今週のつぶやき:日米株式市場、レオパレス、韓国問題

2019年02月09日 14:00

三寒四温、というより「四寒三温」じゃないか、と思っているのは日本在住の方、特に東日本から北海道の方でしょうか?北海道ではマイナス30度の世界。東京も20度近くある日もあれば大雪警報が出る日もアリと目まぐるしく変わる天気は世界経済や国際情勢に重なるものも感じます。早い雪解けを期待したいところですが…。

では今週のつぶやきです。

一進一退

三寒四温はそれでも四つ暖かいので前に向いているのですが、市場の動きは膠着に近くなっています。NYのダウは一週間を通じて50ドルしか動かず、ドル円相場も月曜日と金曜日を比べると20-30銭程度の小幅な動きに終始しています。

写真AC:編集部

なぜか、日本の株式だけが一人ドボンだったのですが、悪役は製薬会社のサンバイオと不動産のレオパレスでしょうか?サンバイオは期待されたアメリカでの新薬治験が不調で見事な下落となり新記録に迫る約80%のつるべ落としを演じました。(同社株はそのあと急速に切り返しています。)そして再びやってきた不動産事業会社の悪事でレオパレスは窮地に追いやられています。

人は悪い材料に目が行き、良い話には反応しにくいという傾向があります。そんな中あの重量級のソフトバンクGが今週ストップ高をつけたのは話題にもならず、という感じでしょう。

確かにアメリカを含めどこに向かっているのかわかりにくくなっています。かつては上がるときはどの株も上がる、という時代でしたが、今後は指数取引よりも自信がある方は個別に重点を置いた方が有利になるのかもしれません。世界はバラバラと言いますが、市場の銘柄も動きがバラバラです。

そのレオパレスですが…

同社の事業はスルガ銀行を窮地に陥れた「かぼちゃの馬車」の事業形態と似ています。地主にレオパレスの指定する建物をレオパレスが請け負って建てる、そのあと、同社が運営し、地主に賃料を払う、という仕組みです。

Wikipediaより:編集部

レオパレスの物件はいわゆる家具付きアパートでシェアハウスの一人版と言ったらよいでしょう。そのレオパレスの施工不良はただでさえ空室が目立っていたとされる同社の事業をハンマーでたたき割るほどの衝撃となるかもしれません。

世の中、シェアハウスやレオパレスのような物件は今後もかなりの潜在需要があります。理由はお気軽引っ越しのパッケージ ディールだからです。引っ越すとなれば家具を含む家財道具を一式動かすのが何より大変です。新居では電気ガス水道まではすぐ開設できますが、インターネットは敷設にひどい場合は数週間かかります。

今の人はこれが嫌なんです。だからシェアハウスや家具付き物件はよいものを選別する動きが非常に強まっています。私のところも全く空きなし状態です。レオパレスが不調になるならこの2-3月の引っ越しシーズンは優良物件の争奪戦になるとみています。

こんなにこじれた対韓国問題、どうしたらいいのでしょうか?

韓国の文喜相・国会議長(公式サイトより:編集部)

韓国の国会議長が「日韓間の長年の懸案である従軍慰安婦問題は日本の天皇による元慰安婦への謝罪の一言で解決する」と述べたことに衝撃が走っています。しかも「日本を代表する首相かあるいは、私としては間もなく退位される天皇が望ましいと思う。その方は戦争犯罪の主犯の息子ではないか。そのような方が一度おばあさんの手を握り、本当に申し訳なかったと一言いえば、すっかり解消されるだろう」と。

もう一つ、今週話題になっているのが元徴用工問題に絡む話。日本政府が韓国政府に対して日韓請求権協定に基づく協議要請をしているのですが、回答期限のひと月である2月8日を過ぎても何ら返答がありません。端的に言えば「約束なんてないもんね。日本がそう言っているだけさ。日韓請求権協定だって今じゃ正しい協定じゃなかったよね。正しくないのに我々がなぜ、何かしなくちゃいけないんだい」といったところでしょう。

安倍首相以下、政権も与野党議員も国民ももう呆れて開いた口が塞がらないといった方がいいのでしょう。一方でNYタイムズが掲載した元慰安婦報道に対して外務省がおこなった反論コメントが同紙ウェブ版に掲載されたようです。これはもともとの記事があまりにも粗雑。にもかかわらず無知を装って平気で紙面掲載するNYタイムズはよほどの低レベルか政治的圧力に屈したポピュリズムの塊でしょう。

多分ですが、日本政府は対韓国外交を冷静に見直しているはずです。トランプ大統領が金正恩委員長と今月予定通り会うのなら(私はまだ7割の確率と見ています。米中貿易闘争が終わらない前に北朝鮮問題の進展は実務ベースではないはずなのですが。)その結果も踏まえ、「新朝鮮半島外交方針」を打ち出すべきでしょう。

ところでデサントが伊藤忠にTOBをかけられ大紛争になっていますが、伊藤忠がデサントをたたく理由は売り上げの多くを韓国で稼ぐその姿勢、とされます。中国寄りの伊藤忠が韓国寄りのデサントと戦うというこの構図も何とも言えない話題であります。

後記

メキシコとの壁はトランプ大統領のレガシーになるのでしょうか?個人的には壁は作るべきだと思っています。国境管理ができないのは国家として重大なるコスト増と社会問題を引き起こします。ペロシ下院議長は英国のメイ首相と同じ頑固で大統領と下院議長が妥協点を見出すことは困難かもしれません。先日、シアトル出身の方と2時間ほど話しましたが、アメリカの南は違うところ、という認識を持っていることをひしひしと感じました。これではアメリカの国家分断につながってしまいます。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2019年2月9日の記事より転載させていただきました。

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