調査捕鯨と河野談話に通底するもの

2014年04月17日 20:01

いわゆる「本音と建て前」という言葉があります。これは日本語に限らず、あらゆる言語に共通してある表現です。京都の人が使う「本音と建て前」が典型なんだが、ヨソ者を排除するために「いけず」な婉曲表現で拒否する地域的な風俗習慣なら大目に見られることもあるでしょう。


しかし、外交や政治の世界で「本音と建て前」がまかり通ると考えている国は、日本以外にそれほど多くないんじゃないでしょうか。日本の政治家や官僚は「本音と建て前」を使い過ぎるきらいがあります。彼らは、本音をぶつけ合う議論、というのが苦手なのかもしれないんだが、人間関係と同様、建て前だけでは信頼感も築けませんし、そもそも問題の解決にはならない。

オーストラリアがハーグの国際司法裁判所に提訴し、調査捕鯨は実態にそぐわない、という判決が出て日本が赤っ恥をかきました。これも「本音と建て前」でいなし、うまくごまかしていたつもりだったのが、正面切って批判されると見事に木っ端微塵になってしまった。農水官僚の利権もあるんでしょう。しかし、国際的な集まりで孤立する恐怖というのは、外交官僚に国際連盟脱退あたりのトラウマがあるんじゃないかと疑うほど、なにやら胡乱な態度が見え隠れします。

慰安婦問題にしてもいわゆる「河野談話」というのがあるんだが、軍や国が関与した強制連行などの強制性はなかったのにも関わらず、あたかもあったかのような言い回しで乗りきろうとした。実態とは別の「建て前」で譲歩したため、それが禍根になって韓国に揚げ足を取られる原因になっています。これなど、一部の政治家がうわべだけ糊塗して謝罪しようとしたために、国益まで損なうようになってしまった。

三百代言や千三つ屋なら単なるウソつきですみます。しかし、本音とも建て前とも言えない特殊な「言語」が通用するのは、永田町や霞ヶ関だけでしょう。そこには、前例踏襲や責任回避、問題先送りといった悪しき慣習がある。それにより、国際社会はおろか国民にも意味不明な表現が跋扈することになり、ひいてはその結果が我々の身に降りかかってくる、というわけです。ことは捕鯨や隣国関係だけに限らない。軍事や食糧の安全保障、外交、TPP交渉などで、こうした「二枚舌」は通用しません。

地場・旬・自給
調査捕鯨のまやかし


Centipede Bursts from Snake’s Stomach
livescinece
うへ、これはけっこう「閲覧注意」ものです。特に長い生き物が苦手な人は気をつけてみてください。ようするに、ムカデを食べたヘビの腹を食い破ってムカデが出てこようとした状態で両者ともに死んでいたのが見つかった、という話。このヘビ、自分と同じくらいの大きさのムカデを食べてしまったので悲劇が起きた。「Centipede(センティピード)」というのはムカデのことです。日本語でもムカデは「百足」と書くんだが、この「Centipede」という英語の語源もラテン語の「百本の足」が由来らしい。不幸な二匹が発見されたのは、バルカン半島にあるプレスパ湖の中に浮かぶ島だったそうです。

「ものすごく大きい、バカみたいな夢を見ること」 Google創業者ラリー・ペイジが語った、夢を見る効能
logmi
なにやら映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』みたいな言葉なんだが、ミシガン大学での講演録です。やはり、米国人というのはスピーチがうまい。特にツカミが抜群です。ラリー・ペイジの両親は彼と同じミシガン大学出身らしい。両親のエピソードでまずツカミはOK。母親が講演場に来ていたからか遠慮したのか、父親の話から始まり、夢の話があって、再び父親の話で締める。なかなか素敵なスピーチです。ご一読ください。

電池の使い方
KUNISAWA.ASIA
BMWのi3ってのは、電池の使い勝手がいい、というか、フル充電の見せかけがうまい、という記事です。ニッサンのリーフは、放電充電を繰り返すと電池がへたってきて、使ってるうちにフル充電にならなくなります。これが中古市場での価値を下げる。BMWのほうが、電池のイメージ的に値崩れが少なそう、ということで、それが売れ行きに跳ね返っているようです。ニッサンについては、ほかにもいろいろとウワサがあるんだが、カルロス・ゴーンの化けの皮がそろそろはげそうです。

米Microsoft、リビングルーム向けワイヤレスキーボード「All-in-One Media Keyboard」を発表
気になる、記になる…
これは良さげですね。防滴仕様なのもいい。乱暴に扱うのが前提なんだろうか。トラックパッドがテンキーになるといいんだが、これはなるんでしょうか。Microsoftはなにげにマウスなんかもいいものを作ってます。トラックボールを復活してもらいたい。これも日本でもぜひ発売してほしいもんです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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