外国人と暮らす時代の到来

2014年05月15日 11:30

総務省は先日の4月15日、2013年10月現在の人口推計を発表しました。それによると、総人口は、21万7000人減の1億2729万8000人。これは3年連続の減少です。15歳未満の子どもの比率が12.9%と過去最低になる一方、65歳以上の高齢者が全人口の25.1%と4人に1人となっている。また、生産年齢人口は115万人余り減り、全体の62.1%になるなど、少子化と高齢化が歯止めなくどんどん進行しています。


安倍政権が、少子高齢化が進む日本に対するカンフル剤として、外国人受け入れ、という政策に本腰を入れ始めました。これが「移民」政策なのか、ちょっとあいまいな部分が多く、そんなに都合よく日本に利益だけをもたらす外国人が毎年20万人もやって来るか、大いに疑問です。

政権の背後でうごめく産業界にとっては朗報なのかもしれないんだが、むしろ逆に日本のインフラへ負荷をかけ、国民負担を増やし、混乱を醸成させるだけの結果になりそう、と首を傾げる人も多い。治安や教育の問題、文化的軋轢など、ネガティブな思考に陥る条件はあまたあります。

一方で「排外主義」的な傾向が日本人に沸いてきている、と警鐘を鳴らす人もいます。こうした動きは、少子化や労働力不足の解決に外国人を受け入れろ、という議論がにわかに現実的になってきたことと無関係ではないでしょう。

表題のブログでは、日本人の「非寛容性」というものを考えています。テレビの地上波がいつの間にか「国産」ばかりになり、スターバックスに拒絶反応を示す人が増え、音楽でも「国産」しか知らない人がいる、というわけ。とりわけ、こうした傾向はネット上で発言する人にみられがちで、一種の精神的な「鎖国」状態になってるんじゃないか、と危惧している。

否応もない。我々は外国人や外国のビジネス、外国文化と向き合わなければならない時代にいるのは確かでしょう。50年スパンで眺めれば、日本の人口は1億人を割り込む。当座の労働力不足の解消だけを目的にするなら、短期的に「質のいい」外国人だけを入れ換えるのが得策なんじゃないか、と思います。9000万人規模の国民で質素倹約しつつ、22世紀までなんとかやっていく、というのが政治家が考えるべき「100年の計」なんでしょう。

ボン兄タイムス
「鎖国化する日本人」という厄介さ


A Japanese startup unveils a long-lasting and safer battery made from carbon
GIGAON
NTT出身のCEOを中心に沖縄に立ち上げた日本のベンチャー「Power japan Plus」が開発した新しい電池「Ryden dual carbon battery」について紹介している記事です。リチウムイオン電池よりもエネルギー効率がいいらしい。こうした高パフォーマンスと同時に、レアメタル類を使わないため、低コスト、爆発などの危険性が低く100%リサイクル可能、という画期的なもの。こっちの「The Atlantic」の記事によると、EVの米国テスラ社などへ売り込みたがっているようです。同社は九州大学との産学連携もやっていて、電池のブレイクスルーの可能性とともに、これから要注目の技術かもしれません。ちなみに「Ryden」は「雷電」とのこと。

Fossil palm beetles ‘hindcast’ 50-million-year-old winters
PHYS.ORG
50万年前のカブトムシの化石から、過去の気候変動について調べている、という記事です。当時の北米大陸は温暖化していたようです。椰子のタネを食べていたカブトムシから、椰子が自生できるほど温かかった、ということがわかったらしい。で、地球の気候変動の周期性から考えると、数十万年前と現代はよく似ていて、この研究が温暖化現象の解明のヒントになるかも、ということです。

10 Examples Of How “Big Brother” Is Steadily Creeping Into Our Daily Lives
Philosophers stone
ジョージ・オーウェルの小説『1984』はすでに30年も昔の話になってしまっているんだが、オーウェル自身、スペイン内乱に左派側の義勇兵として参戦し、コミンテルン主導のスターリン主義の欺まん性と裏切り行為に怒りを抱いたようです。ナチズムのような全体主義とソ連のスターリン主義は同じ穴の狢だ、という当時の体験が、後の小説『動物農場』や『1984』となって結実する。『1984』の舞台の社会体制には「ビッグブラザー」なる独裁者がいて、市民の生活は全て監視され、言論や文化の自由も制限されます。この記事では、米国の例から現代の現実世界で「ビッグブラザー」がどう忍び寄ってくるか解説しています。

球体にトランスフォームして移動する多脚ロボットが不気味だけど超凄い
KOTAKU ジャパン
米軍が開発しているロボットにこうしたボール状のものがあります。テロリストやゲリラなんかが立てこもる建物の中へ投げ込んで、探査したり爆破したりする。かなり丈夫じゃないと機能しないので、なかなか難しいらしい。投げ返されたら悲惨です。ただ、軍事ロボットの未来型、というのは、我々が考えもつかない形態になるのかもしれません。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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