イプシロンロケットは宇宙ビジネス市場を開拓できるか

2013年05月22日 12:12

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昨日、文科省がこの8月4日に種子島宇宙センター大型ロケット発射場から大型ロケット「H2B」を、また8月22日に新型個体燃料三段式の「イプシロンロケット」を鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる、と発表しました。H2Bは国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ宇宙船「こうのとり」を搭載、イプシロンロケットのほうは惑星観測のための望遠鏡衛星(340kg)を乗せる予定。日本の宇宙開発については「はやぶさ」の活躍が話題になったんだが、日本の打ち上げ技術や人工衛星を他国へ売り込むことが政策的に進められています。


JAXAの記者会見でイプシロンロケットのプロジェクトマネージャー、森田泰弘氏が「ロケットの打ち上げはまだまだビジネスにはなっていない」と言っていたように、打ち上げコストや頻度、信頼性が向上すれば小型人工衛星の打ち上げが新たな市場を開拓するかもしれません。高性能、低コスト、小型軽量、という目標を掲げ、開発されたイプシロンロケット。部品点数を少なくし、点検作業などを人工知能で自律化させ、打ち上げの管制システムを「モバイル管制」によりパソコン2台で可能にしたそうです。これにより、コストは半分以下、作業日数も約1/6に、作業人員は100人から数人になるらしい。

森田氏は、将来的には今の航空機のように手軽に気軽にロケットを打ち上げるようにしたい、と語っていますが、大学の研究室規模で開発された人工衛星などのニーズも含めたビジネス的な可能性があるそうです。また、イプシロンロケットのような小型ロケットで部品をたくさん運び、宇宙空間で組み立てて大きな衛星などにする、というように低コスト化とリスクの分散が期待できる、と言っています。

表題の記事では、日本のJAXA、欧州のアリアンスペース、ロシア、中国などで「ロケットビジネス」競争が過熱している、と書いています。また、現状ではライバル関係というより一緒にビジネス的な戦略を探っているようで、今後、宇宙を舞台にした各国各機関がこぞって低コストのロケットを打ち上げ始めれば、宇宙ビジネスに可能性がみえてくるのかもしれません。ちなみに、イプシロンロケットでは、モバイル管制のセキュリティ上の問題はなく、人工衛星の搭載能力は最大約1.2トンだそうです。
※写真は「イプシロンロケット」とJAXAの記者会見で説明する森田泰弘プロジェクトマネージャー。
ITmedia ニュース
ロケット打ち上げコスト削減競争激化 「イプシロン」8月打ち上げ


国家の号令
日本の構造と世界の最適化
第二期安倍政権が「号令主義」で大時代的な国家主義に先祖返りしてるぞ、というブログです。財界や金融業界、女性らへ「号令」を出している。たとえば、賃上げ要請や消費税還元セールの禁止を財界や小売業界へ「号令」。銀行へ貸出増を「号令」して市場へ金がまわるように金融庁を介して指針を変えたりしています。女性の労働力を活用するために財界へ女性役員の登用を「号令」し「女性手帳」なるものを出して女性へ「号令」。確かに大きな政府の国家主義は時代遅れと言われても仕方ないですね。

Human Cloning? Stem Cell Advance Reignites Ethics Debate
Live Science
再生医療や遺伝子治療については、日本ではノーベル賞までとったiPS細胞の独壇場、と思いきや、従来のES細胞(胚性幹細胞)からの「反撃」が始まったようです。米国オレゴン健康科学大学の立花真仁研究員らが世界で初めて「人クローンES細胞」を作ったらしい。ヒトの卵子から核を取り除き、別のヒトから皮膚細胞の核を移植し、ES細胞を作ったそうです。クローンのES細胞と言えば、韓国の捏造騒動があり、法的・倫理的にも否定的な意見が多い。「廃れてしまった研究分野」だと考えられていたわけです。しかし、倫理面のハードルは低いとされているiPS細胞の実用化はいまだなされていない。この記事によると米国で倫理問題が再燃しているらしい。クローン人間の可能性はほとんどなくなった、と思われていたのに今後はどうなるか、続報はないままですが倫理的にも問題アリの要注意な研究です。

Kindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版する時の12の注意点
Six Apart ブログ
けっこう一般化してきましたね、電子書籍の自家出版。Amazonのサービスが有名、というよりコストや報酬を考えれば、ほとんどここしかないんじゃないか、と思います。しかし面倒臭そうだ。12も注意点があるんですよ。アゴラで新清士氏が書いているように、労多くして益が少ない作業なのかもしれません。使用人口の少ない言語圏の人はもっと悲惨なんだろうなぁ。

昆虫を食べよう FAOが報告書
パフショップスタッフの日記
国連が言うように昆虫食の可能性についてはよくわかるんだが、実際にソウルでポンテギを食べたりした経験から言えば、ちょっと否定的です。ただジンバブエで芋虫も食べたことがある。まあまあ不味くはなかったです。このブログで書かれているように、日本でも信州などには伝統的に昆虫食の文化があります。イナゴの佃煮はエビの佃煮と味は大差ないそうです。

働きながらお試し移住?自然豊かな九州筑後エリアで「仕事付きトライアルステイ」の募集がスタート!
greenz.jp
この「ちくご移住計画2013」について紹介している記事です。2011年から2年間、同じようなトライアルステイをやったそうで48組が参加。その後、筑後地域へ本格的に移住した人もいるそうです。ただ今回の募集対象は「クリエイター」や「木工職人」など限定的な職業の人のようです。しかし「クリエイター」なんて名乗った瞬間から誰でもなれますね。

環境に優しいバーベキューとは?エコなアウトドアのヒント
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
世の中には「バーベキュー検定」なるものまであるようで、やたらこだわる「BBQ奉行」がいたりして面倒臭いですね。このブログでは、環境に優しいBBQってのを考えています。ガスのグリルは二酸化炭素排出量が炭火の約1/3だ、とか。どうしても炭火を使いたい場合、終わった後でそれを捨てるんじゃなく、再利用したらどうか、とか。自分の呼吸も止めたらどうですかね。

民族として歴史が浅い?  ヨーロッパ人の遺伝学的な起源が判明
(*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
オーストラリアの研究者がヨーロッパ人の遺伝子を考古学的に調べる、というのが興味深いんだが、やはり新世界の人はルーツを探りたいんでしょうか。ヨーロッパでは約6500年前以前の住民のDNAが消失しているそうで、その原因はどうもわからないらしい。「LBK」とよばれる中央ヨーロッパに最初にやって来た農耕民が形成した「線形陶器文化」があり、彼らが先住民の遺伝子に上書きした、というのが主因のようです。このブログではネット上の声を紹介。いろんな仮説があって興味深い。単に、ゲルマン系アングロサクソンって「野蛮」なので、たぶん先住民を絶滅させちゃったんでしょうね。

The Geopolitics of Hawaii
THE DIPLOMAT
その昔はクックによってサンドイッチ諸島なんて名前にされていたハワイなんだが、日本人は大好きですね。米国人は「ハワイは日本の第48番目の県」なんて言ったりします。太平洋戦争の開戦時、日本はまずハワイ真珠湾の米国太平洋艦隊を叩いたように、ここは重要な戦略拠点です。この記事によるとアジアとパナマ、オーストラリアと米国を結ぶ地点にあり、地政学上、非常に大きな役割をになっている、と書いています。もともとはハワイ王朝の支配がおよんでいた島々を米国が「奪い取った」わけで、地理的にも考古学的にもオセアニアとポリネシアであり、米国がクジラ資源の確保のために占領支配した次第。明治期には米国の圧力を恐れたハワイ王朝のカラカウア国王が来日し、姪のプリンセス・カイウラニと山階宮定麿王との縁談を提案したらしい。アレが実現されていたら、日米開戦はもっと早かったのかもしれません。

ZIMA開発のロボットバンド、デビューライブ演奏曲を公募
ナタリー
この「ZIMA」って酒なんだが、どうもよくわからない味ですね。果実のリキュールだから南方系の酒かと思えば、名前の「ZIMA」がスラブ語らしい。ロシア系か、と思ったら米国のクアーズが考え出した酒のようです。そのへんからして怪しさ満点なんだが、酒場へ行くとよく「ZIMA」の看板が掛かってたりします。これは、そんな「ZIMA」がロボットバンドを作った、という記事。動画を見るとピストンみたいなのがギターのフレットを抑え、6枚のピックがつけられた「指」が演奏する。夏フェスなんかへ出るようです。ずいぶんと野心的だな。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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