「自由主義=悪」から脱却し、政策効果について検証を

2017年11月18日 11:30

こんにちは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

昨日は、Japan-US Innovation Summit2017へ。
共和党でもおなじみの自由主義について、活発な議論が行われました。
官房副長官や国会議員、大学教授、アゴラの新田編集長、おときた駿都議、そしてアメリカのシンクタンクで活躍される方など、超豪華な登壇者の方々が集まりました。

このイベントを主催されたのは、渡瀬裕哉さんです。
米国政治の解説で有名ですが、首長マニフェストの策定、IT起業家としても活躍された方です。

日本では、自民党も民主党系も、政府の力を強化するという点で政策は類似しています。
アメリカでは二大政党政治が行われていますが、日本に事実上選択肢はありません。

タイトルは厳しいですが(?)詳しくは渡瀬裕哉さんの記事もご参考に。
アベノミクスが新自由主義という人は馬鹿か確信犯 – アゴラ

日本で自由主義の話をすると、「格差が拡大する」という点で批判されることがあります。
しかしアメリカでは、政府自体が問題を生み出すという意識が強く、格差ではなく貧困をなくす有効な政策として自由主義的な政策が行われています。
日本では、減税や規制緩和が富裕層を優遇するとの考えが一般的です。
大統領選挙の際にも話題になりましたが、アッパー層は社会主義的な政策を好み、ミドル層や所得が低い方が積極的に減税や規制緩和を選択している点が、日本と異なるそうです。

経済的な自由度が高いと、所得も増加します。
また、現代社会は市場を通じて安くものが買えるようになり、社会が便利になってきましたが、規制を厳しくすると北朝鮮のような国ができあがります。
もちろん、こうした国に住みたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、自由な社会をつくることで広く問題解決策になることを普及することも必要です。

アメリカでは日本と異なり、普通の人が減税や規制緩和を望んでいます。
では、なぜ日本ではこの考え方が普及していないのでしょうか。
それは、日本では税制改革や規制改革は単なる経済政策と捉えられがちだからです。
歴史の教科書で学んだボストン茶会事件などが有名ですが、課税に反対するのはアメリカ人のアイデンティティでもあります。

渡瀬裕哉さんは、歴史の教科書でおなじみの民撰議院設立建白書の口語訳版を作成されました。

そもそも今の国会議員は、なぜ国会が存在するかを知らない方が多いでしょう。
それは、民撰議院設立建白書について十分理解されていないからです。
これまで民撰議院設立建白書の口語訳は存在しませんでした。
そのため、渡瀬さんは口語訳版を作成し、すべての国会議員に郵送されたそうです。
民撰議院設立建白書には、税や規制について主権者の立場で書かれていますし、第一回の帝国議会でもこれらのテーマが議論されたそうです。
時代は変わりましたが、政府とは異なる立場から始まった政治の原点を心に刻んでおかなければなりません。

日本では、自由主義的な意見が受け入れられることはほとんどありませんし、主権者の間でも議論が不足しています。
そのため、政府の権力を拡大し課題解決を行う選択肢のみが選択されてきました。
実際にその効果があったかどうかは、みなさまにご判断いただければと思いますが、成果を十分に実感できていない方も多いのではないのでしょうか。
繰り返しになりますが。安倍政権は新自由主義であると批判されることがありますが、実態は自由主義に逆行しており、これも的外れな批判と言えます。

イデオロギーにとらわれて「自由主義=悪」と考えることのないよう、様々な選択肢を検討した上で政策判断を行ってまいります。

それでは本日はこの辺で。

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