続 官僚からのメール

小幡 績

追加でメールが来た。

***


「TPPお化け」という言葉がありますが、小幡さんや池田さんは
「リフレ派お化け」にとりつかれているような。
別に国債の日銀引き受けなんてレトリックとして言っているだけで、
実現を目指してやってるわけじゃないでしょう。

しょせん、日銀ができるのはアナウンスメントと金融市場へのちょ
っとした(と言っても兆単位の話だが)介入だけですが、それをも
う少し創造性を持って、リスクを取ってやったら、というだけ。
放っておいたら、日銀の連中は高給もらいながら、有職故実を繰り
返すだけです。日銀を擁護するための論陣を張る意味が分からない。

構造調整コストを吸収する政策は実体経済にプラスだろうとマイナス
だろうと、民主国家では必要になる。というか、民主制の制約を考慮
せずに、「失業者は脳みそ入れ替えて、成長産業に移れ」とか言うフ
ィクション的な主張をすることは意味がない。
となれば、現実的にベターな政策は減税と金融緩和しかないでしょう。

消費税増税は財政再建のためではなく、簡素効率中立のためにやれば
いいが、へんてこりんな物価至上主義や財政至上主義は嘘だというこ
とは周知した方がいいと思います。

***

まとめて、次のエントリーで議論したいと思う。