友達を「あだ名」で呼んだり「呼び捨て」にしたりせずに、「さん付け」するように指導する小学校が増えているそうです。
このため、ネット上でも「あだ名禁止」がトレンドに上がりました。
「あだ名」「呼び捨て」は禁止、小学校で「さん付け」指導が広がる 讀賣新聞 2022/05/28
根本的に問題を取り違えている、そもそもの前提が間違っているという指摘は多く聞かれます。
イジメに繋がるとの理由により『あだ名禁止』『呼び捨て禁止』で『さん付け』の指導をする小学校も増えているそうですが…そんな新たな規制よりも、『イジメの加害者を別室登校か転校させる』『イジメを犯罪として厳しく取り締まる』などして、被害者より加害者ばかり守られる現状を変える方が先かと…
— Childish Teacher (@TeacherChildish) May 28, 2022
あだ名禁止よりもクラスメイト全員友達とかいう戯言をやめて欲しい。ただ近いとこに住んでてたまたま同じクラスなっただけで仲良くしましょうとかおかしいだろ、仲良くしたい人とはする、合わない人とは関わらないってしっかり教えてよ
— 石井@歌い手厨 (@ishiikurokami) May 28, 2022
あだ名があってよかったという意見も非常に支持されているようです。
あだ名禁止がトレンドに入ってるけど 私の出身小学校、3年生のときかな?担任が“自分で自分のあだ名決めてみんなはそれで呼ぶ決まり”を作ってくれてめっちゃ良かったな〜〜と今でも思う
呼ばれたくない名前を決めちゃえば呼び方のいじめって生まれないんじゃないかなっていう
— こま (@XgzjzEZDdjd3dp8) May 28, 2022
キテレツ大百科のブタゴリラの話を思い出す人も多いようです。
そもそも犯罪なのだから、学校のなかで起こったこともしっかりと取り締まれという意見も以前からあります。
いじめを防ぐためのあだ名禁止? 無くすべきはいじめであってあだ名じゃないだろ。それなら「いじめ」っていう言葉のほうを禁止にしようぜ!! pic.twitter.com/58At3ZpDXg
— ブラック企業アナリスト 新田 龍(労働マナー講師) (@nittaryo) October 28, 2020
これは一年以上前の記事です。
【「あだ名」禁止 いじめ減らず】https://t.co/pO1jJBwmeX
子供が親しみを込めて友人を呼ぶ際に使う「あだ名」が近年、学校現場から消えつつある。2013年に施行された「いじめ防止対策推進法」がこうした流れを加速させたとの見方もあるが、いじめは減っていないのが現状だ。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 20, 2021
文部科学省の問題行動・不登校調査によると、全国の小学校でのいじめ認知件数は増加傾向だ。2020年度は42万897件の報告があり、このうち約6割が「冷やかしやからかいなど」だった。
・・・ということですが、ここから「あだ名禁止」「さん付け」指導に飛んでいくところに、教育現場の混乱や苦悩が垣間見られます。
このような問題の取り違えが発生しているのは、学校だけではないのかもしれません。