大人にも義務教育を!

何を、どのように学ぶかは、よ~く議論した方がいいが、誰もが知っておいた方がいいことは、大人になっても、強制的に学ばせる機会(=大人の義務教育)があってもいいのではないか。

もちろん、それぞれの分野で啓発に力を入れているが、それには限界がある。本当に知ってほしい人には届かないことも多い。

また、ICTの普及により、社会の現象がある程度網羅的に書かれた新聞と違い、自分の好きな関心がある記事しか読まなくなり、社会における情報の分断が進んでいる。

例えば、大人の七五三ということで、70歳・50歳・30歳になれば、自動車の免許講習のように、1日か2日、大人の基礎知識を学ぶ機会があってもいいのではないか。

何を教えるかについて、一例をあげれば、「防災」。
・最初の3分、3時間、3日に何をすればいいか。
・事前に、どのように予防すればいいか。
・事後に、生活を立て直すためどのような支援があるのか。

「健康・予防医学」

「ハラスメント」

「選挙の仕組みと国・自治体のお金の使われ方」

「メディアリテラシー」

「世代や立場を超えて会話をする技術・作法」

なども大人の基礎知識となるだろう。

社会の分断を乗り越えていくために、逃げずに議論していくことが大切ではないだろうか。

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「防災士」日本一の松山市で、「防災士」の試験を受けてみた

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<井上貴至 プロフィール>

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!

<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2017年8月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。