「プーチン化」する世界

2014年03月17日 08:15

うさみのりや氏の論考じゃないんだが、気がつくとあちこちに「プーチン化」した人たちが出現し始めているようです。米国のプレゼンスが減退するごとく、我々の周囲から「重し」のようなものがなくなっている。原義とは別に「ならぬものはならぬ」という言葉が少し流行りそうになったんだが、これが一般に受け入れられなかったのも道理です。


エジプトと同じようにウクライナでは、選挙で選ばれた政権が崩壊しました。どうも日本をはじめ欧米などの国際社会はそれを認めているようなんだが、融通無碍もはなはだしい。もちろん、軍の圧力を背景にしたクリミア自治区のロシアへの帰属投票は批難されるべきです。しかし、その欺まん性があるからプーチンの強硬姿勢に対し、なんの手立てもできないんでしょう。

冷戦後しばらく「世界の警察」を自認してきた米国には、すでにその説得力はありません。「警察力」を行使しようにもカネがないし、そもそも米国民はモンロー主義的なわけで先祖返りしつつある、というわけ。オバマ米大統領の歴史的役割は、こうした米国の政策転換を軟着陸させることのような気がします。

世界はこのまま「無法状態」に向かうんでしょうか。ロシアの天然ガスがEUの生殺与奪の権を握っている一方、金融経済では東西が密接にからみあっている。グローバル化した世界においてロシアほど大きな国を「制裁」すれば、その影響は計り知れません。反面、ロシアの態度はこれまでのグローバル化に対する叛旗かもしれない。あるい、ロシア流のグローバリズムを構築したいのか。いずれにせよ「プーチン化する世界」には先行き不透明感が漂っています。

農と島のありんくりん
プーチンをなぜ国際社会は止められないのか?


Manchester Surgeons Restore Blind Woman’s Sight Using Tiny Telescope
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
英国マンチェスターの外科医(surgeon)らが、ものがゆがんだり欠けて見えたりする加齢性「黄斑変性症」の患者の視力を小さなCCDカメラで回復させた、という記事です。ここには「世界初」と書いてあるんだが、ググると2013年11月に米国ジョージタウン大学病院で成功例があるらしい。加齢性の黄斑変性症の原因は、喫煙や高血圧などと言われ、また遺伝的な要因もある、と言われています。50歳以上の人の約1%にみられ、高齢になるほど患者は多い。世界的に高齢化が進む国で急増している目の病気らしい。米国では失明原因の第一位、日本でも近年増加して第四位。カメラを埋め込む外科的手術のほか、薬やレーザー治療などもあるようです。

Here Are Some Runways Where Missing Malaysia Jet Could Have Landed
BUSINESS INSIDER
いまだに発見されていないマレーシア航空B777機なんだが、当コーナーでも考えたように、どうもタイ湾のほうには向かっていないようです。ハイジャック説も出てきて、どこかに墜落していないとすれば、ひそかに着陸してるんじゃないか、という話にもなっています。この記事では同機の航続距離から判定できる範囲に、これだけ多くの着陸可能な滑走路がある、と書いている。空港施設がなくても砂漠のような平坦な場所なら着陸できるかもしれない。また別の見立てによれば、ハイジャック犯が全人代開催中の北京への突入を命じたため、中国空軍が撃墜し、周辺各国にその事実を伏せるように頼んでいる、という説もある。しかし、これはことの重要性から考えると現実味がなさそうです。

レッドブル、ダニエル・リカルドの失格処分に不服申し立て
F1-Gate.com
さてモータースポーツのシーズンも幕開けです。2014年のF1開幕戦は、オーストラリアGP。決勝レースが3月16日にメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われました。優勝したのはメルセデスAMGのニコ・ロズベルグ、2位が初表彰台となるレッドブルのダニエル・リカルド、3位がマクラーレンのケビン・マグヌッセン、だったんだが、2位のダニエル・リカルドが失格になってしまいました。理由は、FIA(国際自動車連盟)の指示に従わず、燃料流量計測センサーで異なった方法を採用した、とのこと。レッドブルはもちろんこの決定に反発し、不服申し立てしたらしい。なんちゅうかF1は相変わらずレギュレーションでドタバタしてますね。

Simple ways to avoid GMO foods
NATURAL NEWS
遺伝子組み換え食品(GMO foods)を避けるための方法、という記事です。ただしこれは米国の表示法で見分ける話。EUでは遺伝子組み換え食品に対して否定的で、ほとんど流通していないらしいんだが、米国では積極的に使用されているので注意が必要、というわけ。遺伝子組み換え作物を使った食品については、除草剤への体制を遺伝的に操作し、強力な除草剤でも枯れない大豆などが作られ、その除草剤が作物中に蓄積しているため、食べた人に危険な除草剤成分が蓄積する、という説もあるんだが、こうした遺伝的性質が自然界へ伝播し、環境影響も懸念されています。日本の表示法は「遺伝子組換え」(義務表示)「遺伝子組換え不分別」(義務表示)「遺伝子組換えでない」(表示義務なし)の3種類があります。ダイズ、トウモロコシ、ナタネ、ジャガイモ、綿実、てん菜、アルファルファの7品種と、こうした作物を主な原材料とする32種の加工食品(豆腐・納豆・みそ・きな粉・コーンスナック菓子・ポップコーンなど)に表示義務がある。ところが、検出方法の問題や製造過程でのタンパク質の分解などを理由として、醤油、ダイズ油、コーン油、コーンフレーク、マッシュポテトなどは表示義務はないらしい。これが問題で、たとえば商品になにも書かれていない場合、この種別を知らないと意味がありません。納豆は遺伝子組み換え作物を使っていれば表示義務があるのに、醤油にはないからです。この記事でも除草剤の危険性と表示義務のある食品について書いている。また、日本の場合は「遺伝子組み換えでない」は、重量で5%未満なら表示してもいいらしい。この割合、EUでも米国でも0.9未満%です。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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