液体ミルク「災害物資」明記:備蓄促進へ

水野 ゆうき

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

まずは政策の一つに掲げていた『女性視点の防災』で大きな動きがありましたので、お知らせです。

※写真は2019年2月定例県議会予算委員会3日目

私がこれまで一般質問や総務防災常任委員会にて質問と要望をしてきました、「乳児用液体体ミルク」についてです。

私が液体ミルクについて一般質問をした2018年の6月議会時では、乳児用液体ミルクは国内での製造・販売が認められていませんでした。

3月5日、初の国産液体ミルクとして発売された江崎グリコの商品(プレスリリースより:編集部)

液体ミルクは粉ミルクのようにお湯で溶かしたり哺乳瓶の洗浄や消毒を行う必要がなく常温で保存でき、すぐに吸い口を装着して飲めるということが災害時に利用しやすいという利点があり、東日本大震災や熊本地震の際にフィンランド製品の液体ミルクが支援物資として被災者に提供をされて、非常に助かったということがあり、解禁に向けて国で議論がなされ始めました。

【一般質問:減災対策①】6月定例千葉県議会・水野ゆうき一般質問

その一般質問時の様子が朝日小学生新聞、朝日中高生新聞に掲載をされ、タイムリーに乳児用の液体ミルクの国内販売が解禁となりました。

朝日小学生新聞(全国版)に掲載/乳児用液体ミルク製造・販売解禁~水野ゆうき6月一般質問~

その後、所属する総務防災常任委員会において、千葉県の備蓄に対して質疑を行いました。

【千葉県議会】総務防災常任委員会質疑~備蓄品アレルギー対策/障害者雇用率の算出誤り~

そして、政府は、乳児用の液体ミルクを災害時に必要な物資と位置づける方針を固めた、という報道が出ました!

2019年度に改定する「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針」に明記をします。

現在は「乳幼児が早期に必要と思われる物資の代表的なもの」として、粉ミルク用品や離乳食用品を例示していますが、これに液体ミルクを加えます

指針に明記することで、各自治体が作る地域防災計画に反映してもらい、十分な備蓄を促し、内閣府は付属の事例集に具体的な取り組み方を盛り込むことも検討しているとのことです。

地方自治体に備蓄を促すことで、避難所などで生活する乳児の栄養を確保していきます。

そこで、千葉県職員・議員の皆さんから「水野さんがやってた液体ミルク、地方自治体もやっぱり備蓄しなくちゃいけなくなってくるね!戻ってきたらしっかりやってね」というお言葉をかけていただきました。

女性議員の役割を議会活動を通して充実した仕事ができていることを改めて実感いたしました。


編集部より:このブログは千葉県議会議員、水野ゆうき氏のオフィシャルブログ 2019年3月5日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「水野ゆうきオフィシャルブログ」をご覧ください。