとマイナスの行き来でインパクトはありませんでした。近年だけ見るとコロナだった2022年に18兆円規模のマイナスになってから徐々に取り戻し、25年はかろうじて黒字転換しています。ですが、日本の事業構造からは貿易収支で稼ぐ体質には限界があり、よりアメリカ型とも言える投資による稼ぎのスタイルに変わってきていると言えます。

そう言えばひと昔前、外交の世界で「日本はカネだけ出す」と批判されたことがあります。湾岸戦争の時で日本のことを「小切手外交」と揶揄されたのですが、結局中東のことはわからないのでお金だけ出すから頑張ってね、というその発想は今でも企業ベースでは残っているともいえるのでしょう。寂しいといえば寂しいのですが、アメリカのビジネスもカネこそ全てという感が強いと思います。日本も知らぬ間に海外投資を重ね、配当収入に頼る時代になったということでしょう。

私のように海外にへばりついて骨を埋める覚悟で事業のファンデーションを確立するなんて前世紀の話なのかもしれません。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2026年5月19日の記事より転載させていただきました。

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https://agora-web.jp/archives/260518102807.html https://agora-web.jp/archives/260518102807.html Tue, 19 May 2026 02:55:07 +0000 Tue, 19 May 2026 02:55:07 +0000
過剰反応なのでは? column 政府がナフサの当面の安定供給量をほぼ確保している状況ですが、 オールドメディアは中共の意を汲んでなのか、 はたまた社会に混乱を引き起こしたいのか、 社会に混乱を引き起こしてあわよくば政権打倒を狙っているのか、 その正確な

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政府がナフサの当面の安定供給量をほぼ確保している状況ですが、 オールドメディアは中共の意を汲んでなのか、 はたまた社会に混乱を引き起こしたいのか、 社会に混乱を引き起こしてあわよくば政権打倒を狙っているのか、 その正確な理由はわかりませんが、 殊更にナフサ不足を煽って煽って煽っています。

そうした中でカルビーとかいう会社が かっこつけようとしてパッケージを白黒にするとか大々的に打ち出しました。

経産省側の働きかけもありインクの供給は続いていますし、 政府側もインク供給などに不足が出ていないと確認しています。

カルビーは

https://www.calbee.co.jp/news/pdf/4227-34957.pdf

カルビー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼 CEO:江原 信)は、中東情勢の緊迫化 に伴う一部原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給を最優先とする観点から、当面の対応策として 一部商品のパッケージ仕様を見直しますので、お知らせいたします。

と発表。

一応、安定供給を優先した防衛的措置という位置付けにしています。

こういうのは「いの一番にやってその宣伝効果を狙う」 というマーケティング手法を狙った可能性もありますので 大げさに騒ぐ方がおかしいと思います。

経済産業省も【中東情勢関連対策ワンストップポータル】を設置しています。

中東情勢関連対策ワンストップポータル (METI/経済産業省)

買い溜めして目詰まりを作り出している問題を見付けたら情報提供を受け付けていますし、 供給の滞りなどについても相談窓口が用意されています。

経済的な混乱を作り出さないために行っている政府の動きを もはや日本国民の敵と言って良いオールドメディアは きちんと報じようとはしていません。

それどころかあからさまに混乱を作り出そうとしているのが現状です。

東日本大震災直後に不謹慎だなんだと煽り、 そういうのを真に受けた頭の足りない人達が 不謹慎だ不謹慎だ!と共鳴し、 過剰に消費を控える動きがありました。

橋下徹とかいう人に至ってはオールドメディアの反原発煽りに便乗し始めて、 東北の製造業が麻痺している隙間を大阪の物作りで穴埋めするチャンスを 節電を強いる形を作って台無しにしました。

政府が世界中から石油を集め、当面の必要供給量を賄えるだけの量を確保しています。 それはなによりも「経済を止めない」事が重要だからです。

「欲しがりません勝つまでは」 なんていう精神による消費抑制の必要はないのです。

むしろ私達国民は大騒ぎすることなく、 いつも通りに生活し、いつもどおりに経済を回すことが大切なのです。

逆に政府の情報発信を遮り、 偽専門家まで引っ張り出してきて極端に石油危機などと煽り、 経済に混乱を作り出そうとしているオールドメディアが異常なのです。

実際、日本化学工業協会の岩田圭一会長は5月15日の定例記者会見にて

川上での減量の維持や供給体制は整っている。 川中などの流通の目詰まりについては解消されてきている 最も重要なのは必要な需要に合う供給を維持するということ、それを続けると自然と過剰発注もなくなるし、目詰まりも平準化していくというものだと思う

と語っています。

社会に混乱を作り出すため、政府の情報発信をも誤魔化し危機を煽るオールドメディア vs 通常状態を維持しようと石油の供給を確保している政府 客観的立場から問題が解消されてきている事を指摘する業界団体

カルビーはこの前者の方に積極的に乗っかったマーケティングを行っているように見えます。

たしかにいの一番でこう言うことをやればかえって商品の宣伝に繋げられるかもしれません。

ですがそれによってインク供給元は売り上げが落ちるわけですし、 オールドメディアの煽りにかこつけた「コスト削減」ってだけじゃないのかと。

ブログ主としてはそういう穿った見方をしてしまいます。

編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2026年5月18日のエントリーより転載させていただきました。

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https://agora-web.jp/archives/260518103202.html https://agora-web.jp/archives/260518103202.html Tue, 19 May 2026 02:50:02 +0000 Tue, 19 May 2026 02:50:02 +0000
「死刑執行件数」が多い中国とイラン column 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(AI)が18日公表したところによると、2025年に17カ国で少なくとも2,707件の死刑が執行された。これは過去44年間で最多の件数。2024年の死刑執行件数は少なくとも1,

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国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(AI)が18日公表したところによると、2025年に17カ国で少なくとも2,707件の死刑が執行された。これは過去44年間で最多の件数。2024年の死刑執行件数は少なくとも1,518件だったから、前年度比で約80%の増加となる。1981年以来の最高値を更新した。

死刑執行の廃止を要求するアムネスティ・インターナショナル

AIは、実際の件数はこれよりもはるかに多いと推定している。中国では年間数千件と推定されているが、こうしたデータは国家機密とされているため、国内で実際に執行された死刑執行件数は不明だ。明確な点は、中国が依然として世界で最も死刑執行件数が多いことだ。同様に、ベトナムと北朝鮮における死刑執行件数に関する信頼できるデータも存在しない。AIは報告書の中で、2025年には両国で刑罰および国民への威嚇を目的として死刑執行が行われたと推定している。

AIによると、公表されている数字は、公式データ、推定値、死刑判決を受けた者、その親族、弁護士からの情報、メディア報道、そして場合によっては他の人権団体からの情報など、様々な情報源に基づいている。

報告書によると、少数の国々が国民を威嚇し、恐怖の雰囲気を醸成するために意図的に死刑制度を利用している。AIは「一部の国々が権力誇示と支配力の維持、そして治安の不備を隠蔽するために死刑制度を利用している」と指摘している。

昨年、世界中で記録された死刑執行件数は、特にイランでの増加により、劇的に増えた。イランでは昨年、少なくとも2,159人が処刑された。2024年には少なくとも972件の死刑執行が記録された。

イラン当局は死刑を国民に恐怖を広める武器として、また体制に異議を唱える者を罰するために使い続けている。イランでは今年1月に起きた大規模な抗議デモの後、抗議デモ参加者の数人が既に処刑されている。イランはエジプトやシンガポールなどと同様に、絞首刑による死刑執行だ。

また、AIによると、米国は47件の死刑執行を記録しており、2009年以降で最多の件数だ。トランプ米大統領は死刑制度を支持している。死刑は50州のうち20州以上で合法である。しかし、いくつかの州では、実際には死刑は執行されていない。

ところで、記録に残る死刑執行件数の2,707件のうち、薬物犯罪による死刑執行の件数はほぼ半数(1,257件)で、中国、クウェート、サウジアラビア、シンガポール、イランで行われている。AIによると、アルジェリア、クウェート、モルディブの政府は昨年、薬物犯罪への死刑適用拡大を目的とした法案を提出したという。

なお、イスラエル国会で今年に入って、テロ関与者に対する死刑適用を大幅に拡大する2つの新法が可決された。パレスチナ自治区のイスラエル軍事法廷では、こうした事件において死刑が義務付けられる。この法律は現在もイスラエル最高裁判所で審議中。批判者たちは、この法律が事実上パレスチナ人だけに影響を与えるため、人種差別的だと非難している。

ちなみに、1977年には死刑廃止国はわずか13カ国だったが、現在は113カ国に増加した。ベラルーシでは、1994年のルカシェンコ大統領就任以来初めて、2025年に新たな死刑判決が下されず、執行もされなかった。さらに、死刑執行国の総数は増加しておらず、2018年以降は年間20カ国以下。ヨーロッパと中央アジアでは、2025年に死刑判決も死刑執行も行われていない。2025年、南北アメリカ大陸で死刑を執行したのは米国のみ。米国における死刑執行の半数はフロリダ州で行われた。

参考までに、死刑制度の復活に向けた取り組みを進めている国もある。チャドとペルーは、死刑制度復活の可能性を検討する委員会を設置した。ブルキナファソは、反逆罪、テロ行為、スパイ行為などの犯罪に対する死刑制度を復活させる法案を可決した。ウガンダでは、2023年に同性愛行為に対する死刑を規定する法律が成立した。

「異邦人」の作家アルベール・カミュ(1913年~1960年)は「死刑は、単なる刑罰ではない。それは、あらかじめ計算され、組織された、犯罪に対する国家によるもう一つの犯罪である」と述べている。死刑執行の是非について依然、議論が絶えない。

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2026年5月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。

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https://agora-web.jp/archives/260518102826.html https://agora-web.jp/archives/260518102826.html Tue, 19 May 2026 02:45:26 +0000 Tue, 19 May 2026 02:45:26 +0000
自民 萩生田幹事長代行「ガソリン補助の延々継続は無理」の現実路線 economy 自民党の萩生田光一幹事長代行は18日の記者会見で、中東情勢による原油高騰対策として実施中のガソリン価格抑制補助について、170円程度への抑制を「全く見直しせずに延々と続けるのは無理がある」と述べ、継続に否定的な考えを示し

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自民党の萩生田光一幹事長代行は18日の記者会見で、中東情勢による原油高騰対策として実施中のガソリン価格抑制補助について、170円程度への抑制を「全く見直しせずに延々と続けるのは無理がある」と述べ、継続に否定的な考えを示した。

萩生田氏はこの補助を「激変緩和措置」と位置づけ、一時的な措置として国民の理解を得ながら見直す必要性を強調した。 高市早苗首相が2026年度補正予算案の編成を検討する中、エネルギー負担軽減策全体をトータルで考えるべきだと指摘した。 各メディアは一様に、財源負担や持続可能性への懸念を背景とした現実的な発言として報じた。 「国民負担を増やすな」「裏金問題を抱える自民の姿勢」との批判があがった。 一方で、「永遠に税金投入は無理」「財政をしっかり考える姿勢は評価すべき」といった支持の声も上がった。 政策の出口戦略を議論するきっかけとして冷静に受け止める段階である。 主要メディアは、補正予算での電気・ガス代補助再開との兼ね合いを報じ、与党内での現実的な政策調整の動きとして伝えた。

萩生田氏の発言は、高市政権の物価高対策が直面する財政的限界を正面から指摘するものであり、自民党内で「責任ある議論」を促す良心的な一石となったと言える。そろそろ補助金頼みの短期対応から脱し、中長期的なエネルギー政策への転換を図るべきだろう。

萩生田光一自民党幹事長代行 自民党HPより

 

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https://agora-web.jp/archives/260518221701.html https://agora-web.jp/archives/260518221701.html Tue, 19 May 2026 02:40:00 +0000 Tue, 19 May 2026 02:40:00 +0000
1日目が中止になった東大五月祭の応援に行ってきた column 来たぜ、5月祭!まずは元東大王・大道さんがやってるアジフライを買いに来た。(伊沢くん元気かな…) 売り上げがキツいよって飲食店舗の方、集客が厳しいイベント主催者の方、私にメンション飛ばしてくれたらリポストで拡散しますので

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宣言通り、千葉維新塾のお仕事に行く前に東大・五月祭に立ち寄ることができました。

爆破予告に負けることなく開催、そして天気にも恵まれて賑わっていたのは喜ばしい反面、

手荷物検査という追加オペレーションが発生したことで、実行委員会は本当に大変そう&長時間待つお客さんたちも可哀想でした。。

愉快犯なのか何なのかわかりませんが、改めて卑劣な行為で学生たちの努力や青春に水を指した犯人には腸が煮えくり返る思いです。警察が全力で逮捕してくれることを願います。

そして参政党による講演会中止については、中止に至る抗議活動を正当化する一部の「有識者」たちに呆れ返るばかりです。

政治学者の大井氏が指摘する通りで、「言論の自由」というのが如何に脆弱なものかというのを痛感します。

こうした無茶苦茶な理屈で言論封殺を肯定する風潮が広がるのを防ぐため(言論は自由!)、私も批判・反対の声を上げ続けていきたいと思います。

そして来週は沖縄維新塾です!沖縄・那覇市周辺の皆さんで参加を希望する方は沖縄県支部までお問い合わせくださいませ。

活動的な週末でした。

過去の五月祭のようす 東京大学HPより

編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2026年5月17日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

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https://agora-web.jp/archives/260518102933.html https://agora-web.jp/archives/260518102933.html Tue, 19 May 2026 02:35:33 +0000 Tue, 19 May 2026 02:35:33 +0000