福島を邪魔者扱いする東京オリンピックなんて支持できるか

2013年09月06日 09:00

最近は阪神タイガースも不甲斐ない試合が多いために、テレビを見ることが少なくなってきた私ですが、朝は天気予報とニュースのためにテレビをつけています。そこで目に留まったのが東京オリンピックに関するニュースでした。私は関西に住んでいるので、関西系列のテレビ番組ではまったく盛り上がっていない東京オリンピックについての話題も、東京キー局の番組では大盛り上がりしているようです。

ですが福島の問題が記者たちから質問され「東京は福島から250キロ離れていて問題ない」と、記者会見で答えた映像が流れていて私は怒りを覚えました。こんな事を言うなら私は東京オリンピックを支持なんてできません。


この「福島から遠いから東京は安全だ」といった趣旨の発言をしたのは東京五輪招致委の竹田理事長のようです(参照)。福島から遠いから安全ということは福島は危ないという認識なのでしょう。アゴラでは石井さんが「福島原発の汚染水問題、健康被害の可能性なく騒ぐ必要なし」という投稿をされて、核実験が多かった時代よりも安全であることを証明しようと尽力しているにもかかわらず、この方は印象論で福島は危険と自ら発言してしまいました。

確か東京オリンピックを最初に招致しようとした時は東日本大震災があって、その復興支援のためにも役立てるからというお題目があったと思います。しかし今やその理念も何処かへ吹き飛んでしまったようで、むしろ東日本大震災で大ダメージを受けた福島は日本ではないかのような発言です。福島から遠い東京で一体東日本大震災の復興なんてできるんでしょうか?最初から復興につながるなんて思っていたのか、とすら疑ってしまいます。

猪瀬都知事は「今回の東京オリンピックはオールジャパンだ」と言っていますが、福島は日本じゃないのでしょうか?福島をまるで東京オリンピック招致の邪魔者扱いするような発言をしておいて、オールジャパンなんてありえません。東京の東京による東京のためのオリンピックだとしか考えていないから、このような東京以外を軽視するような発言が出てしまうのではないでしょうか。

ただでさえ日韓ワールドカップの時と違い、東京オリンピックが承知されたとしても関西や地方にはお金も落ちなければ人材交流も生まず、何のメリットもありません。それに加えて福島を邪魔者扱いするようなことをしているならば、そんな東京オリンピック招致に賛成なんて出来ません。

今の盛り上がりに水を差すかも知れませんが、関西から見ていて非常に東京のエゴを感じるオリンピック招致担っているように私には思えます。

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松本 孝行
株式会社セカンドチャンス 代表取締役

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