新党旗揚げは「三段の構え」「五重の備え」で

2017年08月17日 06:00

新党のキーマン、細野氏(公式サイト)と若狭氏(アゴラ撮影)

とりあえずは、そのまま、そのまま、と申し上げておく。

私自身は自分の出来る範囲でほんの少し動き始めたが、大方の人にとってはまだ動き出すのは早そうだ。
現状で、よく当たりの様子を見ておいた方がいいですよ、というのが当座のアドバイスである。

バスに乗り遅れるな、動くのは今だ、と思える時はそれなりにメッセージを発信するつもりだが、今はまだその時に非ず。これまでと同じペースで活動を続けておかれればいい。

新党の設立は、三段構えぐらいで進められるのがよさそうである。
第一段の構えは、勿論、9月22日解散、10月22日衆議院選挙。
現時点でそうなる可能性は殆どないが、自民党の関係者の間でそういうシナリオも囁かれているようだから、一応の備えをしておく必要がある。

衆議院の解散の時点で無所属だと、衆議院選挙の時にうっかりすると泡沫候補扱いされてしまう虞があるので、どうしても政党要件を満たす新党を起ち上げ、それなりの威勢を示さなければならない。
現職の国会議員が僅か5人の政党であっても、世論の支持とそれなりの宣伝広報活動が出来れば、少なくとも自分の議席を守り、次に備えることが出来るようになるはずだ。

選挙の風は、一瞬で起こり一瞬で止んでしまうようなところがあるから、何とも言い難いところが多いが、何もしないでじっと解散を待っているよりは精神衛生上いいはずである。

多分、そこそこの成績は収められるはずである。
新人候補者の発掘も擁立も事実上出来ないだろうが、しかし備えておく必要はある。

第二段の構えは、来年6月の衆議院解散に向けてである。
私は、これが本命だろうと思っているが、私の読みはしばしば外されてしまうので、、実際に選挙を戦う人は何重にも備えておかれた方がいい。

そして、最後の構えは、来年9月の自民党総裁選挙後の解散・総選挙に向けてである。

三段の構えが出来ていれば、まずどんな事態にも対応できるはずである。
解散が近くなると、結構永田町の動きが激しくなる。

今のところ永田町に特別の動きは認められないが、安倍総理が地元入りをしてあちこちに顔を出し、盆踊り会場にまで姿を現した、とか、軽井沢の別荘で歴代総理が一堂に会して食事をした、などというニュースが流れてくると、これはひょっとするとひょっとするぞ、と思わせるところがある。

まあ、何があっても驚かないことである。

一寸先は薔薇色、と思い定めて、あれやこれや策を練られるのがいい。

民進党は代表選挙が終わってもパッとしないだろうし、自民党も支持率が急上昇するはずもないから、結局攻勢に出れるのは新党づくりに参加される皆さんだけ、ということになる。

天の時と地の利は、よさそうである。

残るのは、人の和である。

まあ、何とかなるのだろう。

なお、守る側には、五重の備えが必要だろう、というのが現在の私の見立てだが、加計学園の獣医学部開設が不認可にでもなってしまえば、どんな備えをしても役に立たないはずである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年8月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。

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