ビジネスシーンに定着するカタカナ語。意味は大丈夫?

2018年11月09日 06:00

カラオケはエンターテインメント?

「ワイズ・スペンディング」「リセット」「アウフヘーベン」。これは、小池百合子都知事が使用したことで話題になったカタカナ語です。カイロ大卒で語学に堪能な小池都知事ならではの言い回しですが、一般的には理解されていない言葉もあります。一般のビジネスパーソンが使用するなら、カタカナ語には気をつけなければいけません。

よく耳にする言葉でも、ちゃんとした意味を聞かれると説明できない!という人も多いと思います。アバター、エンターテイメント、カオス、クラウド、バイタリティ、ベネフィットなどがありますが、意味がわからない言葉はありませんか。

エンターテインメントには「楽しませる」の意味があります。演芸、音楽などの催し物から、娯楽性の高い読み物という意味もあります。また、エンターテインメント、エンターテイメントを混同することがあります。スペルは「Entertainment」なので、「エンターテインメント」が正しい表記だとわかります。他にも間違えやすい表記があります。

×シュミレーション  ○シミュレーション
×シュチエーション  ○シチュエーション
×コミニュケーション  ○コミュニケーション
×スエーデン  ○スウェーデン

また、カタカナ語を使用するのであれば意味を理解することが大切です。意味をわかりやすく置きかえてみました。

○ エンターテインメント=娯楽、遊び
※エンターテインメントを重視した設計。

○ カオス=混沌、雑然、
※この状態はまさにカオスだ。

○ プライオリティ=優先順位
※仕事のプライオリティを考えている。

○ バイタリティ=活気、生命力
※彼にはバイタリティがある。

○ ベネフィット=利益、恩恵
※会社のベネフィットはなにか。

○ アセスメント=事前評価、人材評価
※昇進用のアセスメントを実施する。

○ コンプライアンス=法令遵守
※この行為はコンプライアンスに抵触するので危険。

○ ダイバーシティ=多様な人材活用、異を尊重する
※当社の採用基準はダイバーシティです。

○ アサイン=指令、任命
※メンバーにアサインされた。

○ エビデンス=根拠、証拠
※この論文のエビデンスは間違いである。

○ コミットメント=「委任」「責任を持った約束」
※役員は、業績へのコミットメントが必須だ。

○ アジェンダ=「提案内容」「目次」
※セミナーのアジェンダに目を通してください。

想像していた意味と少し違った言葉はありませんでしたか。基本的に専門用語は専門の場所でつかうことが望ましく、言葉は時と場所、場合に応じてつかい分けてください。カタカナ語をつかうときは読む人に理解できるか考えましょう。

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尾藤克之
コラムニスト

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尾藤 克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

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