朴大統領のお友達事件とロッテを結ぶ点と線

2016年11月11日 06:00

どうも新田です。トランプの記事ばかりなので、韓国ネタというジョーカーで参ります。えーと、創業者一族が在宅起訴されてから、すっかり日本の報道では沈静化した感のあるロッテのお家騒動ですが、例の朴大統領のお友達、崔順実氏の事件(以下、お友達事件)との関連でロッテの名前が韓国では取りざたされております。

KBSによると、お友達事件の疑惑で首席秘書官を更迭された禹柄宇氏の自宅にきのう10日、検察がガサをかけまして、どうやらロッテ事件の捜査情報の流出疑惑関連が目的だと捜査チームの責任者がコメントしたようです。

検察、オビョンオ前青瓦台民政首席自宅押収捜索(KBS)

リンク先は韓国語なので、グーグル翻訳を使っていただきたいのですが、経緯も含めてかいつまみますと、崔順実氏の疑惑の舞台になっている「ミール」「Kスポーツ」の2財団に、財閥企業から巨額の資金が提供されており、ロッテもその中に入っております。ロッテからも、2つの財団に、45億ウォンと70億ウォンが提供されておるようです。

まあ、資金提供自体は、寄付でしょうから、おそらく違法性はないのでしょうが、後者の70億円に関しては、今年の5月に寄付した直後、Kスポーツ財団が突然6月に入って返還しております(画像はKBSより)。そのタイミングで、ロッテに最初の強制捜査が入ったものだから、Kスポーツ財団が事前に捜査情報を得ていたんじゃねーの?と疑われている次第です。

スクリーンショット 2016-11-11 5.02.30

KBSの記事では、捜査情報が「ロッテ側にも漏れていたのでは」という疑惑も指摘されております。ロッテの件では結果的に、検察は重光昭夫氏(韓国ロッテ会長)の逮捕に持ち込めなかったわけですが(在宅起訴)、捜査情報漏洩が初期段階で影響しているとしたら、そりゃキレますわな。

もともとは李明博・前政権との癒着が取りざたされて始まったロッテへの捜査だったわけですが、ここにきて、朴大統領が目下絶賛大炎上中の崔順実氏の事件が思わぬ形で飛び火し、一度は鎮火したロッテ物件がまた燃えるのか、見応えが出てまいりました。

なお、日本のマスコミでは昭夫会長逮捕回避のあたりから、もともと積極的に不祥事を取り上げたくない大スポンサー筋ということもあってか、報道のトーンが急速にしぼんだ感もありますが、ネットメディアはアウト・オブ・眼中。ビジネスジャーナルさんでは、韓国ロッテに詳しい筋の観測として「韓国ロッテが弱みにつけ込まれたという報道や、逆に検察の捜査をなんとか避けたい韓国ロッテ側が政治権力者であるチェ容疑者側を利用しようとしたという見方も出ています」という談話を掲載しておるようです。

ここのところのトランプ狂騒でロッテから目を離したスキに先に書かれてしまった感があるので、私もまたヲチしてみようと思います。ではでは。

 

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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