首相公邸には幽霊が出るのか --- かわにし のりひろ

アゴラ

休みの日にTVを見ていると、首相公邸のお化け話をワイドショウなどの話でやっていたので、住んだこともない首相公邸に興味がわいてきた。将来的にも住むことはないと思う。

下世話な話だが、幽霊は将校姿であるというのも気になるが、例えば、交代の際のリフォームなどどうするのか。お風呂などは、前の首相が使ったものを使うのかなどである。そんなことを思いながら、少し興味がわいた。


もともと、首相公邸は、佐賀鍋島藩の屋敷が関東大震災で焼けた跡に建てられたとの話で、鍋島藩といえば「化け猫騒動」で有名であるなどと面白おかしく書く人が多いが、実際の「化け猫騒動」は佐賀城内の出来事であり、この点から都市伝説にするのはおかしい。ただ面白いのは、「化け猫騒動」の基の話は、主従関係の因縁的なこの話ですので、政治的な争い含めてこの手の話の因果が歴史的に同じで会談話に付け加わることは非常に面白い。

軍服を着た将校が歩いているとか靴音が聞こえるとか、安倍首相の冗談では、森元首相のみた幽霊は脚があったとの話であります。幽霊というのは基本、足がないのが常識だが、靴音というのが非常に面白く、音が響くというのが事実ではないかと思われる。5.15事件、2.26事件と言う二度に渡る凄惨な事件があり、なかなか住む人も住まなかったために将校の幽霊が出るとの噂がたつのも理解は出来る。この建物鉄筋コンクリートのしかもブルーノタウト建築を真似て建てたものなので非常に使い勝手が悪いものである。見た目は非常にいい建築ではあるが、中は、全体的に暗く、狭いなどの問題もあり、あの時代の建築ですので、暗く、古い鉄筋コンクリートの石づくりですので、音はよく響きます。海外の古いホテルでよくある、非常にうるさい廊下での騒ぎを注意しようと戸を開けると誰もいないという状態がある、そのような状態ではないかと思われる。

間取りは公開されていないので、どのように中がなっているかわからないのだが、どなたかの記事で迷うとの話が書かれていて、迷わなくなるまで1年かかったとの話であった。迷うというのは心理的な不安がある状態でしかも暗ければ錯覚は起こりやすいとなる。このような推測から首相公邸ですが、照明の数を増やしたらいかがでしょうかと提案したくなる。今はLED照明もローソクのような淡い明かりを演出できるものもありますので、雰囲気を壊さずに明るく出来ますので。

しかも面白いのは、小泉元首相は見てないということで、長い年数暮らす方ほど見ないというのも面白い。生活変化のための心労と暗い環境などが錯覚を見せる理由になっていると結論づけるのも簡単すぎるのですが、そんな感じと思ってしまう。私も霊感などなく、今まで見たことないのでこのように感じてしまうのもしれない。

もうひとつ、交代時のリフォームだが、これは面白ほど国会で議論になっているみたいである。与謝野さんが鳩山元首相に何をどの費用で修繕したかなど国会で追及する映像があった。このリフォームですが、個人的な意見としては、お風呂とか肌の触るものは気持ち的には変えて欲しいなと思うのは私だけでしょうか。お掃除はして引き渡すとは思いますが、気持ちの問題ですので、何か基準を決めないといけないとは思います。しかも政権党が代わる場合などは、何が仕掛けられているかわからないので、全面模様替えしてもいいのではと思うほどです。アメリカではありませんが盗聴などは日常的かもしれませんから。

全体的に首相公邸ですが、寒い、使い勝手が悪い、暗いなど非常に文句が多い建物でもあります。いっそのこと全面改装などの設備面の見直しをしたらどうかと思うのですが。政権党も変ったことですし、飯島参与の首相官邸に戻って、セキュリティーカードを確認したら、左翼活動家にセキュリティーカードが渡されていたなどのお話もありましたので、模様替えというレベルでなく、空調・照明の全面的な見直しをすることでこんな噂もなくのでないか。

かわにし のりひろ
会社員 コラムニスト 
マルハビ日記